強い人には“強い感じ”というものが厳然としてある

強い人には“強い感じ”というものが厳然としてある

柳井正氏や安藤忠雄氏(建築家)の写真をみる
  と、「この人は引きが強そうだ」と私は感じる}

竹内一郎著『ツキの波』(34)

◆◇◆立ち読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(145)

▼△第四章 ついに潜入! 1Fという修羅場(15)△▼

・餞別は拒絶・(その1)

総長が原発に人夫を入れたいのだろう、と察しが付いた
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(110)

▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈47〉△▼ ・ニ この震災は天罰か――震災をめぐる思想的な問題・

・「非戦主義者の戦死」・(その2)

非戦主義者の戦死、キリストの十字架上での刑死と同じ

竹内一郎著『ツキの波』(34)

・第2章 直感は考え抜いた末に出来上がる(10)

◇「強さの不思議◇
強い人には“強い感じ”というものが厳然としてある
《「 ◇今日の注目写真(Source:REUTERS◇ ◇Gaza conflict (A Palestinian woman cries next to a relative's house after it was destroyed in what witnesses said was an Israeli air strike in Beit Lahiya in the northern Gaza Strip, November 20, 2012. REUTERS/Suhaib Salem) (お断り。麻雀に特化した部分は割愛してい ます。ご了承ください。) 麻雀の強さという時、「読み」だけではない、 言葉で表わしにくい別種の“強さ”があると しかいえない。 「引きの強さ」といったりもするが、これも 合理的説明がつかない部分である。 なぜその人が強いのか、その場にいる人しか わからない。言葉でも、対局中の写真でも、 牌譜でも伝えられないものがある。 私は強い人には“強い感じ”というものが厳 然としてあると思う。これはどうしても言語 化できない。この感覚については、私が信頼 している友人にも、賛同する人もいれば、反 対の人もいる。 人には上昇運の時と下降運の時があると、考 えてしまうのである。一般には、若い盛りに ピークを迎えることが多い。 例えば、既に紹介した柳井正氏や安藤忠雄氏 (建築家)の写真をみると、「この人は引き が強そうだ」と私は感じる。 彼らが実際に麻雀が強いかどうか知らない。 麻雀なら“読み”というべきだが、ビジネス の場合だと“引き”と表現した方がしっくり くる。いずれにしろ、私が伝えたい内容は同 じである。 ★ユニクロ社長の柳井正さん、1兆円企業へ夢宣言! (ikebukurotv1 さんが 2011/09/15 にアップロード) 【http://ikebukurotv.com/  2011/9/16  ユニクロ池袋東武百貨店オープン、テープカット  社長の柳井正さんは、来年にはユニクログループも1兆円企業へ】 ★安藤忠雄氏「新国立競技場デザイン・コンクール」 (NewNationalStadium さんが 2012/07/19 に公開) 【「新しい国立競技場」デザイン・コンクール開催にあたり  審査委員長である安藤忠雄氏からのメッセージを公開。  新国立競技場オフィシャルサイト  http://www.jpnsport.com/】 」》 ◎もう、まるで、日本の総理大臣になったか のような自民党安倍晋三総裁の幼児のごと き「はしゃぎ」ようは、こわいです。 自民党安倍晋三総裁は17日、熊本市内で 講演し、脱デフレ対策に関し「やるべき公共 投資をやり、建設国債を日銀に買ってもらう ことで強制的にマネーが市場に出ていく」と 述べ、政権復帰した場合、建設国債の日銀引 き受けを検討する考えを示しました。 自民党お家芸の土建利権へのノスタルジー に浸っています。そして、お顔に、疲れが出 ています。取り上げられていたオモチャを与 えられて、遊び疲れたのでは――。 それしても、政治家は、選挙となると、お元 気ですなぁ。 香山リカさんも、こんなことを書いています。 《衆議院が解散、総選挙となった。テレビの ニュース番組などにはいろいろな議員や政党 の党首が登場して、選挙への意気込みなどを 語っている。 ちょっと不思議だな、と思うのは、どの政治 家も表情や声が生き生きしていることだ。 「いよいよです」と笑顔で楽しいことが待っ ているかのような顔をする人さえいる。有権 者としては「この先、どうなるんだ」と不安 でいっぱいなのに、と落差を感じる。 かつて政治の世界にくわしい知人に、「選挙 が好きでないと政治家にはなれない」と聞い たことがあるが、もしかするとこの人たちは 本当に選挙が好きでうれしいのかもしれない》 (香山リカのココロの万華鏡:政治家の本業は  選挙? 毎日新聞 2012年11月20日) 「今、私はすっかりおかげさまで、健康を回 復させていただきました」 9月26日、自民党総裁選に勝利した安倍晋 三氏は、当選後の記者会見では、自信に満ち 溢れた表情で、不安視される体調について、 こう語っていました。 安倍氏は、自民党が与党だった2006年9月、 51歳と戦後最年少の若さで総裁に選ばれて、 内閣総理大臣に就任しました。 しかし、わずか1年後の2007年9月に突然の 退陣表明。辞任会見で、「体調が悪化し、体 力の限界を感じるに至り、もはや首相として の責任を全うし続けられないと決断した」と 話しましたが、健康問題について詳しい言及 はありませんでした。 翌年2月、安倍氏は雑誌に手記を寄せ、首相 退陣の真相を初めて明かしました。原因の、 潰瘍性大腸炎とは、厚生労働省が指定する難 病のひとつです。 安倍氏の健康状態は、非常に気にかかります。 (つづく) (1200dys-792ent)

