午後九時には寝る。しかしベッドには入らない。

午後九時には寝る。しかしベッドには入らない。

【医学的にいうと、そもそも昼行型のサルである人
 間の細胞は、深夜の時間帯に形成されるらしい。
 したがってその深夜に睡眠をとっていない人は、
 細胞の代謝ができず老化の一途をたどるのである】

浅田次郎著『ま、いっか。』(138)

第四章 星と口笛(29)
◇真昼の隠者◇(中)

午後九時には寝る。しかしベッドには入らない。

《「 ◆ハッとするピクチャー(Source:REUTERS◇) ◇Evicted from the forest (Agents from Brazil's Indian Affairs Office (FUNAI) speak with a group of squatters consisting of Amazon Indians and non-Indian settlers, as police evict them from a plot of privately-owned forest they have been occupying for three months in Iranduba, near Manaus, September 25, 2013. REUTERS/Bruno Kelly) 午後九時には寝る。しかしベッドには入らな い。この時間帯は私の仕事仲間である編集者 たちにとってはまだ真っ昼間なので、緊急を 要する電話やファックスが入るからである。 で、消防士のごとき臨戦態勢のままほぼ三時 間ほど、ソファであんがいぐっすりと眠る。 この際には、美しい夢を約束してくれるシン フォニーでリビングを満たす。 音楽というものはふしぎなことに、眠ってい ても聴こえている。感覚が捉えるのではなく、 心が自然に受け入れるすぐれた芸術なので、 夢の中でもちゃんと最終楽章まで聴こえてい るのである。 かくして「一日一冊」の読書とともに「一日 一枚」のクラッシクCDは私の創造のみなも とになる。 午前零時ごろにはいったん目覚め、さながら 夢遊病者のごとくベットへと移動する。 以上が私の日常なのだが、ほとんど陽に当た らず外気も吸わず、まちがいなく運動不足の わりには、すこぶる健康である。 病気や怪我とは無縁などころか、お肌の色ツ ヤもよろしく、精神状態も常に安定している。 ということはつまり、心身の健康は何をさて おき、「早寝早起き」の習慣が保証している のではなかろうかと思われるのである。 医学的にいうと、そもそも昼行型のサルであ る人間の細胞は、深夜の時間帯に形成される らしい。したがってその深夜に睡眠をとって いない人は、細胞の代謝ができず老化の一途 をたどるのである。 言われてみればなるほど、おしなべて夜型の 文芸編集者には、この細胞代謝不全を感じさ せる人が多い。 」》 ■今日、すごく気になる言葉はこれ。 《「一日一枚」のクラシックCDは私の創造 のみなもとになる》 小説家とクラシック。やはり出てきましたね。 音楽家と小説家は深いところで、つながって いるようです。 カナダの生んだピアノの鬼才、グレン・グー ルドが漱石の『草枕』を愛読していたという 事実はよく知られているところです。 漱石との出会いはこう。すでに引退していた 一九六七年の六月下旬か七月上旬、ハリファ ックスからモントリオールに向かう特急列車 の中で、化学を専門とする大学教授と知り合 い、日本文学の英訳書を紹介されました。 数日後に教授から送られてきたのが、『三角 の世界』(The Three-Cornered World)とい う本。夏目漱石の『草枕』(アラン・ターニ ー訳、一九六五年)でした。以来、グールド の愛読書になりました。 英語の『三角の世界』は、小説の中の「旅行 をする間は常人の心持ちで、曾遊を語るとき はすでに詩人の態度にあるから、こんな矛盾 が起る。して見ると四角な世界から常識と名 のつく、一角を磨滅して、三角のうちに住む のを芸術家と呼んでもよかろう」(第三章) からきています。 『草枕』は芸術家(画家)を描いた小説で、 主人公は俗世界に疲れ、山の中の温泉宿に向 かいます。小説の中では「非人情」がキーワ ードになっています。 この作品は、主人公が決意した「非人情」の 態度が、小説の登場人物や環境全体によって 攻撃されて、最後には、崩される小説です。 死の前年、一九八一年十二月二十五日(金)、 カナダの有名人が好きな本を読む企画のラジ オ番組で、グールドは『三角の世界』を選び、 第一章の抜粋を朗読しました。 グールドが亡くなたとき、枕元に置かれてい た本は二冊、聖書と『三角の世界』だったと いうことになっています。 が、聖書はグールドの死後、彼の父が置いた ということで、つまり、グールドの最後の日 々に枕元の置かれていたのは、『三角の世界』 一冊だけだったのです。 ☆グレン・グールド 坂本龍一セレクション ・CD (2008/12/24) ・ディスク枚数: 2 ・レーベル: SMJ(SME)(M) ・収録時間: 123 分 グレン・グールド 坂本龍一セレクション ☆「草枕」変奏曲―夏目漱石グレン・グールド ・単行本: 268ページ ・出版社: 朔北社 (1998/06) 〈目次〉 聖書とともに 小天温泉 『草枕』の出会い 「三角の世界」 六年目の翻訳 非人情の旅 モーツァルトという世俗 グールドの朗読 グールドの第一章 書き込み〔ほか〕 【出会いは「草枕」のなかにあった―。カナダの  天才ピアニスト、グレン・グールドが15年にわ  たって愛読していた夏目漱石の小説「草枕」。  グールドが共鳴した漱石の人生観、芸術観とは】 「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド ☆Three Cornered World [ペーパーバック] ・ペーパーバック: 184ページ ・Natsume Suseki (著) ・出版社: Regnery Pub (1989/02) ・言語 英語, ・発売日: 1989/02 【The Three Cornered World is the novelistic expression  of the contrast between the Western ethical view of  reality and the Eastern ethical view by one of  Japan's most beloved authors.】 Three Cornered World草枕(朗読:日高徹郎)―名作名文ハイライト (アップロード日: 2011/05/03) 【朗読出所:朗読【名作をよむ】TEDの声  http://www.voiceblog.jp/ted606/】 ☆Glenn Gould - Bach Goldberg Variations,  BWV 988 [12 - 19] (アップロード日: 2009/05/15) 【Pianist: Glenn Gould (1932 - 1982)  Photos: All rights reserved to Life magazine  The majority of the photos were taken during  the recording sessions for Gould's 1955 debut  recording of the Goldbergs.    While I realize the "Gouldbergs" are in abundant  supply here on YouTube, I felt I would give a  rendition of my own. I wanted to do something in  tribute of Glenn, and I couldn't come up with a  better idea than the Goldbergs. I hope they capture  as many new listeners as old, and perhaps make fans  for Bach and Gould alike.】 (つづく) (1532dys-944ent) ☆浅田次郎著『ま、いっか。』(集英社文庫) ま、いっか。 (集英社文庫) ・文庫:272ページ ・出版:集英社 (2012/11/15) ・さあ、身近の「ま、いっか」について、もう一度考え直して みようか、と。花と読書を愛した青春時代の思い出。巷に氾濫 する美人たちへの忠告。旅と買い物の、とっておきの楽しみ方。 老化について、女の誤解と男の本音。豊富な話題をもとに粋な オヤジ目線で語られるのは、江戸っ子らしいキレの良さと滋味 たっぷりの現代考察。著者の生き方の美学がきらりと光る、軽 妙洒脱なエッセイ集。 自分のために笑え。人のために笑え。いつも背筋を伸ばし、鉄 の心を忘れるな。粋に、一途に、ゆうるりと。浅田次郎が贈る、 軽妙洒脱な生き方指南。 ◎浅田次郎。1951年、東京都出身。自衛隊に入隊、除隊後はア パレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、 『とられてたまるか!』で、デビュー。悪漢小説作品を経て、 1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄 道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006 年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞司馬遼太郎賞、2008年 『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞。時代小説の 他に『蒼穹の昴』、『中原の虹』などの清朝末期の歴史小説も 含め、映画化、テレビ化された作品も多い。 ・浅田次郎

