自民党がこのまま消滅しないために

衆院補選には意気込みだけでは勝てない

estelの記録帳  高速回転
衆院補選は反転攻勢の場というが

鳩山政権発足後、初の国政選挙となる参
院神奈川、静岡両補選は、下野した自民
党が補選の勝利で、反転攻勢の足がかり
をつかめるかどうかの正念場となる。


先に、自民党尾辻秀久参院議員会長は参
院補選について「反転攻勢の場にしなけ
ればいけない。ここで勝たなければ、来
年の参院選は戦いにならない」と語って
いる。


参院神奈川補選において、自民党の角田
宏子さんが横浜市中区のホールで開いた
出陣式では、石破茂政調会長谷川秀善
参院幹事長が参加した。第一声に参加し
た石破さんは「角田さんの党再生への気
持ちを無にしてはならない」と訴えた。


いままでのところ、自民党の反転攻勢の
戦略が一向に見えてこない。意気込みだ
が空回りしているようだ。


政権交代を実現させた8月の総選挙を、
厳密に総括していのだろうかと疑って
しまう。


一般的に、変革時の正しい意味を、当事
者ほど正確に理解するのは、難しいもの
である。あまりにも、長く政権の座に安
住していた自民党の面々も例外ではない。


高橋源一郎さんの絶妙な例えに感嘆

毎日新聞夕刊月曜連載特集ワイド(10月
5日)『この国はどこへ行こうとしてい
るのか―’09大政変』は作家の高橋源一
郎さんが登場している。


自民党の皆さんに、その言葉をお伝えせ
ずにはいられない。


高橋源一郎さんは、話の軸に村上春樹
んの長編小説『1Q84』をとりあげ、
政権交代を実現させた8月の衆院総選挙
を「200Q選挙」と名つけた。


小説「1Q84」は1984年が舞台で、
主人公が1Q84年へとタイムスリップ
する話だが、一つの物語になかに、二つ
の世界が存在する。その設定を借りて、
今回の選挙に照らすと、①自民党が政権
党である現実を引きずっている2009
年の人たちと、②そういう時代は終わっ
たという現実を生きているポスト戦後世
代が200Q年がの人たちと、が居ると。


例えが、本当にうまい。もっと突っ込ん
でいくと、こうなる。


1Q84」で主人公に時空を超えたこ
とを気づかせる象徴的場面、月が二つあ
るところを援用して「今回の選挙で気付
いたら、過去を切り離した200Q年の
人たちが多数派になっていた。月は一つ
に決まっていると思いこんで空を見ない
人が4割に対し、月が二つ見える人が6
割いて、半数を超えてしまった。


自民党の人たちの、行動を見、発言を聞
いているうと、6割の人に見えている二
つの月を見ていないように感じてしまう。


このインタビュー記事は、高橋源一郎
んの話も秀逸だが、記事を纏めた記者の
鈴木梢さんも偉い。これは、歴史に残る
傑作記事だと思う。記事中の高橋源一郎
さんの写真の笑顔が、これまた、素晴ら
しい。最近、こんな美しい笑顔をみたこ
とがない(石井諭さん撮影)。
 

ぜひ、自民党の皆さん、この記事をお読
みでなっかたら、今からでも、遅くない
ので、ぜひ、熟読してみてください。少
なくとも、この記事の内容くらいの現実
を理解していなければ、参院補選には勝
利できないでしょう。


ここで、誤解を恐れずに、高橋源一郎
んの、人となりを知りたい方に、次の本
をお勧めします。高橋さんと握手したよ
うな感触を覚えますよ。
(N61-4)


一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))

一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))


◇洒落ているなサイト◇

熊川哲也 Kカンパニーオフィシャルサイト
K-BALLET COMPANY


≫平成万葉集

YesWecanオバマが言ってるYesWecan今度はぼくがYesWecan
松里恵二(16歳)山形県
平成万葉集

 

<世界のホテル>

Newport Beach Harbor Wedding Cruise Video | Huntington Beach Hyatt Hotel