『ツキの波』

新書: 189ページ 出版社: 新潮社 (2010/04) ・人間はツキを支配や制御することはできないが、その性質を 知り、波を利用することはできるのではないか。ツキという不 思議な存在を誰よりも深く考え、語り続けてきた作家、阿佐田 哲也(色川武大)。その思想は現代人にとって大きな指針となる。 遺された至言の数々を『人は見た目が9割』の著者が読みとく。 〔目次〕 第1章 運の総量は一定である 第2章 直感は考え抜いた末に出来上がる 第3章 勝利は終末への第一歩 第4章 ヒットを打つよりフォームを固めよ 第5章 真理は市民社会の外にある 第6章 「運の達人」たちに学ぶ 終章  世界は乱雑なまま肯定される 〔著者〕 ☆竹内一郎(竹内たけうち いちろう)☆ ・1956(昭和31)年福岡県久留米市生まれ。劇作家・演出 家・著述業。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。 さいふうめい名義で『哲也―雀聖と呼ばれた男―』の原案を担当。 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞受賞。 著書に『人は見た目が9割』など。 ツキの波 (新潮新書)参照:2011-11-21「できる人は「声」が違う!」『人は見た目が9割』

竹内一郎著『ツキの波』(34)

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(145)

《「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる!」   某地方の暴力団組長   −暴力団専門ライターが実際に動いたからこそ    書ける原発という巨大なシノギ−    「原発は儲かる。どでかいシノギだな。電力会社と交渉して、   ゼネコンと話付けて、地元の土建屋に仕事を振る。代紋な   しではとても捌ききれん。原発はタブーの宝庫。裏社会の   俺たちには、打ち出の小槌となるんだよ」。ヤクザが語る   衝撃の事実。日本最大のタブーがいま明かされる!   ―誰も書けなかった 命懸けの衝撃ノンフィクション―》   【表紙帯から】  ▼△第四章 ついに潜入! 1Fという修羅場(15)△▼

・餞別は拒絶・(その1)