浅田次郎著『ま、いっか。』(138)

―――――◎◆◎立ち読み◎◆◎―――――

★『原発ヒロシマ――「原子力平和利用」の真相』(22)

(岩波ブックレット) ・単行本: 64ページ ・出版社: 岩波書店 (2011/10/8) ・著者: 田中利幸、ピーター・カズニック)(Peter Kuznick) ・原爆の惨劇を経験した日本は、なぜ戦後、核の危険性に目 をつむり、原発政策に邁進していったのか。その背景には、 1950年代、アメリカが自らの核戦略を推進するために打ち 出した「原子力平和利用」政策があり、被爆地・広島もそ の戦略の一環として組み込まれたのだった。日本の原発政 策の「原点」を問う。  ☆原発とヒロシマ――「原子力平和利用」の真相 (岩波ブックレット)

▼△第1章 アイゼンハワーの核政策――△▼(14)

(「戦争」そして「平和」のための原子力利用)
(「戦争」そして「平和」のための原子力利用)
・by ピーター・カズニック・ ・2013/08/08 @長崎
・日本に「平和な原子力」を売る〈3〉

原子力の軍事用途についての展示は一切行われなかった

《「――博覧会展示は東京で六週間続き、その後、広島を含む七 都市で行われた。 展示は原子力の平和利用を強調したもので、発電、癌治療、食品 保存、害虫防除や化学研究の促進などの展示があった。 しかし、原子力の軍事用途についての展示は一切行われなかった。 展示を見ていると、核の未来は安全で豊か、躍進的かつ平和的に も見えた。 来場者数は期待を上回るものであった。USISによると、京都 では雪や雨にもかかわらず、一五万五〇〇〇人が訪れた。 原子力平和利用の可能性についての映画や講義、論文などは大量 に次々と世に出回ったが、それはアメリカ当局者が思っていた以 上の結果を生み出した。 「一九五四年から一九五五年にかけての原子力に対する世論の変 化は目に見張るものであった。……原子力の脅威に対するヒステ リー的な恐怖心はほぼ消え去り、一九五六年初めまでに、日本で は原子力利用が一般的に支持されるようになった」とアメリカ当 局者は報告している。 ――」》

■作業員の人為ミス原因 第一原発「多核種除去」停止

福島民報】(2013/09/30 08:51) 東京電力福島第一原発で試運転を再開したばかりの汚染水処理設 備「多核種除去設備(ALPS)」が停止したトラブルは、作業 員の人為ミスが原因だった。 東電は29日、不具合があった付近のタンク内部から、ゴム製シ ートを発見したと発表した。シートは試運転前に作業で使用した が、作業員が回収せず置き忘れた。シートがタンクの排水口をふ さぎ不具合が起きたとみられる。他のタンク内の状況も調べたが、 異常はなく、準備が整い次第、処理を再開する。   東電によると、ゴム製シートは縦横約20センチ、厚さ3ミリ。 汚染水タンク内に出入りするための、はしごの滑り止め用で、は しごの脚とタンク床面に挟んでいた。作業後に剥がして回収する 必要があったが、作業員は接着剤で固定されている別のシートと 勘違いし、残したままにしたという。   東電はタンクの水を抜き、原因を調査した。これまで配管やポン プに異常は確認されていない。他のタンクも水を抜いて調べ、異 常はなかった。「水張り作業を行い、準備が整い次第、運転を再 開する」としている。再発防止に向け、作業員の確認作業を徹底 させる。 ALPSは28日、設備の一部で、薬品による放射性物質の除去 に伴い発生する廃液の排出量が通常よりも大幅に少なくなり、汚 染水処理を停止した。27日未明の再開から、わずか22時間半 後だった。汚染水から放射性トリチウム以外の62種類の放射性 物質を取り除くことができる汚染水対策の柱の一つだが、3月か ら8月までの試運転では、誤操作やタンクの水漏れが相次いだ。

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

鎌田慧、斉藤光政『ルポ 下北核半島――原発と基地と人々』☆

・単行本(ソフトカバー): 224ページ ・出版社: 岩波書店 (2011/8/31) ・原子力発電所・核燃料再処理工場・ウラン濃縮工場・ MOX燃料加工工場・高レベル放射性廃棄物貯蔵施設・ 使用済核燃料の中間貯蔵施設、さらに核戦争の最前線基 地として機能する米軍三沢基地。『六ヶ所村の記録』か ら20年、原子力と軍事に侵食される本州最北の地を見 つづけてきた二人のジャーナリストによる報告。 使用済み核燃料が大量に集積される、もっとも危険な原 子力施設 ― 六ヶ所再処理工場原子力センターが姿を 現しつつあるそこは、かつて、農民の土地だった。マグ ロ漁でしられる本州最北端の大間町では、危険と隣合わ せの「最新鋭」原発が建設されている。 その建設地のど真ん中で、建設に抗い、自然エネルギー で暮らす母と娘がいる。原子力開発・核燃サイクルとい う国策のもとに押し潰されてきた人々の暮らしと土地、 そして矜持。フクシマ原発災害を出来させた構造と同じ 光景が広がる下北核半島の現況をリポートする。 ★ルポ 下北核半島――原発と基地と人々 ▼△ルポ 下北核半島――原発と基地と人々△▼(66)
・第1章 悲劇の六ヶ所村(61)
遠のく運転開始(その3)

