読みに自信がある時とない時で、賭ける額を変える

読みに自信がある時とない時で、賭ける額を変える


{相撲の例でいくと、白星は誰を相手に勝っても一勝は
 一勝だから、勝ち越しが目標ということになってしま
 う。しかし、現実の場面では、一勝にも軽重がある。
 だから、場合によっては一勝九敗でもよいことになる}

竹内一郎著『ツキの波』(15)

◆◇◆立ち読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(126)

▼△第三章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘(31)△▼

・作業員は情報弱者・(その3)

晩発性の癌? そんなこと考えたってしかたない。
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(91)

▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈27〉△▼ ・ニ この震災は天罰か――震災をめぐる思想的な問題・

・知識人の発言・(その1)

今の日本全体、世界全体が、どこか間違っていたのではないか

竹内一郎著『ツキの波』(15)

・第1章 運の総量は一定である(13)
◇全勝は無理なこと◇(その2)
読みに自信がある時とない時で、賭ける額を変える
《「 ◇今日の注目写真(Source:REUTERS◇ ◇Suicides in China (Rescuers attempt to stop a man from committing suicide on a bridge in Wuhan, Hubei province, October 8, 2012. The man was rescued after he climbed onto the top of a bridge, attempting to jump off over the Yangtze River and threatened his own life if his economic dispute could not be resolved. REUTERS/Stringer) ここで賭博の例を引く。一日十レース競馬を やったとする。 読みに自信のないレースが九レース、自信の あるレースが一レースあるとする。 ここで濃淡をつけるのだ。自信のないレース に百円賭ける。自信のあるレースには千円賭 ける。 必ずしも、読み通りの結果が出るとは限らな いが、そもそも自分の勘にある程度の自信が あるから競馬をやるのである。 勘があったとしよう。百円のレースを九回外 して、九百円の負け。配当十倍として、一万 円の勝ち。八千百円のプラスである。 わかったレースは、一つだけ。わからなかっ たレースは九つ。しかし、所持金は大幅のプ ラスである。これが賭博でいう「濃淡をつけ る」という戦術である。 読みに自信がある時とない時で、賭ける額を 変えていかなくてはならない。 相撲の例でいくと、白星は誰を相手に勝って も一勝は一勝だから、勝ち越しが目標という ことになってしまう。 しかし現実の場面では、一勝にも軽重がある。 だから場合によっては一勝九敗でもよいこと になる。 」》 ◎フジコ・ヘミングさんを見ていると、人の 運命の不思議さをつくづく思います。 いまでは、日本とヨーロッパをまたにかけて ピアニストとして活躍していますが、長い不 遇な時代を堪えてきました。 ロシア系スウェーデン人の画家・建築家のヨ スタ・ゲオルギー・ヘミングと、日本人ピア ニストの大月投網子の間にベルリンで生まれ ています。 スウェーデン国籍を持っていますが、長らく 無国籍の状態が続いていました。 ウィーン時代、後見人でもあったパウル・バ ドゥラ=スコダに師事。また、作曲家・指揮 者のブルーノ・マデルナに才能を認められ、 彼のソリストとして契約しました。 しかし、リサイタル直前に風邪をこじらせ (貧しさで、真冬の部屋に暖房をつけること ができなかったために)、聴力を失うという アクシデントに見舞われ、やっとの思いで掴 んだ大きなチャンスを逃すという悲運に見舞 われています。 その前に、16歳の頃、中耳炎の悪化により 右耳の聴力を失っていましたが、この時に、 左耳の聴力も失ってしまい、フジコは演奏家 としてのキャリアを一時中断しなければなら なりました。 失意の中、フジコはストックホルムに移住し、 する。耳の治療のかたわら、音楽学校の教師 の資格を得て、以後はピアノ教師をしながら 欧州各地でコンサート活動を続けていました。 現在、左耳は40%回復しているそうです。 母の死後、1995年に日本へ帰国し、母校東京 芸大の旧奏楽堂などでコンサート活動を開始。 1999年2月11日にNHKのドキュメント番 組『ETV特集』「フジコ―あるピアニスト の軌跡―」が放映されて大きな反響を呼び、 フジコブームが巻き起こしました。 ☆Ingrid Fuzjko Von Georgii-Hemming ☆Ingrid Fujiko Hemming - La Campanella (purrpurrr さんが 2008/09/22 にアップロード) 【The best ever interpretion of La Campanella.  Fujiko Hemming is born to play Liszt and Chopin's pieces!】 (つづく) (1166dys-773ent) (1167dys-773ent休) 金〜(1169dys-773ent休)日