総長が原発に人夫を入れたいのだろう、と察しが付いた
《「――手帳を見返すと、当時の行動はアクロバットだった。 キャパを超えた日程であり、冷静な取材ができたとは言いにく い。その後、沖縄に1週間ほど取材の後、翌日に福島入りし、 7月4日まで福島(県内のいわき市郡山市南相馬市、福島 市など)―東京都を5往復している。 5日は原稿執筆の間に家族と食事を済ませ、7日には暴力団取 材のため、新幹線で関西に出かけた。帰京したのはいわき入り の前日である9日で、この日の夜は広域暴力団2次団体総長と 都内で食事をした。 料亭に入る前、表のお品書きを見ておおよその食事代を計算し た。今夜の場合、相手から呼ばれたとはいえ、ごちそうになる つもりはなかった。 この総長とは長い付き合いで、私はその人柄が好きだった。2 人で会うのはもう7、8年ぶりで、昔はなにかにつけてお車代 を渡され、断り切れなかったことが多い。 暴力団専門誌の編集長時代、原稿チェックに編集部員を向かわ せたところ、5万円をもらって帰ってきたこともあった。暴力 団包囲網が形成され、景気の悪化した昨今とはいえ、過去の経 験から考えれば、きっぱりと拒絶する必要がある。 世間話にヤクザ社会のことを訊き、原発の話になった。はっき り言われなかったが、総長が原発に人夫を入れたいのだろう、 と察しが付いた。会社を紹介して欲しい、北海道から沖縄まで、 すべての暴力団からそういった電話があった。すべて断る。 というより、彼ら1F(東京電力福島第一原発)作業員の日当 がべらぼうに高いと思い込んでいるから事実を話せば納得する。 ――」》 ◎続、潔白な人は、なかなか居ないとういうことでしょうか 原子力規制委員会(田中俊一委員長)は、19日に引き続いて 20日、原発の過酷事故対策設備の安全審査で新制度導入で決 めた検討チームの外部専門家7人のうち2人が、電力会社の関 連団体や原子力メーカーから寄付や研究費を受け取っていたこ とを明らかにしました。 規制委によると、2人のうち飯塚悦功・東京大大学院上席研究 員は10〜11年度に、三菱重工業から研究費を受け取ってい ましたが、規制委は「競争上の理由で企業側から公開しないよ う要請があった」として公表しませんでした。 杉本純・京都大教授は11から12年度、電力会社や原子炉メ ーカーの関連団体「関西原子力懇談会」から計100万円の受 け取っていました。構造的に、そうなって、いたんでしょうね。 ヤクザと原発 福島第一潜入記文藝春秋 (2011/12/15) ・〈目次〉・ 序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」 →第1章 私はなぜ原発作業員となったのか 第2章 放射能vs.暴力団専門ライター 第3章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘
第4章 ついに潜入!1Fという修羅場
第5章 原発稼業の懲りない面々 終 章 「ヤクザと原発」の落とし前 ◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(110)

《経済成長も安全保障も「犠牲」の上に成り立っている。  『靖国問題』以来、6年ぶりの書き下ろし新書!  本書のテーマは、犠牲のシステムとしての福島と沖縄  である。それは、一九四五年の敗戦以後、今日までの  日本を「戦後日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、  戦後日本の国家体制に組み込まれた二つの犠牲のシス  テムを表しているからだ。》【表紙帯から】 ▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈47〉△▼ ・ニ この震災は天罰か――震災をめぐる思想的な問題・

・「非戦主義者の戦死」・(その2)

非戦主義者の戦死、キリストの十字架上での刑死と同じ
《「――「戦争を忌み嫌い、之に対して何の興味を持たざる者が、 其の唱うる仁慈の説は聴かれずして、世は修羅の巷(ちまた)と 化して、彼も亦敵愾心と称する罪念の犠牲となりて、敵弾の的と なりて彼の平和の生涯を終わるに及んで、ここに始めて人類の罪 悪の一部分は贖われ、終局の世界の平和は其れ丈(だけ)此世に 近づけられるのである。 是れ即ちカルバリー山に於ける十字架の所罰の一種であって、若 し世に「戦争美」なるものがあるとすれば、其れは生命の価値を 知らざる戦争好きの猛者の死ではなくして、生命の貴さを平和の 楽しさを充分に知悉(しりつく)せる平和主義者の死であると思 う。」 つまり、非戦主義者の戦死、平和主義者の戦死は、イエス・キリ ストの十字架上での刑死と本質的に同じであって、それによって 人類の罪悪の一部が償われ、世界に平和をもたらさる「貴い犠牲」 の死である、内村は主張したのだ。 日露戦争時(一九〇四年)の「非戦主義者の戦死」と、関東大震 災時(一九ニ三年)の「天災と天罰及び天恵」を通して、内村の 「犠牲」の論理に本質的な違い見られないことは明らかだろう。 ――」》 ◎日本維新の会石原慎太郎代表 核兵器保有に言及 報道によれば、日本維新の会石原慎太郎代表は、20日、東 京都内の日本外国特派員協会おいて講演し「日本は核兵器に関 するシミュレーションぐらいやったらいい。これも一つの抑止 力になる。持つ、持たないは先の話だ」と述べ、核兵器保有に ついて研究すべきだとの考えを明示し、この発言に先立ち、 「核を持っていないと発言権が圧倒的にない。北朝鮮は核開発 しているから、米国もハラハラする」とも発言しました。 石原慎太郎代表は、持論を吐露したに過ぎませんので、今では、 驚きもしませんが、よう、はっきり言ってくれましたワ。 おもえば、一九七三年、「青嵐会」が結成されました。幹事長が 石原慎太郎、事務局長が浜田幸一。代表世話人には、中川一郎渡辺美智雄、横尾正行、湊徹郎、玉置和郎の五人。そのとき、同 志は、カミソリで指を切り、血判を押したと聞いて、大時代的な 行動には、たいへん驚きました。

