2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

しがみつかない生き方

勝間和代>を目指さない。その惹句が目に 飛び込んできて、香山リカ著『しがみつか ない生き方ー「ふつうの幸せ」を手に入れ る10のルール』 (幻冬舎新書)を読んだ。いまの競争社会における成功者と、作家の 佐藤優氏をして、言わしめたアナリストの 勝間和代…

眼力の試される日

きょう、いよいよ、第45回衆院選の投票日を 迎えた。国民の政治家を選ぶ眼力が試される 日でもあります。この眼力とは、物事の真偽 や善悪を見分ける力です。集めた情報を分析 して洞察し、物の本質を見極める、いわゆる 「目利き」とも言えます。これは経験…

戦慄的、衝撃的、そしたナルホド

2003年3月、小泉純一郎は、こぞって、国際 社会が攻撃開始計画を批判するなか、率先し てイラク攻撃を応援した。その2003年に、日 本の金が、どんどんウォール街に流れこんだ。 日本政府は、生命保険会社、銀行、郵便局な どの日本の金融機関から、国債など…

気がつけば卑しく媚を売り、

敗戦後、手のひらを返したような日米親善で、 片言の英語をお世辞のように使って米兵に話 しかけた情けなさ。米軍の補給物資をくすね、 豊かな食糧や日用品に驚愕したみじめさ。あ れから22年、俊夫は日本の発展ぶりを見せつ けて、めりけんをぎゃふんと言わ…

アメリカのシンボルが又も倒れる

アメリカの出版社リーダーズ・ダイジェスト ・アソシエーションが、8月17日、債務削減 を目的に連邦破産法11条を申請する方針を発 表しました。インターネット普及の影響や、 景気の悪化で広告収入や購読収入が落ち込み、 資金繰りが悪化したと見られていま…

忘れるという罪

2008年9月15日にアメリカ大手証券会社リー マン・ブラザーズが経営破綻し、世界経済に 衝撃を与えました。リーマン・ブラザーズは、 サブプライムローン問題などの影響で、経営 が悪化。リーマン・ブラザーズが発行してい る社債や投信を保有している企業に…

松林宗恵さんのお人柄の思い出

今月、映画監督の松林宗恵さんの訃報に接し て、古い記憶の奥底から、松林宗恵さんのお 姿が、鮮明によみがえりました。生前、お会 いできたことに 深く感謝しています。30代のころ、銀座6丁目の合同酒精ビルの会 議室で開かれる井上信一先生がひきいる歎異 …

落書きは人間のさがか

ドイツの大学院生が、トイレの落書きを分析 して論文にしたという毎日新聞の記事が目に 止まった。結局、人間は「自己主張」と「他 人攻撃」との2種類に分けらるという。女子トイレの落書き700件を分析したドイ ツ・ボン大学の大学院生カトリン・フィッ…

松野良一研究室の活動を応援します

中央大学総合政策学部松野良一研究室の活動 を、NHK「視点・論点」で知りました。戦争 の惨禍を、ミクロの視点で捉え、地域に埋も れる小さな戦争の記憶の掘り起こして記録保 存し、普遍的な戦争の問題性と平和の重要性 を訴えていく。その着眼点に敬服いた…

加賀正太郎と大山崎山荘

NHK 「日曜美術館のアートシーン」で、 「アサヒビール大山崎山荘美術館の紹介が あった。山荘を建てた加賀正太郎の才知をこの目で確 かめ、20世紀冒頭にヨーロッパに遊学し、そ のエッセンスを具現化した建造物をこの手で 触れて見たい衝動に駆られた。「ア…

松林要樹監督の「花と兵隊」を推薦します

NHKので、松林要樹さんの映画 「花と兵隊」のことを知りました。弱冠30歳 の新人映画監督が、埋もれてしまいそうな太 平洋戦争の傷痕を、今の世に思い出させてく れました。その存在さえ忘却の彼方へ消えさ ってしまう一歩手前で記録した功績は大きい で…