『ツキの波』

新書: 189ページ 出版社: 新潮社 (2010/04) ・人間はツキを支配や制御することはできないが、その性質を 知り、波を利用することはできるのではないか。ツキという不 思議な存在を誰よりも深く考え、語り続けてきた作家、阿佐田 哲也(色川武大)。その思想は現代人にとって大きな指針となる。 遺された至言の数々を『人は見た目が9割』の著者が読みとく。 〔目次〕 第1章 運の総量は一定である 第2章 直感は考え抜いた末に出来上がる 第3章 勝利は終末への第一歩 第4章 ヒットを打つよりフォームを固めよ 第5章 真理は市民社会の外にある 第6章 「運の達人」たちに学ぶ 終章  世界は乱雑なまま肯定される 〔著者〕 ☆竹内一郎(竹内たけうち いちろう)☆ ・1956(昭和31)年福岡県久留米市生まれ。劇作家・演出 家・著述業。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。 さいふうめい名義で『哲也―雀聖と呼ばれた男―』の原案を担当。 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞受賞。 著書に『人は見た目が9割』など。 ツキの波 (新潮新書)参照:2011-11-21「できる人は「声」が違う!」『人は見た目が9割』(1)

竹内一郎著『ツキの波』(15)

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(126)

《「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる!」   某地方の暴力団組長   −暴力団専門ライターが実際に動いたからこそ    書ける原発という巨大なシノギ−    「原発は儲かる。どでかいシノギだな。電力会社と交渉して、   ゼネコンと話付けて、地元の土建屋に仕事を振る。代紋な   しではとても捌ききれん。原発はタブーの宝庫。裏社会の   俺たちには、打ち出の小槌となるんだよ」。ヤクザが語る   衝撃の事実。日本最大のタブーがいま明かされる!   ―誰も書けなかった 命懸けの衝撃ノンフィクション―》   【表紙帯から】  ▼△第三章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘(32)△▼

・任侠社長・(その1)

日立は日立、東芝東芝と、グループになって待機していた
《「――当時、火急の問題だった高濃度汚染水の処理が進まないの は、作業員にとっては幸いかもしれなかった。 全体の作業は遅延するが、その分、状況を知り、将来を考える余裕 が生まれからだ。実際、現場作業の実質的な元請けには、新規の作 業員を断っているところもある。 「汚染水の処理が進まないと不可能な作業ってのある。いま以上に 人を入れたってすることがないんで、待ってくれと断られた。 電力の出した工程表に遅れが出るのは間違いないけど、少しでも近 づけたいから熟練工しか必要ないんだろう。 交代させるとき『こいつら仕事できんのか?』としつこく訊かれる わね。 その他、プラントメーカーのエンジニアたちもまだ出番じゃないか ら、ずっとJヴィレッジで待つしかない。 日立は日立、東芝東芝と、グループになって待機してんだけど、 みんな暇を持てあましてる。 知り合いのあんちゃんは『やることないんでPSPのモンハン(モ ンスターハンター)をクリアしちゃいました』って苦笑いしてたよ」 (5次請けの協力会社社長) ――」》 ◎国家存亡の一大事でもプレスリリース報道 情報の垂れ流し 東京電力福島第一原発事故当時の日本の新聞の報道は、連日開かれ る東京電力原子力安全・保安院、総理大臣や官房長官の記者会見 で語られる内容の受け売り、垂れ流しにすぎない。 その一例。朝日新聞ウエブ版記事(2011年3月21日5時30分) 《東京電力内で、福島第一原発廃炉は避けられないとの見方が強 まっている。東電関係者によると、建屋の爆発や炉心溶融は問題に なっている1〜4号機は、技術的に再稼動が難しい状態。 損傷のない5、6号機についても「地元の住民感情を考えると再開 は難く、6基とも廃炉にせざるを得ない」とみている。 1〜3号機は水素の発生状況から、炉内の核燃料棒の損傷が激しい と推測される。》 「ナニナニと推測される」という含みをもたせる物言いは、当局特 有の“官僚用語”だ。 参照:『本当のこと」を伝えない日本の新聞 』「(双葉新書) 「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書) なお、読売新聞は、iPS細胞から心筋の細胞を作り、患者に移植 した虚偽の発表をした森口尚史氏に関する記事について、徹底的な 検証作業を始めたそうです。悠長にもほどがあります。 これらが、日本の新聞のありのままの姿なんですね。 ヤクザと原発 福島第一潜入記文藝春秋 (2011/12/15) ・〈目次〉・ 序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」 →第1章 私はなぜ原発作業員となったのか 第2章 放射能vs.暴力団専門ライター 第3章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘 第4章 ついに潜入!1Fという修羅場 第5章 原発稼業の懲りない面々 終 章 「ヤクザと原発」の落とし前 ◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(91)