◆10月4日現在:福島県民の県外避難者5万9031人(県発表)

福島民報社のニュースサイト ◆◆浪江町が区域再編案 線量に応じ大字単位で3区分 犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)集英社 (2012/1/17) ・〈目次〉・ 第一部 福島 ・第一章 原発という犠牲のシステム ・第ニ章 犠牲のシステムとしての原発、再論 ・第三章 原発事故と震災の思想論 第ニ部 沖縄 ・第四章 「植民地」としての沖縄 ・第五章 沖縄に照射される福島 ★★★本書のテーマは、犧牲のシステムとしての福島と沖縄である。 なぜ、福島と沖縄のか。それれは、一九四五年の敗戦以後、今日ま での日本を「敗戦日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、戦後日 本の国家体制に組み込まれた二つの犧牲のシステムを表しているか らだ。 沖縄が戦後日本の犧牲でったこと。それは、沖縄戦という史上稀に 見る過酷な戦闘の戦場にされた沖縄に米軍が居座り、サンフランシ スコ講和条約第三条によって、沖縄がその米軍の施政下に置かれ、 一九七二年に日本に復帰して以後も、今なお全国の米軍専用施設の 約七四パーセントが沖縄に集中しているという、このことをさして いる。

沖縄戦は終わっていない。今も戦争PTSDに苦しむお年寄り。

琉球新報のニュースサイト ◆◆来月23日に「うまんちゅ大行動」 オスプレイ、米兵事件沖縄タイムスのニュースサイト ◆◆「基地撤去は米兵のため」イラク帰還兵共闘訴え ・軍隊の構造的暴力について語るヒューズさん(左)  とウールソンさん(右)=20日、  那覇市・県立博物館・美術館 ◇Wikipedia:沖縄県の歴史◇ 1121 ★沖縄 占領下を生き抜く: 軍用地・通貨・毒ガス   (歴史文化ライブラリー) 沖縄占領下を生き抜く―軍用地・通貨・毒ガス (歴史文化ライブラリー)

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔冬〕 天文   マラソンの一群過ぎてしぐれ追ふ 1121
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☆★☆≫ 詩歌逍遙 ≪☆★☆

          原民喜 
・水ヲ下サイ・
水ヲ下サイ アア 水ヲ下サイ ノマシテ下サイ 死ンダハウガ マシデ 死ンダハウガ アア タスケテ タスケテ 水ヲ 水ヲ ドウカ ドナタカ  オーオーオーオー  オーオーオーオー 天ガ裂ケ 街ガ無クナリ 川ガ ナガレテヰル  オーオーオーオー  オーオーオーオー 夜ガクル 夜ガクル ヒカラビタ眼ニ タダレタ唇ニ ヒリヒリ灼ケテ フラフラノ コノ メチヤクチヤノ 顔ノ ニンゲンノウメキ ニンゲンノ ※Wikipedia:原民喜 1121   ◆◇◆◇『侏儒の言葉西方の人』◆◇◆◇ 《芥川龍之介著 新潮文庫版》 侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫) ・政治家・  政治家の我我素人よりも政治上の知識を誇り得るのは紛紛た る事実の知識だけである。  畢竟某党の某首領はどう言う帽子をかぶっているかと言うの と大差のない知識ばかりである。    又  所謂「床屋政治家」とはこう言う知識のない政治家である。 若(も)しそれ識見を論ずれば必ずしも政治家に劣るものでは ない。  且(かつ)又利害を超越した情熱に富んでいることは常に政 治家よりも高尚である。〈64〉    

