エドガー・アラン・ポー『黒猫』(集英社文庫)(4)

エドガー・アラン・ポー『黒猫』(集英社文庫)(4)

{――これ以上ない、理想的な「壁」。そう感じた瞬
 間、私はまだ自分の中の「壁」恐怖が死んでいなか
 ったことを知る。この執着そのものが、私が幼い頃
 ポーに受けた呪いと祝福を意味している。私の骨に
 埋められた黒猫は、しっかり、息をして生きていた}
『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(12)
《2 おおむね本と映画の宝箱》から ◇骨に埋められた『黒猫』

穏やか日々、「つまらない大人になっちゃたな」と

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(56、了)

▼△第3章 東京電力の歴史と傲慢△▼ (22)
東電の変質と傲慢(下)

●元東電副社長加納時男『低線量の放射線は「むしろ健康にいい」』

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆(45)

▼△第7章 大停電が来る(15)△▼
・情報公開どこまで(その4)

●安全・安心の本質を置き去りに原発運転再開に向けて突き進んだ

『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(12)
《2 おおむね本と映画の宝箱》から ◇骨に埋められた『黒猫』

穏やか日々、「つまらない大人になっちゃたな」と

《「 ・黒猫 (集英社文庫) 黒猫 (集英社文庫) ・《青空文庫エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 黒猫 THE BLACK CAT 壁を怖がった少女時代が遠い昔のことになり、 幸い、私は今のところ「壁」に何かを塗り込 む必要に見舞われることもなく、今日まで生 きてき あの頃のように「壁」に恐怖や魅力を感じる ことも、もうなくなり、その日々は穏やかで はあるものの、やはり少し寂しい気もする。 「つまらない大人になっちゃたな」と感じる のと似ている。 けれど、先日。 私は、とある場所に旅行に出かけた。田舎の 寂れた温泉地で、観光客も私の他はほとんど 姿を見ない。旅館を出て、町並みを見ながら 歩くうち、森の奥で、その建物を見つけた。 白い漆喰の壁を持つ土蔵のようでもあり、そ れにしてはデザインがどこかモダンで、小さ な洋館のようにも見えた。 幼い頃、数々のミステリを読んで、頭の中で 夢想した建物に、見様によっては見えないこ ともなかった。 後で旅館の人に聞いたら、もう持ち主が誰か も定かではないような空き家の廃墟らしく、 入り口の鍵も錆びたまま外れてしまっていた。 中に入ると、長い年月風雨に曝された室内は 薄暗く、微かに湿気と黴の匂いがした。これ もまた、昔、本を読みながら想像を膨らませ たあの部屋のイメージそのままなのだった。 何かに導かれるように、私は部屋の壁を見つ めた。その色と手触り、匂い。 コンコン、とノックするように叩くと、固く も柔らかくもない、素材のもろさを感じさせ るような手応えは返ってきた。 ――これ以上ない、理想的な「壁」。 そう感じた瞬間、私はまだ自分の中の「壁」 恐怖が死んでいなかったことを知る。この執 着そのものが、私が幼い頃ポーに受けた呪い と祝福を意味している。 私の骨に埋められた黒猫は、しっかり息をし て生きていた。 いつか何かで、壁を前に私が何かを抱える時。 生涯そんな心配は杞憂の終わる。 わかっている、確信しているけど、万一の時 のため。 私はあの「壁」を持つ建物の場所を、今も誰 にも話さずにいる。 」》 (つづく) (Y197-81) (Y198-82休)〜 (Y200-84休) ・エドガー・アラン・ポー肖像 ◇「ホイットマンダゲレオタイプ」と呼ばれるもの。 1848年11月に撮影。ホイットマン夫人に与えるために 撮影したもので、夫人が所持していた。 ◆Wikipedia:エドガー・アラン・ポー
黒猫のたっちゃん (愛くるしい、後味の悪さのお口直し)
(mogiom さんが 2007/06/26 にアップロード) 【外に出たいとないています。それにしてもよくなく猫だ】 ◎辻村深月さんの、「壁」へこだわりに刺激 を受けて、高所恐怖症にこだわってみます。 英語でアクロフォビア(acrophobia)と言い、 恐怖症のひとつで、最も有名な恐怖症の一つ です。高い所に登ると、それが安全な場所で あっても、下に落ちてしまうのではないかと いう不安がつきまとう病的な心理。 そうなんです。それが安全な場所であっても、 怖いのです。私の場合は、高い場所であって も、その中央部分にいる場合は、大丈夫なの ですが、その「端っこ」に近づくと怖くなる のです。そこが、落下していくように見えて くるのです。かたや、飛行機の乗るはまった く怖くありません。しっかりと、機材のボデ ィに囲まれているので安心なのです。そして 大人になっても、スキーリフトには、どうし ても乗ることはできませんでした。 ◎「黒猫」「モルグ街の殺人」など短篇小説の名手として 知られるエドガー・アラン・ポーですかが、ウィリアム・ バトラー・イェイツ(William Butler Yeats)は、古今東 西を通じての偉大な叙情詩人だと賞賛しています。
Edgar Allan Poe - To Helen (1848)
(SpidersHouseAudio さんが 2009/11/16 にアップロード) 【To Helen (1848) by Edgar Allan Poe -  Read by Roy Macready - A Spiders' House recording.】
To Helen - 1848