日本原燃は、こまかな対策はなおざりにしてきた

《「――再処理工場の完成を急ぐあまり、ほかの問題は打ち捨て られていた。貯蔵庫の増設など、あらたな方策は考えられなかっ た。 仮置きという弥縫策がそのまま継続され、常態化し、廃棄物がふ えると仮置きエリアを拡大する。という本末転倒の既成事実化を つづけていたのである。 とにかく、日本原燃は、「再処理工場が竣工するまで」という目 標のために、こまかな対策はなおざりにしてきた。それが一年間 に原発一〇〇〇発分のプルトニウムを生産する再処理工場の歴史 である。 プルトニウムを原料として、「夢の増殖炉」と宣伝された、敦賀 市の「もんじゅ」とプルトニウムとウランとで加工した「MOX」 (混合酸化物)燃料専用の大間町原発、再処理工場を結ぶ、 「核燃料サイクル」の暴走が心配である。その中止が、もっとも 重要な政治課題だ。 二〇一二年一〇月、それが再処理工場の竣工の目標日である。も しも本当に竣工し運転開始されると、そのあとなにが起きるかか 不安である。既成事実化として、それは日本の未来にとって、未 曾有のもっとも危険な出発である。 ――」》

■「軍強制」記述復活を 9・29大会6年で集会

沖縄タイムス】(2013年9月30日 10時03分) 沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」について、高校の歴史教科 書に日本軍強制の記述復活を求める「9・29県民大会6年目の 集会」(9・29県民大会決議を実行させる会主催)が29日夜、 那覇市の教育福祉会館で開かれた。約120人の参加者は、諦め ない活動が教科書問題への関心を全国へ広めていることを確認し、 県民大会決議に基づき、教科書検定意見の撤回と「強制記述」の 復活を要求し続ける決意を新たにした。 県子ども会育成連絡協議会の前会長、玉寄哲永代表世話人は第1 次安倍内閣で「集団自決」に関する記述が改変された事実を取り 上げ、第2次安倍内閣に対し「世界的に歴史認識が問われている 内閣」と懸念を表明した。 石垣市の玉津博克教育長が市議会で県内の平和教育を「思考停止」 と発言したことに「68年前の沖縄戦の実態を学び、そこから平 和を求めようという思いのどこが思考停止なのか」と批判した。 琉球大学高嶋伸欣名誉教授は「沖縄の活動が複雑な教科書検定 制度の仕組みを解きほぐし、密室性などの問題点を掘り起こした ことで風穴が開いた」と説明。それだけにとどまらず、解決しな い米軍基地問題を含め、「沖縄を差別する政治家、官僚、それを 許す本土社会に対する怒りを鮮明にした」と話した。 渡嘉敷島の「集団自決」から逃れた男性(74)は、戦場の実相 やその背景を報告し、「体験者の証言は大きく響く」と語り続け る意欲を見せた。 県婦人連合会の平良菊会長が「沖縄から日本を変える決意を込め、 歴史教育の改善、学校教育での民主主義確立へ行動を続ける」と アピール文を読み上げ、採択された。 参加した琉球大2年の男性(19)は「平和教育は真実を後世に 伝えることから始まる。隠すことは許せない」と力を込めた。

◎◎◎万能川柳20周年記念ベスト版◎◎◎

仲畑貴志・編集  毎日新聞社刊 (2011/4/14) 毎日新聞の「仲畑流万能川柳」に寄せられた作品  の中から、秀逸句を厳選したとっておきの1260句。  20周年記念特別企画として糸井重里氏、南伸坊氏  ら爆笑鼎談も収録。泣いて笑って20年。5年半、  264万句から超厳選。日本のつぶやき傑作集。 ★万能川柳20周年記念ベスト版
・戦争を望む英霊ありますか   舞鶴 百日紅
・実力がない分貫禄つけたがる  横浜 貴乃若
・怪談を語り出しそうな北のアナ 東京 ドド子

☆★☆≫詩歌 逍遙(俳句) ≪☆★☆

・鵙ゆきて稲田の幣にとまりけり

・しづけさにたたかふ蟹や蓼の花

・雀らの乗つてはしれり芋嵐

石田波郷(いしだ はきょう)  (1913年3月18日 - 1969年11月21日) 本名哲夫(てつお)。松山市に生る。水原秋桜子の 「馬酔木」により、流麗な感覚を駆使した斬新な作 風で、新興俳句の重要な存在となった。戦後病篤の 時期をへてさらに写実に深さを加えている。当時、 俳壇の担い手の一人。「石田波郷句集」「胸形変」 惜命」など。 ※Wikipedia:石田波郷 