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

空は一日中曇っていた。
The sky stayed cloudy all day.1121
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 - 講師> ※この番組の放送は4月1日で終了しています。 Wikipedia:岩村圭南

◎◆◎アートのたのしみ《アメリカ》◎◆◎

Fixing A Flat(パンクしっちゃった)
1121 ・1946年8月3日号『サタデーイブニングポスト』誌表紙作品。 (全作品322点の240番目の絵画。ロックウェルは、1946年  に「ポスト」誌に7点の絵を発表。この絵は1946年の第4番目  の作品になります。ちなみに、彼は1916年から1963年にかけ、  47年間にわたり「ポスト」誌とのタイアップは続きました) この絵画では、皮肉にも、ノーマン・ロックウェルは、他人のト ラブルを、見て見ぬふりする「ジェントルマン」を描いています。 絵の中央で、二人の若い女性が、タイヤがパンクして難儀してし ます。二人は困ってはいますが、自分たちでタイヤを取り替えて いますので、絶望的というわけではありません。 場面は、まだ、携帯電話のない時代のことです。電話で助けを呼 ぶことはできません。丘の上の小屋にも電話はありません。 男の住まいは、長い間、荒れ放題だったようです。屋根には穴が 開いていますし、煙突は倒れ掛かっています。道端の郵便受けの 箱は、一陣の風で、地面に落ちそうです。飼っている山羊たちは、 屋敷内を自由気ままに歩いています。 男は、椅子から立ち上がって、手伝う気配はまったくありません。 むしろ、他人のトラブルを眺めて楽しんでいるようでもあります。 幸いなことに、二人の女性は、タイヤの取り替え方を知っていま した。どうか、作業が終わるまで、雨が降りませんように! これは、文字通り「高みの見物をする」ですね。なお、英語にも、 「to watch from a vantage point」という表現がありました。 ◆ノーマン・ロックウェル Norman Rockwell (1894年2月3日‐1978年11月8日〈84歳〉) ・ノーマン・ロックウェルアメリカの画家、イラストレーター。 軽いタッチでアメリカの市民生活を描いて、アメリカで幅広い大 衆的人気を博しています。 ニューヨーク生まれ、美術学校を出てから、アメリカ・ボーイス カウト協会の雑誌などに絵を書き始め、ボーイスカウト運動への 貢献に対して、後に、世界で十数人しか与えられていない功労賞 (シルバー・バッファロー章)を受賞しています。 1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』 紙の表紙を飾り、とりわけ1940年代から1950年代のものが人気が あります。 アメリカ人の日常生活を描くことが、作品の重要な主題で、子ど も、とりわけ、少年や犬などの小動物が作品に頻繁に現れるのは、 彼の生い立ちに影響しています。両親とも画家の家庭に、1884年 ニューヨーク郊外で生まれました。 ☆Norman Rockwell ☆Norman Rockwell: 332 Magazine Covers  (Tiny Folios Series) [ハードカバー] Norman Rockwell: 332 Magazine Covers (Tiny Folio) ☆American Chronicles: The Art of Norman Rockwell- part 1 (NormanRockwellMuseum さんが 2008/05/06 にアップロード) 【Promotional video for the nationally touring exhibition organized by Norman Rockwell Museum. Narrated by son and renowned sculptor Peter Rockwell. Visit www.nrm.org to learn about current and upcoming venues. This film was made possible by Ford Motor Company. c2007 Ford Motor Company.】 ☆American Chronicles: The Art of Norman Rockwell- part 2 (NormanRockwellMuseum さんが 2008/05/06 にアップロード) 【Promotional video for the nationally touring exhibition organized by Norman Rockwell Museum. Narrated by son and renowned sculptor Peter Rockwell. Visit www.nrm.org to learn about current and upcoming venues. This film was made possible by Ford Motor Company. c2007 Ford Motor Company.】