Poem by Edgar Allen Poe (1848) I saw thee once- once only- years ago: I must not say how many- but not many. It was a July midnight; and from out A full-orbed moon, that, like thine own soul, soaring, Sought a precipitate pathway up through heaven, There fell a silvery-silken veil of light, With quietude, and sultriness, and slumber, Upon the upturned faces of a thousand Roses that grew in an enchanted garden, Where no wind dared to stir, unless on tiptoe- Fell on the upturn'd faces of these roses That gave out, in return for the love-light, Their odorous souls in an ecstatic death- Fell on the upturn'd faces of these roses That smiled and died in this parterre, enchanted By thee, and by the poetry of thy presence. Clad all in white, upon a violet bank I saw thee half reclining; while the moon Fell on the upturn'd faces of the roses, And on thine own, upturn'd- alas, in sorrow! Was it not Fate, that, on this July midnight- Was it not Fate, (whose name is also Sorrow,) That bade me pause before that garden-gate, To breathe the incense of those slumbering roses? No footstep stirred: the hated world an slept, Save only thee and me. (Oh, Heaven!- oh, God! How my heart beats in coupling those two words!) Save only thee and me. I paused- I looked- And in an instant all things disappeared. (Ah, bear in mind this garden was enchanted!) The pearly lustre of the moon went out: The mossy banks and the meandering paths, The happy flowers and the repining trees, Were seen no more: the very roses' odors Died in the arms of the adoring airs. All- all expired save thee- save less than thou: Save only the divine light in thine eyes- Save but the soul in thine uplifted eyes. I saw but them- they were the world to me! I saw but them- saw only them for hours, Saw only them until the moon went down. What wild heart-histories seemed to he enwritten Upon those crystalline, celestial spheres! How dark a woe, yet how sublime a hope! How silently serene a sea of pride! How daring an ambition; yet how deep- How fathomless a capacity for love! But now, at length, dear Dian sank from sight, Into a western couch of thunder-cloud; And thou, a ghost, amid the entombing trees Didst glide away. Only thine eyes remained; They would not go- they never yet have gone; Lighting my lonely pathway home that night, They have not left me (as my hopes have) since; They follow me- they lead me through the years. They are my ministers- yet I their slave. Their office is to illumine and enkindle- My duty, to be saved by their bright light, And purified in their electric fire, And sanctified in their elysian fire. They fill my soul with Beauty (which is Hope), And are far up in Heaven- the stars I kneel to In the sad, silent watches of my night; While even in the meridian glare of day I see them still- two sweetly scintillant Venuses, unextinguished by the sun!

