今年死ぬ有名人、それも五十歳以下の人でという賭けをやった
今年死ぬ有名人、それも五十歳以下の人でという賭けをやった
｛なんと、阿佐田さんが、『力道山』と言ったのである。 理由は『屈託なく昇りつめる人は折れやすい』という 意味のことだったと思うが、その年十二月、本当に、 力道山はキャバレーで刺されて死亡するのである。さ すがに気味悪がって、賭け金を出せとは言わなかった｝
竹内一郎著『ツキの波』(５)
◆◇◆立ち読み◆◇◆・ドキュメント３・１１・（その３）
水が流れ込む音と、バキバキバキ、メシメシメシって、
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆☆高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(８１）
▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈１８〉△▼ ・地元住民の責任・竹内一郎著『ツキの波』(５)
・第１章 運の総量は一定である（３）◇力道山の死を予言◇
今年死ぬ有名人、それも五十歳以下の人でという賭けをやった
《「 ◇今日の注目写真（Source:REUTERS）◇ ◇Qatar's future rubs up against traditions(By Regan Doherty DOHA - Qatar is spending massively to modernize its capital ahead of the 2022 World Cup, leading conservative Qataris to worry about how this will affect the Islamic nature of the Gulf state.) 阿佐田にとって、ツキに関する考え方は小説 上の技巧だけではなかった。信念と呼んでも よいものだった。 『週刊大衆』で阿佐田の担当編集者だった柳 橋史氏はこいう書いている。 「昭和三十八年の正月過ぎのことだった。 （中略）今年死ぬ有名人、それも老年ではな く五十歳以下の人でという賭けをやった」 （『近代麻雀オリジナル』増刊『阿佐田哲也 「雀聖追悼集』」） 昭和三十八年はまだ小説家・阿佐田哲也誕生 以前のことである。変名でチャンバラ小説な どの娯楽読み物を書いていた不遇時代。 「なんと阿佐田さんが『力道山』と言ったの である。理由は『屈託なく昇りつめる人は折 れやすい』という意味のことだったと思うが、 その年十二月、本当に力道山はキャバレーで 刺されて死亡するのである。さすがに気味悪 がって、賭け金を出せとは言わなかった」 （同前） この言葉は、昭和三十八年に語ったことが大 事なのである。彼はまだ三十四歳ぐらいで、 成功した体験がない。 世間をわたる上で、ツイた手ごたえを感じた ことがない。それなのに、「人生上のツキま で、確信を持って語っていることである――。 そのツキに対する考え方は、彼の文名が上が るにつれ、作家、編集者仲間にかなり知られ ていった。 」》 ◎私の年代では、力道山にまつわる話題は多 すぎて、とどまるところを知りません。 日本のプロレス界の礎を築いた最大の功労者 であることは間違いないでしょう。 生前は、彼が朝鮮人であることがほとんど知 られておらず、彼の相手レスラーを空手チョ ップで殴打する時の口癖が、「この、朝鮮人 野郎」だったこともあって、白人レスラーを 次々と倒す姿は、敗戦後の日本人の一種愛国 的な感情をも揺さぶりました。 「総理大臣の名前は知らなくても、力道山の 名前を知らない者はいない」とされ、テレビ の普及に大きく貢献しました。 本名・戸籍名・日本名：百田光浩（ももたみ つひろ）、旧名・出生名・朝鮮名：金信洛。 日本併合下の朝鮮半島咸鏡南道洪原郡新豊里 （現在の北朝鮮統治範囲）で現地人の両親の もとに生まれて、後に長崎県大村市の農家・ 百田家の養子となりました。朝鮮在住時代に 既に結婚しており子供もいたことからみて、 実際は公称生年月日よりも５年くらい早く生 まれている可能性もあります。 1963年１月に、韓国側の招きで韓国を訪問し、 金浦空港で体育協会、レスリング関係者など 約６０人に出迎えられました。 記者会見で「２０年ぶりに母国を訪問でき感 無量です。長い間日本語ばかり使っているの で、韓国語はさっぱり……」と言い、最後に 「カムサ・ハムニダ」と付け加えました。 