ケン・フォレットの『大聖堂』をお読みでなければ

人には、好みがあって、自分がおもしろい
と思った小説を、他人に薦めても、必ずし
も、その人の好みに合うとは限らない。親
しい友人ほど、小説への嗜好は違う。だが、
ケン・フォレットの『大聖堂』に関しては、
誰からも、つまらいと言われたことはない。
口を揃えて、感謝された。

男のロマンを、これほどまでに、切なく、
描いた小説は、そう、ざらにない。私が、
読んだ10大小説の中に入る。


12世紀、国王が逝去し、内乱の嵐が吹きすさ
イングランド。仕事を求めて、放浪する石
工建築職人トムは、衰退した壮麗な大聖堂復
活をめぐる波瀾万丈のドラマに巻き込まれて
いく。

いつか、自分の手で大聖堂を建てたい。トム
は果てしない夢を抱き、生計を立てるためだ
けの仕事を断っても、夢実現のために放浪を
続ける。

やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長
のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇った
その大聖堂は、大掛かりな修復を必要として
いた。そこで、夢に近づくように見えるが。

スパイ小説「針の眼」など、スパイ・冒険小
説で知られるベストセラー作家フォレット。
この長大な大ロマンである「大聖堂」は彼が
10年以上の構想を練って世に送り出した。約
50年かけて、大聖堂の修復にあたるトムや、
放浪の途中、幼子を残して先立つ妻や、その
息子をはじめ、幾多の魅力的な人物が織り成
す壮大な物語に、あたかも目の前に壮麗な大
聖堂が出来上がっていくような興奮が襲って
くる。翻訳:矢野 浩三郎氏

著者
ケン・フォレット
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版
社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の
眼』を発表。同書は、アメリカ探偵作家クラ
ブ(MWA)賞を受賞、世界的ベストセラー
作家としての地歩を築いた。その後も『大聖
堂』や『レベッカへの鍵』など、発表する作
品はすべてベストセラーとなっている


2007年にはその続編『大聖堂‐果てしなき世
界』を発表し、再び話題を呼んだ。

ケン・フォレット作品集:

『モジリアーニ・スキャンダル』 The Modigliani Scandal
『ペーパー・マネー』 Paper Money
『針の眼』 The Eye of the Needle
『トリプル』 Triple
レベッカへの鍵』 The Key to Rebecca
『獅子とともに横たわれ』 Lie Down with Lions
『大聖堂』 The Pillars of the Earth
『鷲の翼に乗って』 On Wings of Eagles
『ペテルブルグから来た男』 The Man from St. Petersburg
飛行艇クリッパーの客』 Night Over Water
『ピラスター銀行の清算』 A Dangerous Fortune
『自由の地を求めて』 A Place Called Freedom
『第三双生児』 The Third Twin
『ハンマー・オブ・エデン』 The Hammer of Eden
『コードトゥゼロ』 Code to Zero
『鴉よ闇へ翔べ』 Jackdaws
『大聖堂 果てしなき世界』 World without End (大聖堂の続編)




大聖堂 (上) (SB文庫)


大聖堂 (中) (SB文庫)

大聖堂 (下) (SB文庫)

(N47-2)(48休)(49休)





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The New York Times から
World: U.N. Summit on Climate Change - nytimes.com/video


ABC News から
World News with Charles Gibson / NYC Terror Suspect Charged in Bomb Plot


Al Jazeera から
Gaddafi rejects two state solution - 25 Sep 09



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