『ネオカル日和』

単行本: 280ページ 出版社: 毎日新聞社 (2011/11/25) 《待望の初エッセイ集! 大好きがいっぱい! 【ネオカルチャー】辻村深月が独断と偏愛で選ぶ日本の 〈今〉を象徴する、おもしろいもの、かわいいもの、お  いしいもの、ヘンなもの、そんなものぜんぶ。  国民的マンガからパワースポットまで、“ネオカル”  の現場を人気ミステリー作家が潜入!辻村深月のマニ  アックなこだわりとキュートでトホホな日常を綴る初  ルポ&エッセイ集》〔表紙帯から〕 〔目次〕 1 ネオカルチャー新発見  (支えは藤子・F・不二雄さんの人格 ドラえもん  レッツ・のう能!のうのう能 ほか)
2 おおむね本と映画の宝箱
 (私をまっすぐ映すものオマージュのための ショートストーリー&エッセイ ほか) 3 四次元の世界へ  (あしたも、ともだち世界で一番好きなラブ ストーリー『パーマン』 ほか) 4 特別収録 ショートショート&短編小説  (彼女のいた場所写真選び ほか) 5 女子とトホホと、そんな日々  (a day in my life 私をハイにする…― ウッカリショッピング ほか) 〔著者〕 ☆辻村 深月(つじむら・みづき)☆ 一九八〇年ニ月ニ十九日生まれ。山梨県出身。千葉大学 教育学部卒業。二〇〇四年に『冷たい校舎の時は止まる』 で第三十一回メフィスト賞を受賞しデビュー。二〇一一 年『ツナグ』で第三十ニ回吉川英治文学新人賞受賞。他 の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』 『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』 『名前探しの放課後』『ロードムービー』『ゼロ、ハチ、 ゼロ、ナナ。』(第一四ニ回直木賞候補作)『V.T.R.』 『光待つ場所へ』(以上、講談社)、『ふちなしのかが み』『本日は大安なり』(以上、角川書店)、『オーダ ーメイド殺人クラブ』(集英社)『太陽の坐る場所』 『水底フェスタ』(以上、文藝春秋)など多数。新作の 度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者 からの熱い支持を得ています。

『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(12)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(56、了)

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人  ――原発翼賛体制のすべてを暴き、フクシマの  惨事を招いた者たちを、怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)
▼△第3章 東京電力の歴史と傲慢△▼ (22)
東電の変質と傲慢(下)

●元東電副社長加納時男『低線量の放射線は「むしろ健康にいい」』

《「――城山と平岩は後に共著を出したほどに親しい。城山がそうし たことを言ってきたのも初めてだったし、自分も一緒に行くからとま で言われて断れない。 バッサリやった直後だっただけに気が進まなかったが、城山と共に平 岩を訪ねた。 よもやま話の後に平岩は、 「サカタさん、私は勲章を拒否するほど偉くないんです」 と弁明した。 蛮勇とは程遠い平岩は、木川田と違って断れなかったのだろう。しか し、それをもらうことによって平岩および東京電力は国に屈したと言 わなければならない。 国との緊張感を失い、役所の悪いところと民間企業の悪いところを合 体させた役所以上の役所的体質をつくってしまった。 木川田の故郷は福島である。そこに原発をもっていった木川田は何よ り安全第一と考えていた。木川田なら、たとえば高木仁三郎広瀬隆 とじっくり議論したに違いない。 ただただ反対派を排除するような方策は取らなかっただろうと私は考 える。そうした木川田の精神を“秘蔵っ子”と言われた平岩が受け継 がなっかたところに、現在の東電の堕落と傲慢の原因があり、歴史の 皮肉がある。 自ら傲慢と気づかぬほどに傲慢になっている東電マンの典型として、 東電副社長から転じて自民党参議院議員となった加納時男が挙げら れるだろう。 現在は東電顧問となっているが、出馬の時には当時の東電社長をはじ め、東芝、日立、三菱重工業の社長や会長が応援に来たという。 五人の秘書は全員、東電の元社員か出向社員だった。それでいて、自 分を「原子力村の使い走りとして国政をやってきた」などいうのは失 礼千万、と怒っている。自分のことが見えていないのである。 低線量の放射線は「むしろ健康にいい」とまで言ってのけるのだから、 まさに、つけるクスリはない。――》 原発文化人50人斬り ◎加納時男氏の『低線量の放射線は「むしろ健康にいい」』の発言の 経緯はこうである。 朝日新聞2011年5月5日朝刊のインタビュー記事の中で、「福島原発 事故に関する発言で、低線量放射線は『むしろ健康にいい』と主張す る研究者もいる。説得力があると思う。私の同僚も低線量の放射線治 療で病気が治った。過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体 にいい、ということすら世の中では言えない。これだけでも申し上げ たくて取材に応じた」。 国会議員まで務めあげた人物とは思えない、その不見識で、傲岸不遜 な発言は読者の怒りを買い、その後、雲隠れをした。
東京電力OB 加納時男(自由民主党 参議院議員
(pejorativeglut さんが 2011/05/07 にアップロード) 【何で、ホームページを閉鎖したの?】 ◎原子力ムラのことを追いかけていると、反対派排除・抹殺、国民へ の背信行為、異臭漂う腐敗などで、老骨に怒りがふつふつと沸き上が ってきて、皮肉にも、逆に元気が出てきます。続けてフォローしてい きます。『原発文化人50人斬り』を、長い間、ご愛読ありがとうご ざいました。 ///////////////////////////////////////////////////////////
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆(45)