その模様を『東京中日新聞』が「力道山、二 十年ぶりに母国へ」の見出しと写真入りで掲 載したところ、これまで、朝鮮半島出身であ ることを隠し続けていた力道山は、帰国後こ れを知り当新聞に激怒したといいます。 昭和３８年１２月８日午後１１時頃、赤坂の ナイトクラブ「ニュー・ラテン・クォーター」 で、力道山（当時３９歳）が、住吉連合系暴 力団の大日本興行組員・村田勝志（当時２４ 歳）に登山ナイフで腹部を刺され病院に搬送 されました。 その日はは応急手当を受け帰宅。 翌日、症状が悪化したため入院、外科医に山 王病院へ来てもらい３０針縫う手術を受け成 功。山王病院は産科婦人科が中心の病院です が、力道山がここを選んだのは、話を大きく しないため親しい医者のいる病院にしたとい われています。 側近たちは、赤坂にある有名な外科病院であ る前田外科への入院を勧めたが、力道山は嫌 がったそうです。 ７日目に腹膜炎による腸閉塞を理由に、午後 ２時３０分再手術。これも成功したと報告さ れていますが、その約６時間後、午後の９時 過ぎに力道山は死亡しました。死因は正式に は穿孔性化膿性腹膜炎。 しかし、他にも諸説あります。 ある説は、手術の際、麻酔を担当した外科医 が、筋弛緩剤注射した後に気管内チューブの 気管挿管を失敗し窒息したという医療事故の ため。 力道山の腹膜炎はほぼ完治に近い状態まで回 復していたが、腹膜炎を患っている期間は食 事は勿論のこと、水の服用も厳しく制限され る状態にありました。 ところが、食欲が非常に旺盛であった力道山 は、空腹に耐えきれず、付き人に行きつけの 寿司屋に寿司を注文するように命令し、つい でに酒も買わせました。 届けられた寿司と酒を飲食して空腹感を抑え た力道山でしたが、飲食した生ものである寿 司やアルコールが完全に完治しきっていなか った患部に障り、これをもって病状が急変、 急死したという説もあります。 ☆必殺！カラテチョップ
昭和２９年（1954）の世界タッグ選手権で、 米国のシャープ兄弟（ベンとマイク）に負け た力道山は、昭和３１年に雪辱を果たすべく、 遠藤幸吉（左奥）と組み再び挑みました。 ４月２６日、力道山（中央）は弟のマイク （右）に向けてカラテチョップを連打。この 日は引き分けましたが、５月４日、シャープ 兄弟を破り、力道山・遠藤組は王座を奪取し たのでした。 ☆木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか ☆麻酔と蘇生―高度医療時代の患者サーヴィス (中公新書)
麻酔と蘇生―高度医療時代の患者サーヴィス (中公新書) （つづく） (1149dys-763ent)
『ツキの波』
新書: 189ページ 出版社: 新潮社 (2010/04) ・人間はツキを支配や制御することはできないが、その性質を 知り、波を利用することはできるのではないか。ツキという不 思議な存在を誰よりも深く考え、語り続けてきた作家、阿佐田 哲也(色川武大)。その思想は現代人にとって大きな指針となる。 遺された至言の数々を『人は見た目が９割』の著者が読みとく。 〔目次〕 第１章 運の総量は一定である 第２章 直感は考え抜いた末に出来上がる 第３章 勝利は終末への第一歩 第４章 ヒットを打つよりフォームを固めよ 第５章 真理は市民社会の外にある 第６章 「運の達人」たちに学ぶ 終章 世界は乱雑なまま肯定される 〔著者〕 ☆竹内一郎（竹内たけうち いちろう）☆ ・１９５６（昭和３１）年福岡県久留米市生まれ。劇作家・演出 家・著述業。横浜国大卒。博士（比較社会文化、九大）。 さいふうめい名義で『哲也―雀聖と呼ばれた男―』の原案を担当。 『手塚治虫＝ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞受賞。 著書に『人は見た目が９割』など。ツキの波 (新潮新書) ・参照:2011-11-21「できる人は「声」が違う！」『人は見た目が９割』（１）
竹内一郎著『ツキの波』(５)
◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆☆鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(116)
