《「
◆ハッとするピクチャー(Source:REUTERS◇)
◇Coming of age in Japan
(Japanese women in kimonos ride a train after
a ceremony celebrating Coming of Age Day at
an amusement park in Tokyo, January 13, 2014.
According to a government announcement, about
1,210,000 men and women who were born in 1993
reached coming of age this year and the number
is 10,000 fewer people than last year. The figure
is the smallest number since the government
started counting in 1968. REUTERS/Yuya Shino)
◇Coming of age in Japan
(Japanese women in kimonos and men, aged 20,
ride a roller-coaster during their Coming of
Age Day event at an amusement park in Tokyo,
January 13, 2014. REUTERS/Yuya Shino)
ところで昨日、銀座の劇場で「ザ・ヒットパ
レード」を見た。これは渡辺プロダクション
を創った渡辺晋、美佐夫妻の物語である。
このミュージカルは、とても評判が高く、こ
のたび再演となったものであるが、ここでも
白洲次郎・正子ブームのセオリーが働いてい
るような気がする。
まず主人公二人のお育ちがいいこと。伯爵令
嬢の白洲正子には到底かなわないとしても、
渡辺美佐さんは名門日本女子大の卒業である。
終戦当時、目白の女子大に通っていた、とい
うのは相当裕福なインテリ層であったろう。
渡辺晋は早稲田の学生である。
この二人が、あの頃はその筋の人々が仕切っ
ていた興行の世界に乗り込んでいくのだから、
並大抵の苦労ではなかったはずだ。
この二人がもし、苦労した興行師の息子や娘、
という設定であったら、ドラマは別の展開を
見せたかもしれない。日本人は麻生さんに裏
切られるまで、
「お金持ちのお坊っちゃん、お嬢ちゃんがや
んちゃで大胆なことをする」
というストーリーが大好き。
そして何より、美佐さんは単なる社長夫人で
はなく、あのナベプロ帝国をつくった立役者
だったということ。
当時帝国には、王さまと女王さまの二人がい
て、互いに尊敬し合っていた。美しく華やか
で、社交的、そしてすぐれたプロヂューサー
能力を持った女王さまに、王さまはどれほど
助けられたことであろうか。
そして王さまの死でミュージカルは終わりを
迎える。懐かしい歌が続き、戸田恵子さんの
演技が素晴らしいこともあったが、いつのま
にか泣いている私。
夫婦というのはいいかもしれない。人生のパ
ートナーとして、共に戦う相手はやはり必要
かもしれない……と白州ブームで皆が反省し
ているかと思いきや、私のまわりで離婚ばか
りがしている。やっぱりあの人たちは特別な
のだと、諦めているのかも。
」》
■《その筋の人々が仕切っていた興行の世界
に乗り込んでいくのだから、並大抵の苦労で
はなかったはずだ》
渡辺ご夫妻のご苦労は、ほんとうに、たいへ
んだったと思います。当時は、暴力団が興行
の多くを仕切っていました。こんな出来事を
思い起こしました。
1973年のこと、美空ひばりさんの実弟のかと
う哲也さんが起こした不祥事により、ひばり
一家と暴力団山口組および田岡との関係が問
題とされ、全国の公会堂や市民ホールから、
「暴力団組員の弟を出演させるなら出させな
い」と使用拒否されるなど、バッシングが起
こりマスコミも大きく取り上げました。
しかし、ひばり母子は家族の絆は大事だとし、
哲也さんをはずさしませんでした。この結果
から、1973年末、17回出場し、1963年から
10年連続で紅組のトリを務めていたNHK
紅白歌合戦への出場を辞退しました。
ということでしたが、事実上は落選。この頃、
NHKには「ひばりを出すな」という苦情も
多く来ており、また数年ヒット曲に乏しかっ
たこともあって理事会ではほぼ満場一致で決
まったそうです。
1977年になって、当時の同局の人気番組であ
った『ビッグ・ショー』で4年ぶりにNHK
番組に出演し、関係を修復しましたが、紅白
に正式な出場歌手として復帰することはあり
ませんでした。
《銀座の劇場で「ザ・ヒットパレード」を見た》
銀座の劇場とは、「ル テアトル銀座」のこと、
「ザ・ヒットパレード」はミュージカル「ザ・
ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」
をさしています。 2007年7月10日〜31日間、
初演。2009年に再演。ハヤシさんが観たのは
再演のほうです。
渡辺プロダクションが自らの創業者(故渡辺晋
氏)と現代表取締役会長である渡辺美佐氏の夫
妻を主役にすえ、夫妻の半生と渡辺プロダクシ
ョンの沿革をミュージカルにした作品。渡辺晋
役は原田泰造さん(ドラマでは椙山浩一役)、
美佐役は戸田恵子さんが演じる。
なお、現時点では、渡邊美佐氏は名誉会長兼渡
辺プロダクショングループ会長。代表取締役会
長は晋・美佐夫妻の長女である吉田美樹(渡辺
ミキ、ワタナベエンターテインメント社長)、
代表取締役社長は次女の渡邊万由美(トップコ
ート社長)が務めています。しばしばナベプロ
と呼ばれます。
ナベプロは、いまも斯業では国内有数の規模を
誇る芸能事務所ですが、1960年代から1970年代
にかけて「渡辺プロなくしては歌番組やバラエ
ティ番組は作れない」と言われるほどの「一人
勝ち」状態を誇っていました。
「ハナ肇とクレージーキャッツ」、「ザ・ピー
ナッツ」、「ザ・ドリフターズ」は、「渡辺プ
ロ3大タレント」として、一世を風靡していま
した。
他に「ザ・タイガース」、「キャンディーズ」、
園まり、沢田研二、布施明、森進一、小柳ルミ
子、天地真理、の皆さんの、名もみられます。
☆MUSICAL ザ・ヒットパレード ショウと私を愛した夫 [DVD]
MUSICAL ザ・ヒットパレード ショウと私を愛した夫 [DVD]
〈出演〉
原田泰造.戸田恵子.堀内敬子.瀬戸カトリーヌ.