◇◆◇『続西方の人』◇◆◇〈8〉

西方の人 イエス・キリストのこと。「西方」という言葉は、 地理的・文化的な「西洋」に対し、思想的・宗教的な意味をこめ て使われている。「西方」は〈さいほう〉〈せいほう〉の二つの 読みが現在行われている。
・6 ジヤアナリズム至上主義者・
クリストの最も愛したのは目ざましい彼のジャアナリズムである。 若し他のものを愛したとすれば、彼は大きい無花果(いちじゆく) のかげに年とつた予言者になつてゐたであらう。 平和はその時にはクリストの上にも下つて来たのに相違ない。彼 はもうその時には丁度古代の賢人のやうにあらゆる妥協のもとに 微笑してゐたであらう。 しかし運命は幸か不幸か彼にかう云ふ安らかな晩年を与へてくれ なかつた。それは受難の名を与へられてゐても、正に彼の悲劇だ つたであらう。けれどもクリストはこの悲劇の為に永久に若々し い顔をしてゐるのである。

■◇■《シリコンバレー金言集》■◇■

梅田望夫著『ウェブ時代5つの定理』から
・文庫: 302ページ ・出版社: 文藝春秋 (2010/2/10) ウェブ時代5つの定理 (文春文庫)インテルアンディ・グローブはこう言った。 「パラノイアだけが生き残る」。グーグルのマ リッサ・メイヤーはこう言う。「政治的になる な、データを使え」―。94年にシリコンバレー に居を定めて以来、ウェブビジネスの最先端に かかわってきた著者が読み解くシリコンバレー の言葉の数々を紹介。ここで取り上げられた言 葉は、皆、英語です。日本語訳は上杉隼人氏。 ※Wikipedia:梅田望夫
◆第4定理 グーグリネス

《グーグルの始まり》

インターネットは、人間の最も基本的な要求、 つまり知識欲と、コミュニケーションをはかること、 そして帰属意識を満たすことを助けるものである。
―― エリック・シュミット
The internet is helping to satisfy our most fundamental human needs--our desire for knowledge, communication and a sense of belonging.
―― Eric Schmidt
Wikipedia:エリック・シュミット (66)

◎◆◎アートのたのしみ《サー・トーマス・ローレンス》◎◆

Lydia d 1858 Lady Acland, and her Children
〈年不詳 個人蔵〉
☆サー・トーマス・ローレンス
(Sir Thomas Lawrence) 〈1769年4月13日 - 1830年1月7日〉 イギリスの画家。ブリストルで生まれ。父は宿屋を営む。6歳 のころから、客の好きな物を描いてみせ、絵かきの片鱗を見せ ていました。父が事業の失敗したときには、トーマスの絵の才 能が家計を支えました。 絵で身を立てる決意をしたトーマスは、1787年にロンドンへ出 て、ジョシュア・レノルズ創設のロイヤル・アカデミーの生徒 となり、彼の絵はたちまち評判を得て、1791年にはアカデミー 会員となります。ほどなく、ディレッタンティ協会の画家に任 命され、国王ジョージ3世のお抱え画家の地位を獲得します。 1820年からロイヤル・アカデミーの会長職に選ばれた。逝去す るまで会長職を務めました。なお、彼は生涯独身を通しました。
☆Sir Thomas Lawrence『自画像』(1788年)
   〈デンヴァー美術館蔵〉 ◆Sir Thomas Lawrence 【アップロード日: 2009/12/09】

◇◆◇マイ視聴コーナー◇◆◇

Elvis Presley - Heartbreak Hotel ('68 Comeback Special) (アップロード日: 2011/03/16 ) 【Elvis performing on his televised Comeback Special from 1968.】 ☆☆☆ ・エルヴィス・アーロン・プレスリー (Elvis Aron Presley) (1935年1月8日 - 1977年8月16日) アメリカのロックンロールミュージシャン、映画俳優。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人 のシンガー」において第3位。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組 のアーティスト」において第3位。 「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にお  いて第1位。 ロックンロールの王様。「ザ・キング」。モノマネの対 象として、ポップミュージシャンとしてはたぶん指折り。 ★Wikipedia:エルヴィス・プレスリー

◎歌集 『美しく愛(かな)しき日本』 岡野弘彦◎より

親ゆずり 祖父(おほぢ)ゆずりの政治家(まつりごとびと) 世に傲(おご)り 国をほろばす 民を亡(ほろ)ぼす 歌集 美しく愛しき日本
◆"Abe Shinzo, a Far-Right Denier of History"
安倍晋三 極右の歴史否定論者〉 (by The Asia-Pacific Journal, Vol 11, Issue 1, No. 1, January 14, 2013)

◆◇◆日本国よ、沖縄に謝れ! 日本国よ、福島を返せ!◆◇◆