《「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる！」 某地方の暴力団組長 −暴力団専門ライターが実際に動いたからこそ 書ける原発という巨大なシノギ− 「原発は儲かる。どでかいシノギだな。電力会社と交渉して、 ゼネコンと話付けて、地元の土建屋に仕事を振る。代紋な しではとても捌ききれん。原発はタブーの宝庫。裏社会の 俺たちには、打ち出の小槌となるんだよ」。ヤクザが語る 衝撃の事実。日本最大のタブーがいま明かされる！ ―誰も書けなかった 命懸けの衝撃ノンフィクション―》 【表紙帯から】 ▼△第三章 フクシマ５０が明かす「３・１１」の死闘（２２）△▼・ドキュメント３・１１・（その３）
水が流れ込む音と、バキバキバキ、メシメシメシって、
《「――「建屋がどうなっているのか、様子を見に行ったんです。 道の途中で、でっかいタンクが流されてくるのが見えました。 『うわっ』と声が出ました。４人で行ったんだけど、みんな茫然自 失です。夢っていううか、どう表現していいかわからないけど、た だ事じゃないと思った。 音がすごいんです。水が流れ込む音と、バキバキバキ、メシメシメ シって、なにかを潰したよううな感じで。いったん事務所の戻って、 他の社員を帰宅させ、ここに残ることにしました。 自分たちだけ逃げる……家族のいことは心配だったけど、作業員が 戻ってきてないのにそれは無理です。 ここまで津波が上がってくることはないし、全員が上がってくるの を待って、点呼をとってからじゃないと動けない。 あちこち電話しても通じず、下手に自分が動くと収拾が付かなくな ると思って、事務所でひたすら待ちました。 夕方前、ようやく安全確認ができて……どの会社も管理側の人間た ちは午後４、５時頃まで残ったと思います。」（プラントメーカー の協力企業幹部） 彼のようやく１Ｆ（東京電力福島第一原発）を出たころ、すでに日 が暮れていた。 「避難して下さい。原子力緊急事態宣言が発令されました」 敷地内ではサイレンとアナウンスが鳴り続けていた。 ――」》 ◎先月、全国市民オンブズマン連絡会議は、全国１４道県の原子力 関係の審議会で学識経験者として委員になっている延べ２６５人の うち、東京電力福島第１原発事故後の２０１１年度において、延べ ２４人が、電気事業連合会の関係企業から研究費などの寄付を受け ていたとの中間調査報告を発表しました。 そのなかに、茨城県の原子力安全対策委員だった東京大学大学院の 関村直人教授も、１０年度に三菱重工業などから約４２００万円を 受け取っていました。 「関村直人教授」、顔を見れば、誰もが、ああ、あの人と、うなず くはずです。福島第一原発事故直後から、ＮＨＫのニュースに出ず っぱりで、「大丈夫、大丈夫」解説を繰り返していました。 さすがに、ＮＨＫも視聴者の不信に気付いたのか、四月以降はすっ かり姿を消してしまいました。 もともと、関村直人教授は、東電から研究費を提供されてきた東京 大学の原子力利権者で、福島第一原発事故の重大な責任者の一人だ というのに、どうして、ＮＨＫはこんな人物をニュース解説に使っ たのか? 理解に苦しむ。この間、ＮＨＫが視聴者をミスリードした ことは、責任重大であります。 ■関村直人教授■関村教授 （pyontaro jp さんが 2011/04/28 にアップロード）
ヤクザと原発 福島第一潜入記・文藝春秋 (2011/12/15) ・〈目次〉・ 序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」 →第１章 私はなぜ原発作業員となったのか 第２章 放射能vs.暴力団専門ライター 第３章 フクシマ５０が明かす「３・１１」の死闘 第４章 ついに潜入!1Fという修羅場 第５章 原発稼業の懲りない面々 終 章 「ヤクザと原発」の落とし前 ◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆
☆高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(８１)
《経済成長も安全保障も「犠牲」の上に成り立っている。 『靖国問題』以来、６年ぶりの書き下ろし新書！ 本書のテーマは、犠牲のシステムとしての福島と沖縄 である。それは、一九四五年の敗戦以後、今日までの 日本を「戦後日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、 戦後日本の国家体制に組み込まれた二つの犠牲のシス テムを表しているからだ。》【表紙帯から】 ▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈１８〉△▼ ・地元住民の責任・立地自治体は原発の存在から多大の経済的恩恵を受けている