北村岳子.杉崎真宏.和田正人.升毅.RAG FAIR
〈内容〉
・昭和を彩る「渡辺プロダクション」のお馴染み
のメロディを綺羅星の如く散りばめ、渡邊晋さ
ん美佐さん夫妻の夢と恋を描いた長編ミュージ
カルを2枚組完全収録。
・2007年7月10日~31日ルテアトル銀座にて上演の
ステージより収録。
・《舞台での使用楽曲》
「スーダラ節」植木等/「上を向いて歩こう」
坂本九/「恋のバカンス」ザ・ピーナッツ/
「瀬戸の花嫁」小柳ルミ子/「春一番」キャンディーズ/
「勝手にしやがれ」沢田研二/「六本木心中」アン・ルイス/
「モニカ」吉川晃司 ほか全54曲
・渡辺プロダクションの名曲が勢揃い!「スーダラ節」、
「恋のバカンス」、「ブルー・シャトウ」「想い出の渚」等。
・圧巻のメドレーシーン等でRAG FAIRファンも充分満足できる。
・2007年7月ルテアトル銀座にて行われた、渡辺プロダクション
が生み出したお馴染みのメロディを散りばめ、渡辺プロダク
ション創設者の渡辺晋さん・美佐さん夫婦の夢と恋を描いた
長編ミュージカル。
☆ミュージカル「ザ・ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」
(アップロード日: 2009/03/10)
【渡辺プロダクションが自らの創業者(故 渡辺晋氏)と
現 代表取締役会長である渡辺美佐氏の夫妻を主役に据
え、夫妻の半生と渡辺プロダクション-の沿革をミュー
ジカルにした作品。】
(つづく)
(1638dys-993ent)
★林 真理子著『いいんだか悪いんだか』(文春文庫)
★いいんだか悪いんだか (文春文庫)
・文庫:256ページ
・出版:文藝春秋(初版奥付日2013年03月10日)
◇ペットショップの売れ残り犬をつい購入、輸送費も省みず、
高知の友にプレゼント、時間もお金もたっぷり使って見合い
場をセッティング、お節介はもはや病気の域に達する一方、
イタリアでオペラ鑑賞、ついには自ら舞台でヒロインに。時
代の最先端と変わらぬ人情を両立させながら、仕事に遊びに
フル稼働。京都からイタリアま、マリコの爆笑ダイアリー、
2009年総集篇。
◇林真理子。1954(昭和29)年、山梨県生まれ。日本大学藝術
学部文芸学科卒業後、コピーライターとして活動。1982年の
エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセ
ラーとなる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で
第94回直木賞を受賞。1995年『白蓮れんれん』で第8回柴田
錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞
を受賞。『ミカドの淑女』『女文士』『美女入門』『anego』
『コスメティック』『Ruriko』『私のこと、好きだった?』
『下流の宴』『六条御息所 源氏がたり』『正妻 慶喜と美賀
子』など多数の著書がある。現在、直木賞の選考委員のほか、
講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日
出版文化賞選考委員を務めている。
・林 真理子氏
〈デンヴァー美術館蔵〉
◆Sir Thomas Lawrence 2-minute illustrated biography
(公開日: 2012/10/24)
【Mini-lecture for a page of The History of Visual
Techbnology by Jim Janossy, ISBN 978-1-60904-160-1
published by Stipes Publishing LLC, Champaign, IL
(www.stipes.com). This multimedia-enabled workbook
contains all material for a modern self-paced
introduction to art history and visual technology,
a course workbook that accompanies The Story of Art
by Sir Ernst Gombrich. This book forms the basis for
course GPH-205 at DePaul University, Chicago taught
by the author, Jim Janossy.】
◇◆◇マイ視聴コーナー◇◆◇
☆Oh! Carol - Neil Sedaka
(アップロード日: 2007/04/13)
【Oh! Carol From Neil Sedaka (1959)
Thank you very much, guys, for all the views.
I hope you enjoy good music as I do.】
☆☆☆ニール・セダカ
・ニール・セダカNeil Sedaka(1939年3月13日 - )
アメリカのポピュラー音楽のシンガーソングライター。
ニューヨーク州ブルックリン出身。父はトルコのイズ
ミルから移民したユダヤ系のタクシー運転手、母はポ
ーランド・ロシア系ユダヤ移民。娘は歌手のダラ・セ
ダカ(デラ・セダカ)。彼の曲は米国でもヒットしま
したが、日本人受けがするのか、ほとんどの曲に邦題
がついています。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェ
ームと Long Island Music Hall of Fame に名前が刻
まれています。1985年に、TVアニメ『機動戦士Zガ
ンダム』にOPとEDとして曲を提供(森口博子のデ
ビュー曲「水の星へ愛をこめて」なども)。
★Wikipedia:ニール・セダカ