《経済成長も安全保障も「犠牲」の上に成り立っている。  『靖国問題』以来、6年ぶりの書き下ろし新書!  本書のテーマは、犠牲のシステムとしての福島と沖縄  である。それは、一九四五年の敗戦以後、今日までの  日本を「戦後日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、  戦後日本の国家体制に組み込まれた二つの犠牲のシス  テムを表しているからだ。》【表紙帯から】 ▼△第三章 原発事故と震災の思想論〈28〉△▼ ・ニ この震災は天罰か――震災をめぐる思想的な問題・

・知識人の発言・(その2)

国が誤れば、神仏に見捨てられる(立正安国論
《「――日蓮の『立正安国論』では、国が誤れば、神仏に見捨てら れ、大きな災害を招くと言っている。その予言を馬鹿げたことと見 るべきではない。 大災害は人間の世界を超えた、もっと大きな力の発動であり、「天 罰」として受け止め、謙虚に反省しなければいけない。  だから、それは被災地だけの問題ではなく、日本全体が責任を持 たなくてはならないことだ。(中外日報、四月ニ六日) 末木氏は仏教思想研究の泰斗であり、この発言も無視できない重要 性をもっている。 石原氏や長田氏の発言に対しては、政治家が被災地の人々の思いに 鈍感で、政治的な動機から無神経な失言をしたしたという受けとめ 方も可能かもしれない。 だが、デ・マッティ氏や末木氏らの発言がそうはいかない。これら を見れば、実は今問題は天災等が起こった場合に、それをどう受け とけるという思想的な問題にかかわっていることがわかるだろう。 ――」》 ◎電事連に骨抜きにされていた日本のメディア じつのところ、原子力核兵器開発は、政治というスカシ一枚で結 ばれていて、がっちりと、政治家も、官僚も、取り込まれています。 福島第一原発事故が発生するまでは、この「化け物」に関する議論 は封印されていました。 したがって、電力会社に不利な話は大手メディアには載りまぜんで した。二〇〇ニ年の悪質な東電の原発トラブル隠蔽でも、経産省が 発表するまで、新聞やテレビは、報道されませんでした。一部の社 はその前に内部告発で事実を把握していました。 二〇〇七年の中越沖地震で、柏崎刈羽原発のすぐ近くを活断層が走 っている事実は発覚しましたが、東電自体が認めるまでは、新聞、 テレビはほとんで報道しませんでした。地元住民が設置許可取消訴 訟を起こしていましたが、ネグりました。 しかも、東電の報復は犯罪的です。伊方原案の活断層問題を地道に 追った地方紙の記者は、愛媛県当局から凄まじい圧力を受けて退職 に追い込まれています。 メディアの原発、東電批判を抑え込んだのは、莫大な広告費でした。 『有力企業の広告宣伝費ニ〇一〇年版』によれば、九州電力と沖縄 電力、電源開発、計十一の電力会社の広告宣伝費は八八四億五四〇 〇万円、販売促進費六ニ三億七〇〇万円。東京電力は、広告宣伝費 ニ四三億後七〇〇万円に加え、普及啓発費をニ〇〇億円以上を使っ ていたといわれます。 ☆電通原発報道――  巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