《「――電力の利益を享受するのみで原発のリスクを十分に考えて こなかった責任。甘く見ていた責任。無関心だった責任。これを厳 格に考えれば、問題は都市部（首都圏）の人間にとどまらないこと も明らかだ。 こうした責任は地方の住民にも、原発立地地域の住民にも、したが って福島県の住民や、事故を起こした福島第一原発の地元住民にも ある。 前章までに見たように、福島県民はさまざまな意味と程度において 第一原発事故の被害者になっているが、だからといって、事故発生 にかかわる責任がまったくないとはいえなない。 福島県内は東京電力ではなく東北電力管内だから、県民は第一原発 および第二原発の電力の恩恵には浴していない。 だが、東北電力管内にも女川原発（宮城県女川町・石巻市）があり、 福島県民も直接その利益を享受している。 それ以上に、福島原発（第一、第二）の立地自治体は原発の存在か ら多大の経済的恩恵を受けており、福島県自体も交付金を受けてい た以上、福島県の住民は、その自覚のない人でも、多かれ少なかれ その恩恵を受けてきたのが現実である。 飯舘村の住民でさえ、県民の一人としては、わずかであっても原発 の利益を得てきたことは否定できないのである。にもかかわらず、 立地自治体住民も県民も、その大多数は、原発のリスクについて十 分には考えてこなかったし、甘く見てきたし、無関心であった。 東京・首都圏の人間だけでなく、福島の人間もまた、事故の被害者 でありながら、事故を引き起こすに至った責任の一半を分有してい るのである。 ――」》 ◎大間原発「ノー」 市民団体、函館でデモ 函館で、大間原発「ノー」デモが行われたことに、ものごとの本質 を突く、大きな意義があります。 津軽海峡を挟んだ、青森県大間町の大間原発建設に反対する集会と デモが３０日、函館市内で行われました。 事業者の電源開発（Ｊパワー）が建設工事を年内に再開する方針を 固めた後、初めての集会。函館や北斗市、渡島管内七飯町のほか札 幌などから駆けつけた３３０人は危機感を募らせ、強く反対を訴え ていました。 大間原子力発電所は、二〇〇八年五月に着工され、二〇一四年十一 月の運転開始を目指していました。大間原発は、商業用として世界 発の全炉心にプルトニウム混合酸化物燃料（ＭＯＸ燃料）を装荷す るフルＭＯＸ原子力だというこです。 ＭＯＸ燃料は、「使用済み核燃料」から取り出したプルトニウムと ウランとの混合酸化物燃料です。 問題なのは、このプルトニウムは毒性が強く「人類が遭遇した物質 のうち最強の毒物に属すると言われていることです。自然界に存在 せず、もともと原爆をつくるために生み出された元素です。 大間原発の立地青森県は、貧しいがゆえに原発マネーに完全に犯さ れていて、原発反対デモが起きにくい事情があります。津軽海峡対 岸の函館での反対デモはむべなるかな、です。◆福島県：全国の避難者 9月12日現在 99,521人（復興庁）
☆福島民報社のニュースサイト ◆◆復興計画見直し概略示す 楢葉町推進委が初会合 いわき犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)・集英社 (2012/1/17) ・〈目次〉・ 第一部 福島 ・第一章 原発という犠牲のシステム ・第ニ章 犠牲のシステムとしての原発、再論 ・第三章 原発事故と震災の思想論 第ニ部 沖縄 ・第四章 「植民地」としての沖縄 ・第五章 沖縄に照射される福島 ★★★本書のテーマは、犧牲のシステムとしての福島と沖縄である。 なぜ、福島と沖縄のか。それれは、一九四五年の敗戦以後、今日ま での日本を「敗戦日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、戦後日 本の国家体制に組み込まれた二つの犧牲のシステムを表しているか らだ。 沖縄が戦後日本の犧牲でったこと。それは、沖縄戦という史上稀に 見る過酷な戦闘の戦場にされた沖縄に米軍が居座り、サンフランシ スコ講和条約第三条によって、沖縄がその米軍の施政下に置かれ、 一九七二年に日本に復帰して以後も、今なお全国の米軍専用施設の 約七四パーセントが沖縄に集中しているという、このことをさして いる。
■沖縄戦は終わっていない。今も戦争ＰＴＳＤに苦しむお年寄り。
