2009-01-01から1年間の記事一覧

親子そろって夏季サマースクールへ

日本は無責任桃源郷(2)『英語と運命(3)』 <estelの記録帳 東京の夜景 都庁ピンクリボンカラー > 二十一世紀の子供たちが心配だ 日本の子供たちが、二十一世紀を、グロ ーバル化の中で、世界に伍して生き抜く ためには、正真正銘の自立心を涵養する …

日本は無責任桃源郷

日本に快楽型小児殺傷犯罪が起きるとは <estelの記録帳 横浜周辺 MAGIC RAY> 『英語と運命』(2)第14章 無責任桃源郷土(1) 日本の無責任体質は重傷 今や、日本の空気の中に漂い流れている 「判断先送り」と「決断後回し」と「漠 然たる状況待ち」の感…

『英語と運命―つきあい続けて日が暮れて』(1)

『なんで英語やるの?』を読んだ方に、ぜひ <estelの記録帳 窓辺から 夕焼け> 中津遼子さんが丸ごと分かる 1974年(昭和49年)刊行、第5回大宅 賞受賞の『なんで英語やるの?』を読ん だ方には、ぜひとも、お勧めしたい本で す。英語を学ぶ根元的な意義を…

普天間移設問題のテキストにも活用

再々、「文藝春秋」十一月号から <estelの記録帳 横浜周辺 もうひとつの青空> 普天間移設問題先送りは、戦略か? この数日、「文藝春秋」十一月号から目 が離せず、苦笑いしている。 なかでも、同誌掲載の塩谷紘(ジャーナ リスト)のポール・ウォルフォウ…

現代政治家「文字」に品格を問う

「文藝春秋十一月号」で石川九楊氏が <estelの記録帳 お台場周辺 多重交差> 政治家の資質が文字に現れる 石川九楊先生の「現代政治家「文字」に 品格を問う」を読んで、あるシーンを思 い起こした。9月18日、鳩山政権が掲 げる「政治主導」の成否のカギ…

JALを墜落させた真犯人

「文藝春秋」十一月号から <estelの記録帳 横浜周辺 魚入り> JALの内情の深刻さに驚く 「文藝春秋」十一月号掲載の「JALを 墜落させた真犯人」(森功ノンフィクシ ョンライター)を読んだ。一般報道では、 よく分からなかったことが、いくつか、 そ…

遅すぎた羽田のハブ空港化

いまだに成田空港・滑走路「への字」迂回 <estel の記録帳 東京の夜景 サンシャイン60 展望台へのエレベータ> さる7月30日のことですが、成田国際空 港のB滑走路(2180m)を2500m 化する北伸事業に伴い、成田空港会社が 整備していた「東側誘導…

太平洋戦争 戦死者の死に場所を教えられなかった国

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(7) <estel の記録帳 東京の夜景 都庁ピンクリボンカラー添え> 日本軍の最終目的は何だったのか 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 は、最終章「太平洋戦争」を迎えました。 はるばる来たぜ、敗戦へ!、と…

満州事変と日中戦争 日本切腹、中国介錯論

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(6) <estelの記録帳 横浜周辺 鋼のキリン> 起こされた満州事変と起きた日中戦争 満州事変と日中戦争の頃になると、関連 する知識の断片がたまっているので、語 られている世界がヴィヴィットに立ち上 がってきま…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』5

加藤陽子さんが高校生に語りました」5 <estelの記録帳 横浜周辺 みなとみらいを望む> 3章 第一次世界大戦 日本が抱いた主観的な挫折 変わらなければ国が亡びる 私でも、手の届きそうな近い時期に入り ました。困ったことは、恥知らずにも、 戦争の世紀は…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』4

加藤陽子さんが高校生に語りました」4 <estelの記録帳 横浜周辺 ベイブリッジ> 2章 日露戦争 朝鮮か満州か、それが問題だ 歴史の解釈は時代で変わる 不謹慎の誹りを恐れずにいえば、日露戦 争の出来事の推移は、下手な小説より数 段におもしろい。登場人…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』3

加藤陽子さんが高校生に語りました」3 <estelの記録帳 レインボーブリッジ> 1章 日清戦争「侵略・被侵略」では見えてこないもの 俯瞰的な視座から日中関係を見る 表題にあるように、戦争を「侵略・被侵 略」という一面から見ているだけは、本 質を見抜け…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』2

加藤陽子さんが高校生に語りました」2 <estelの記録帳 晴海客船ターミナル 風で動くオブジェ> 序章 ”日本近現代史を考える”から 国際連盟の破産は、なぜ、起きた 序説では、歴史は科学たりえるかどう かなどを、考察していきます。 そのなかの一項「なぜ…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

加藤陽子さんが高校生に語りました <estelの記録帳 赤レンガ倉庫 より赤く> 戦争を見てきたように語る 加藤陽子さんの、誠実な執筆姿勢に心を 打たれました。「戦争」を語るとき、人 は、どうしても、感情が昂ぶります。加 藤さんは、カイコが糸をつぐむよ…

鳩山首相の「東アジア共同体構想」は本物か

試される鳩山首相の構想への哲学 estelの記録帳 象の鼻パークパープル 鳩山首相、日中韓首脳会談へ 鳩山由紀夫首相は、日中韓首脳会談に参 加するため、9日、中国を訪問する途中、 首相としては、初めて韓国を訪問し、青 瓦台で李明博大統領と会談し、共同…