◆10月4日現在:福島県民の県外避難者5万9031人(県発表)

  ☆福島民報社のニュースサイト ◆◆メンバーに本県関係者 規制委新設の監視・評価検討会 犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)集英社 (2012/1/17) ・〈目次〉・ 第一部 福島 ・第一章 原発という犠牲のシステム ・第ニ章 犠牲のシステムとしての原発、再論 ・第三章 原発事故と震災の思想論 第ニ部 沖縄 ・第四章 「植民地」としての沖縄 ・第五章 沖縄に照射される福島 ★★★本書のテーマは、犧牲のシステムとしての福島と沖縄である。 なぜ、福島と沖縄のか。それれは、一九四五年の敗戦以後、今日ま での日本を「敗戦日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、戦後日 本の国家体制に組み込まれた二つの犧牲のシステムを表しているか らだ。 沖縄が戦後日本の犧牲でったこと。それは、沖縄戦という史上稀に 見る過酷な戦闘の戦場にされた沖縄に米軍が居座り、サンフランシ スコ講和条約第三条によって、沖縄がその米軍の施政下に置かれ、 一九七二年に日本に復帰して以後も、今なお全国の米軍専用施設の 約七四パーセントが沖縄に集中しているという、このことをさして いる。

沖縄戦は終わっていない。今も戦争PTSDに苦しむお年寄り。

琉球新報のニュースサイト ◆◆政府、火消し躍起も 2米兵女性暴行致傷沖縄タイムスのニュースサイト ◆◆2米兵暴行事件:出国 間一髪で逮捕 ・報道陣に囲まれ、那覇地検に入る容疑者を乗せた  車両=17日午後2時52分、那覇市樋川 ◇Wikipedia:沖縄県の歴史◇ ★沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫) 沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)

≪都会歳時記≫

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〔秋〕 植物  製図用鉛筆の線秋桜
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☆★☆≫ 詩歌逍遙 ≪☆★☆

北原白秋
・序詩・
思ひ出は首すぢの赤い螢の 午後(ひるすぎ)のおぼつかない觸覺(てざはり)のやうに、 ふうはりと逭みを帶びた 光るとも見えぬ光? あるひはほのかな穀物(こくもつ)の花か、 落穗(おちぼ)ひろひの小唄か、 暖かい酒倉の南で ひき毟(む)しる鳩の毛の白いほめき? 音色(ねいろ)ならば笛の類、 蟾蜍(ひきがへる)の啼く 醫師の藥のなつかしい晩、 薄らあかりに吹いてるハーモニカ。 匂ならば天鵝絨(びらうど)、 骨牌(かるた)の女王(クイン)の眼(め)、 道化(だうけ)たピエローの面(かほ)の なにかしらさみしい感じ。 放埓(ほうらつ)の日のやうにつらからず、 熱病のあかるい痛みもないやうで、 それでゐて暮春のやうにやはらかい 思ひ出か、ただし、わが秋の中古傳説(レヂエンド)? (思ひ出) ※Wikipedia:北原白秋   ◆◇◆◇『侏儒の言葉西方の人』◆◇◆◇ 《芥川龍之介著 新潮文庫版》 侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫) ・ユウトピア・      完全なるユウトピアの生れない所以(ゆえん)は大体下の 通りである。  ――人間性そのものを変えないとすれば、完全なるユウ トピアの生まれる筈(はず)はない。  人間性そのものを変えるとすれば、完全なるユウトピア と思ったものも忽(たちま)ち不完全に感ぜられてしまう。 ・危険思想・  危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。 ・悪・   芸術的気質を持った青年の「人間の悪」を発見するのは 誰よりも遅いのを常としている。〈45〉