☆琉球新報のニュースサイト ◆◆【号外】オスプレイ飛来 普天間配備を強行☆沖縄タイムスのニュースサイト ◆◆オスプレイ飛来 県民「反対」の中強行
◇Wikipedia:沖縄県の歴史◇ ★海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦 (岩波ジュニア新書)
海に沈んだ対馬丸―子どもたちの沖縄戦 (岩波ジュニア新書)
≪都会歳時記≫
[都市・現代の視座１０００句]句集 古家 元「文學の森」刊]〔秋〕 天文 点滴の時きざみをり颱風眼
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143☆★☆≫ 詩歌逍遙 ≪☆★☆
八木重吉・劒（つるぎ）を持つ者・
つるぎを もつものが ゐる、 とつぜん、わたしは わたしのまわりに そのものを するどく 感ずる つるぎは しづかであり つるぎを もつ人は しづかである すべて ほのほのごとく しづかである やるか！？ なんどき 斬りこんでくるかわからぬのだ （秋の瞳） ※Wikipedia:八木重吉 ◆◇◆◇『侏儒の言葉・西方の人』◆◇◆◇ 《芥川龍之介著 新潮文庫版》侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫) ・地上楽園・（後段） これは何もわたし一人の地上楽園たるばかりではない。 同時に又天下に充満した善男善女の地上楽園である。 唯古来の詩人や学者はその金色の瞑想（めいそう）の中 にこう云う光景を夢みなかった。 夢みなかったのは別に不思議ではない。こう云う光景は 夢みるにさえ、余りに真実の幸福に溢（あふ）れすぎてい るからである。 附記 わたしの甥はレムブラントの肖像画を買うことを 夢みている。しかし彼の小遣いを十円貰うことは夢みてい ない。これも十円の小遣いは余りに真実の幸福に溢れすぎ ているからである。〈３５〉
☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆
もう一度説明して。
◎◆◎アートのたのしみ《アメリカ》◎◆◎
The Runaway（家出少年とおまわりさん）
（1958年・所蔵：Norman Rockwell Museum）・家出少年と、おまわりさんと、レストランのおやじさんと……。 少年の足もとの風呂敷包みと一本の棒切れに注目。何かの事情で、 少年が家を出てきたことがわかります。 「坊や、どうしたの？」と、隣に並んで子どもの目線で語りかけ るおまわりさん。「えーと、聞いてくれるの」、暖かい眼差しで 少年を見守るレストランのおやじさん。古き良き時代のアメリカ が、溢れるようにありました。 ◆ノーマン・ロックウェル Norman Rockwell （1894年2月3日‐1978年11月8日〈84歳〉） ・ノーマン・ロックウェル。アメリカの画家、イラストレーター。 軽いタッチでアメリカの市民生活を描いて、アメリカで幅広い大 衆的人気を博しています。 ニューヨーク生まれ、美術学校を出てから、アメリカ・ボーイス カウト協会の雑誌などに絵を書き始め、ボーイスカウト運動への 貢献に対して、後に、世界で十数人しか与えられていない功労賞 （シルバー・バッファロー章）を受賞しています。 1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』 紙の表紙を飾り、とりわけ1940年代から1950年代のものが人気が あります。 アメリカ人の日常生活を描くことが、作品の重要な主題で、子ど も、とりわけ、少年や犬などの小動物が作品に頻繁に現れるのは、 彼の生い立ちに影響しています。両親とも画家の家庭に、1884年 ニューヨーク郊外で生まれました。 ☆Norman Rockwell
☆Norman Rockwell: 332 Magazine Covers (Tiny Folios Series) [ハードカバー]
Norman Rockwell: 332 Magazine Covers (Tiny Folio) ☆Norman Rockwell: An American Icon (amLira さんが 2008/01/28 にアップロード) 【A Documentary I made for US History on Norman Rockwell. I used an awesome clip from denis61 who made an animation of him!】