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした  前知事がそのすべてを告発》(表紙帯から)
▼△第7章 大停電が来る(15)△▼
・情報公開どこまで(その4)

●安全・安心の本質を置き去りに原発運転再開に向けて突き進んだ

《「――翌一七日のことだ。東京電力は、昨日視察したばかりの福島 第二原発1号機で、原子炉の出力を測定する装置で操作ミスがあり、 警報が鳴ったことを明らかにした。これは一二日に起こったことだが、 国には十三日に報告したもの、県への報告は遅れたのだという。 「すぐに人的ミスとわからず、原因と対策を含めて報告しようとした」 と弁明したが、私と勝俣社長がそこに来ているのに伝えられないとい うは、もうすでに、末期的症状ではないのか。 一〇月七日、「エネルギー基本計画」閣議決定された。向こう一〇年 程度のスパンでのエネルギー政策の方針を決めるもので、〇ニ年六月 に公布・施行されたエネルギー基本法を具体的に方向づけ、補完する 関係にある。※ 基本計画では「原子力を基本に基幹電源に位置づける」ことを明記し、 電力自由化を排除した。※ 点検記録改竄などの一連の不祥事については「透明性の確保と説明責 任を果たしつつ、改革された安全規制制度の下で、不正の再発防止、 安全確保を確実に実施する」としているが、核燃料サイクルにはつい ては「国の基本的な考え方」として、プルサーマルを中軸と位置づけ、 バックエンド対策は〇四年末までに必要な措置を講ずる、としたが、 結局は絵に描いた餅に終わっている。 安全・安心の本質を置き去りに、経産省原発の運転再開に向けて突 き進んだ。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ※エネルギー基本計画 (01-09-01-07)<概要> 2003年10月7日、エネルギー政策の基本となる計画が閣議で決定され た。この基本計画は、エネルギー安定供給の確保と環境問題への対応 を二つ基本としている。とくに注目されるのは、ウラン資源の安定供 給及び地球温暖化対策上優れた特性をもつエネルギーとしての原子力 発電を基幹電源とての位置付けていることである。 エネルギー基本計画 (01-09-01-07) - ATOMICA - ◎この基本計画は「原子力を基本に基幹電源に位置づける」ことを明 記し、電力自由化を排除したことが、原子力ムラの堕落を加速させた 諸悪の根源。それにしても、経産省は、ウソつきの魔窟ですね。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔春〕植物  ポケットの思はぬ深さ梅一輪
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
終了のサイレン入道雲だけが敗戦投手の背を見ている
中井聖子(33歳)大阪府

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、 西川 正身 (翻訳)
財政(finance n.)
歳入および資源を、管理者自身の最大の利益にな るように管理する技術ないし理論。この語を、第 一音節にアクセントをおいて、〈i〉を「アイ」 というふうに発音する仕方は、アメリカの最も貴 重な発見および財産の一つである。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

君は口を挟まなくてもよい。
You don't have to butt in.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆

ジョージ・フレデリック・ワッツ“Creation of Eve イヴの創造”
(1865-1899年・Fogg Art Museum、ハーバード大学 米国) ◇ジョージ・フレデリック・ワッツ (George Frederic Watts,1817年2月23日 - 1904年7月1日) イギリスの肖像画家、寓意画家、彫刻家。ラファエル前派・象徴主義。 愛と生、死をテーマに寓意画を描き、肖像画も多く残しました。ワッ ツは、もともとも肖像画家で有名でしたが、象徴性によってラファエ ル前派に通じ、甘美な抒情性と象徴性のある作品によって、19世紀 後半(ヴィクトリア朝時代)、イギリスを代表する画家となりました。 1867年にロイヤルアカデミーの正会員に。准男爵への推挙を2度も断 る。87歳で生涯を閉じました。 “自画像”(1864年・テイトギャラリー、ロンドン)
GEORGE FREDERIC WATTS STATUE - LONDON
(beekay12 さんが 2007/06/10 にアップロード) 【 George Frederic Watts most famous work, the large bronze statue Physical Energy, shows a naked man on horseback shielding his eyes from the sun. A cast was placed at Rhodes Memorial in Cape Town, South Africa honouring the extravagant majestic ideas of Cecil Rhodes. A casting of this work overlooks the Serpentine in London's Kensington Gardens. Video by author Brian Kavanagh.  】