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

こんな時間に起きて何をしているの?
What are you doing up at this hour?
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 - 講師> ※この番組の放送は4月1日で終了しています。 Wikipedia:岩村圭南

◎◆◎アートのたのしみ《アメリカ》◎◆◎

Saying Grace(祈りをささげる)
(1956年・個人蔵) ・1956年3月17日号『サタデーイブニングポスト』誌表紙作品。 (全作品322点の269番目の絵画) この絵は、読者による投票で、1位、2位をあらそう作品で、世 代を超えて愛好されています。 ノーマン・ロックウェルは、画家として、黄金期を迎えた頃から、 それまでの“ユーモア”傾向の作品から、"シリアス"モードの絵 へと変化が見られるようになりました 「祈りをささげる」はその時期の作品です。 場所は、とある町の駅の近所の大衆食堂です。中央のテーブルの 右側のイスで、老婦人が、食前の祈りをささげています。手前の 大人用のイスに腰かけた白いシャツのお孫さんも、一緒に祈りを ささげています。 大衆食堂ですから、テーブルはあい席なんです。若者が二人、テ ーブルをシェアしています。二人は、お祈りをする老女を怪訝そ うに見つめています。 いつの間にか、あなたも、この二人の若者と同じように、おばあ ちゃんを見つめていませんか? 敬虔にお祈りするおばあちゃんの横顔、清らかな、お孫さんのお 祈りする後姿を! この絵を見ている私たちは(絵のなかの若者と同じ目線になって)、 日頃の慌しさに、心を失い、食事への感謝、天の恵みへに感謝、 神への感謝、大切なことを、すっかり忘れてしまっていることに、 はっと、させられます。 左側で葉巻を持った男の手元に、灰皿がわりに使われたコーヒー カップのソーサーが置かれていますが、浮世の汚濁を思い出させ ます。そんななか、場違いのお祈りが、みんなの心をきれにして くれます ◆ノーマン・ロックウェル Norman Rockwell (1894年2月3日‐1978年11月8日〈84歳〉) ・ノーマン・ロックウェルアメリカの画家、イラストレーター。 軽いタッチでアメリカの市民生活を描いて、アメリカで幅広い大 衆的人気を博しています。 ニューヨーク生まれ、美術学校を出てから、アメリカ・ボーイス カウト協会の雑誌などに絵を書き始め、ボーイスカウト運動への 貢献に対して、後に、世界で十数人しか与えられていない功労賞 (シルバー・バッファロー章)を受賞しています。 1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』 紙の表紙を飾り、とりわけ1940年代から1950年代のものが人気が あります。 アメリカ人の日常生活を描くことが、作品の重要な主題で、子ど も、とりわけ、少年や犬などの小動物が作品に頻繁に現れるのは、 彼の生い立ちに影響しています。両親とも画家の家庭に、1884年 ニューヨーク郊外で生まれました。 ☆Norman Rockwell ☆Norman Rockwell: 332 Magazine Covers  (Tiny Folios Series) [ハードカバー] Norman Rockwell: 332 Magazine Covers (Tiny Folio) ☆American Chronicles: The Art of Norman Rockwell- part 1 (NormanRockwellMuseum さんが 2008/05/06 にアップロード) 【Promotional video for the nationally touring exhibition organized by Norman Rockwell Museum. Narrated by son and renowned sculptor Peter Rockwell. Visit www.nrm.org to learn about current and upcoming venues. This film was made possible by Ford Motor Company. ©2007 Ford Motor Company.】 ☆American Chronicles: The Art of Norman Rockwell- part 2 (NormanRockwellMuseum さんが 2008/05/06 にアップロード) 【Promotional video for the nationally touring exhibition organized by Norman Rockwell Museum. Narrated by son and renowned sculptor Peter Rockwell. Visit www.nrm.org to learn about current and upcoming venues. This film was made possible by Ford Motor Company. ©2007 Ford Motor Company.】