自民党がこのまま消滅しないために

衆院補選には意気込みだけでは勝てない estelの記録帳 高速回転 衆院補選は反転攻勢の場というが 鳩山政権発足後、初の国政選挙となる参 院神奈川、静岡両補選は、下野した自民 党が補選の勝利で、反転攻勢の足がかり をつかめるかどうかの正念場となる。 先…

「知的」衰退に向かう日本

政治家はもっと勉強してもらいたい estelの記録帳 マジックタイム 参院神奈川、静岡補選告示 政権交代後は初の国政対決となる選挙と して注目される、参院神奈川選挙区補選 が、8日告示され、自民党の元横浜市議 角田宏子氏、共産党の党県常任委員岡田 政彦…

藤原新也さんの最新刊

新也ワールドの決定版 estelの記録帳 沈む月 『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』新聞の書籍広告で、藤原新也さんの新書 『コスモスの影にはいつも誰か隠れてい る』を求めて本屋に駆けつけた。案の定、 そこには、新也ワールドが横溢していた。「初…

細胞の老化の解明にノーベル賞

女性二人が同じ賞が初めて estelの記録帳 WELCOME 女性二人が同じ賞が初めて 5日に発表された2009年のノーベル医学 生理学に、米カリフォルニア大のエリザ ベス・ブラックバーン教授、ジョンズ・ ホプキンズ大のキャロル・グレイダー教 授、ハーバード大の…

会社に定年あり、人生に定年なし

江戸のご隠居に学ぶ現代人の知恵 estelの記録帳 三連プラント 常に死を思う生き方 10月4日、中川昭一元財務・金融相の死亡 を、あるテレビは、テロップで自殺と流し た。こういう誤報は過ぎてしまえばお詫び というのはないのだろうか。テレビの横着 さは酷…

五輪開催都市敗北は根回し不足

IOCは単に私的な団体に過ぎない estelの記録帳 新宿住友ビル吹抜け 石原慎太郎らしくない 石原慎太郎東京都知事は、4日に都庁で 開いた会見で、日本オリンピック委員会 (JOC)を批判した。確かに、開催地 誘致に主体的な役割を担ったのは、東京 都だ…

柳澤桂子の『生きて死ぬ智慧』

仏典を英語で読むと estelの記録帳 白い塔 現代詩に翻訳された「般若心経」画集。 生命科学者の柳澤桂子が、「般若心経」 を明晰な現代日本語に”心訳”。生命曼 荼羅を描き続ける日本画家・堀文子との 見事なコラボレーション。最も明晰な日 本語と最も美しい…

観光庁を観光省に昇格させよ

他山の石と肝に銘じたい estelの記録帳 久々の青い空 2016年第31回夏季五輪開催地を目指した 東京は国際オリンピック委員会(IOC) 第121回総会において、2回目の投票 で最下位となり落選した。残念ではある が、第1回目の投票での落選でなかった の…

『竹中教授の14歳からの経済学』

小泉純一郎元首相の体温が伝わってくる [estelの記録帳] 東京国際フォーラム 9月19日行われた自民党総裁選候補に よる公開討論会においおて、河野太郎候 補は、「小泉構造改革について、小泉改 革は原則として正しかった。しかし、や りきれなかった。社…

静かな革命のあとで

みんなで道なき道を進んでいく estelの記録帳 乗り物 民主党政府と谷垣禎一総裁自民党 ここに、二つの対照的な記事がる。鳩山由紀夫首相は、衆院選マニフェスト に掲げた「天下り根絶」の実現のため、 29日の閣議で全閣僚に天下りあっせん の全面禁止を指…

「えらい人」のやること

民間人を捨てて逃げ出した関東軍 毎日新聞夕刊「葦舟が飛んだ」から estelの記録帳 隅田川の流れ 今年4月1日から、毎日新聞の夕刊に掲 載されている津島佑子さんの「葦舟、飛 んだ」(9月25日、145回)で読んだ ある箇所がどうしても頭から離れない。―…

自分以外はバカの時代

他人を見下ろ若者たちestelの記録帖 風景 他人を見下す若者たち それは若者ばかりではない きょう、取り上げるのは『他人を見下す 若者たち』(講談社現代新書)という本 だが、そのタイトルを借りれば、いまの 日本には、その言動からみて、若者ばか りでは…

ケン・フォレットの『大聖堂』をお読みでなければ

人には、好みがあって、自分がおもしろい と思った小説を、他人に薦めても、必ずし も、その人の好みに合うとは限らない。親 しい友人ほど、小説への嗜好は違う。だが、 ケン・フォレットの『大聖堂』に関しては、 誰からも、つまらいと言われたことはない。…

ノートル・ダム大聖堂の精神性

NHK知る楽(水曜日)「こだわり人物伝」 (こだわり人物伝 2009年8ー9月 (NHK知る楽/水)) 9月”森有正 還っていく場所”(4回) を見終えた。思索の秋にふさわしく、自己を みつめなおすよい機会を与えたくれた。 「世界の中心で、愛をさけぶ」の作家・片…

中川淳一郎さん、それは勝利宣言でもあります

『ウェブはバカと暇人のもの‐現場からのネ ットは敗北宣言』を読ませて頂きました。こ の時期に、この本に出会えて、天を仰いで、 喝采を叫びました。私は、それは、勝利宣言 として受け取りました。インターネットは気 持ちが悪いと、おっしゃいますが、リ…