ブラウンシェーバー さようなら

社会人なってから、永年にわたり、髭剃りに は、いくつかの製品を試した経験から、切れ 味の良さで、ブラウンシェーバーをずっと愛 用してきた。モノは、一度、使ったら頑なに 使い続けるバカな性格である。さて、使用中のブラウンに寿命が来たきたよ うなの…

脚本家バッド・シュルバ−グ死去

AP通信によると8月5日、アメリカの脚本 家バッド・シュルバーグさん(95歳)が、 米東部ニューヨーク州ロングアイランドの 自宅で老衰のため死去した。バッド・シュルバーグさんはニューヨーク 生まれ。ハリウッドで作家・脚本家の修業 し、エリア・カザン…

「美の巨人たち」

テレビ東京系列で、土曜日22:00〜22:30放送の放送開始10年目を迎えた「美の巨人たち」は、いまでは、私の楽しみの一つとなっている。芸術は、己の感性で鑑賞するものであって他人の 解説などに頼ってはいけないと、立派な意見を述 べる友人がいるが、私に…

塩田良平先生のこと

いま、塩田良平先生のことを思い出しています。一度も、お会いしたことはありませんが、その流麗なお声が、50余年経ても忘れられません。昭和29年(1954年)のこと、塩田先生は、旺文社「大学受験ラジオ講座」の現代国語の講師をされていました。いろんな誘…

わが日本国、よくここまで来たよね

終戦の日近辺は、どうしても気が滅入る。そんな中、NHK「BS20周年ベストセレクション」の一番組、『あの夏、60年目の恋文』を、60年目の文字に惹かれて見てしまった。終戦間際の昭和19年の夏のこと、教育実習生だった乙女と小学生が60年ぶりに再会し書簡の…

さいぎさいぎ どっこいさいぎ

人生には劇的な発見があります。ひょんなことから、特にその事を調べていたわけではないのに、60年ぶりに一つの謎が解けました。実に、不思議なハプニングでした。 津軽に疎開していたときのこと。岩木山へのお山参詣の行事がありました。岩木山は標高1625…

国は「水漬くかばね」どうしたか

毎日新聞朝刊8月13日付けの[みんなの広場]に内海洋一さんが表記の題で投稿されている。かねかね感じていたことを、ご発言頂きそうだソウダと思わず膝を叩いてしまいました。小生より15歳年上の内海さんの、学徒出陣の貴重な体験の上での胸裂ける感情の発露…

終戦の日2日前、長野が空襲された

大日本帝国は、昭和20年(1945年)7月26日に発せられたポツダム宣言の受け入れを、駐スイス大使館経由で連合国側へ申し出、あわせてラジオ・トウキョウを通じてアナウンスしている。それなのに、1945年8月13日、終戦の日たった2日前にですよ。長野市が空襲さ…

NHK日めくり万葉集の分かりよさ

むかし、中学生のころ、万葉集に取り組んだが、ぜんぜん理解できなかった。ところが、今年1月から始まったNHK「日めくり万葉集」は、私に目を開かせてくれた。日本人に生まれて万葉集を知らずして、死んでいくのは、もったないと思う. 第152回8月4日に放…

日本人の徳性に誇り

9日、田上富久市長は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の平和宣言のなかで呼びかけた。オバマ大統領、メドベージェフ・ロシア大統領、ブラウン・イギリス首相、サルコジ・フランス大統領、胡錦濤・中国国家主席、シン・インド首相、ザルダリ・パキスタン大統…

73歳の冷や水 遅ればせながら、この歳でブログを始めることにした。ゆっくりゆっくりと。 73歳で鬼籍入りした人たち。山上憶良、カザノヴァ、伊能忠孝、良寛、グリム弟、斉藤弥九郎、ダーウィン、清水次郎長、パストゥール、橋本雅邦、河本大作、高村光太…