日本人の自分を守ってくれるのは、日本か英国か

{小泉元首相は構造改革サッチャーのコピーをやり、
 ホームレスを日本国中に溢れさせ、イラクで日本人
 が拘束されたとき、「自己責任」という一国の首相
 の言葉とは信じられない言葉を発し、日本人として
 生まれてよかったと、日本国民が思えないような不
 安を与えた}

『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子(96)

ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス

・日本国は日本国民を守ってくれない
日本人の自分を守ってくれるのは、日本か英国か
英国は「言論の自由と「人権」のため命を張る国
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

「第4章 メディアと原発危険な関係」より

▼・メディアと原発危険な関係(2)
●“原子力新聞”と正力松太郎(その2)

『読売』は原子力平和利用のすざましいキャンペーンを展開していく

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

・第9章 止まらない内部告発(9)
・県に続々寄せられる内部告発(その9)

ニ四時間体制になると負担は大きい。ミスや人身災害が増えるのではないか。

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(96)

ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス

・日本国は日本国民を守ってくれない
日本人の自分を守ってくれるのは、日本か英国か
「《 小泉元首相は構造改革サッチャーのコピー をやり、ホームレスを日本国中に溢れさせ、 イラクで日本人が拘束されたとき、「自己責 任」という一国の首相の言葉とは信じられな い言葉を発し、日本人として生まれてよかっ たと日本国民が思えないような不安を与えた。 「日本は基本的に亡命を受け入れない」と言 い放って、ミャンマー人親子を突き放した。 国家のあり方とか政治家とはどういうものか、 日本国民はもっと学んでほしい。 私はいま、暮らしているこの英国で、日本国 籍であることに何の支障もないが、先の高遠 菜穂子さんのようなことが私の身に起これば、 例えばヨーロッパか中近東への旅の途中で拉 致されれば、私が英国在住であっても英国国 籍ではないので、日本国籍だと英国政府が拉 致犯人と交渉してくれる保証はないし、日本 政府はもっと当てにならない。 北朝鮮に連れ去られて何十年もそのままの日 本人を見てもわかるように、外交能力はまる でないし、菅直人小沢一郎はどうなのか知 らないけれど、小泉のように「自己責任」と いって突っ放されれば、救助はされないと知 っておくほうがようだろう。 高遠さん以下五人は、在日イラク人のディア ・キデルさんという人の奔走で釈放されたと いうのは真相で、小泉政権には何も外交の能 力がなかったらしい。
Sir Salman Rushdie on QTV part1
(Qtv さんが 2008/09/22 にアップロード) 【www.youtube.com/qtv】 ◇1989年2月14日 - イランの最高指導者アーヤトッラー・ ホメイニーによって、小説『悪魔の詩』著者のサルマン・ ラシュディ( Salman Rushdie) および、発行に関わった 者などに対する死刑宣告が言い渡され、イギリス警察に厳 重に保護されました。 1991年7月11日 - 日本語訳を出版した五十嵐一筑波大学 助教授)が勤務先の筑波大学にて殺害され、翌日に発見さ れました。他の外国語翻訳者も狙われ、イタリアやノルウ ェーでは訳者が何者かに襲われ重傷を負う事件が起こりま した。さらに 1993年には、トルコ語翻訳者の集会が襲撃 され、37人が死亡しています。
英国は「言論の自由と「人権」のため命を張る国
それで私が、いま再び煩悩しているのが、英 国籍に変わるかどうかである。 しかし、保守党政権に代わって、サッチャー のように「テロリストとは交渉しない」と突 き放されると、英国籍に変える価値がないこ とになるし、でも、少なくとも英国の世論は 救助と叫んでくれるだろうと考えている。 英国は「言論の自由」と「人権」のためなら、 命を張って世界に対抗する国家である。 インド系英国人の作家サルマン・ラシュディ が、『悪魔の詩』を発表したあと、ホメイニ によってラシュディの処刑が命令され、暗殺 者が英国に送られたと知るや、世界中はイラ ンを非難したし、 英国政府は「表現の自由」と「出版の自由」 を援護するという理由で、ラシュディの命を 守るため、彼の周囲に二十四時間のSPで護 らせ、国家予算の中からミリオンのポンドを 使って、二十年を経たいまもラシュディを護 衛している。 日本では政府も国民もこういう危機感が希薄 なため、日本語版翻訳者の五十嵐一筑波大学 助教授は、護衛も保護もされなかったまま殺 害されてしまった。 このように二つの国家の国籍を考えるとき、 どちらの国の国籍所有が「人権」にとって有 利かと、私は煩悩するのである。 パキスタン系英国籍の二人の青年は、英国に 生まれたことは運がよかったと、きっと考え たのはないか。不当に父母の国で逮捕された といえ、生まれた国の政府は彼らを取り返し てくれたのだから。
「畏友」五十嵐助教授を悼む(筑波学生新聞 1991.9)
− 増成隆士助教授(現代語・現代文化学系) ・7月12日、人文社会学系で五十嵐一助教授が何者かに 刺殺される事件が起きました。生前、五十嵐助教授は本紙 の取材に快く応じて下さり、「話題の本」や中東問題の講 演会を掲載させて頂きました。今回、五十嵐助教授の死を 悼み、増成隆士助教授に追悼文をお願い致しました。 編集部一同、五十嵐助教授のご冥福をお祈り致します。 (つづく) (Y098-35)
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私  ・ウィリアム王子に贈った養毛剤  ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人  ・企業の宿命、再び  ・スーザン・ボイルと英国人の夢  ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった  ・高級ホテルのトイレのチップ  ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ  ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ  ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち  ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい  ・スコットランド人の寛大さ  ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス  ・まだ見ぬアメリカについて考える  ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか?  ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子(たかお・けいこ) 1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982 年、離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人  あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかNOか―イギリス・日本 57年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(96)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす  べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)

「第4章 メディアと原発危険な関係」より

▼・メディアと原発危険な関係(2)
●“原子力新聞”と正力松太郎(その2)

『読売』は原子力平和利用のすざましいキャンペーンを展開していく

《「――「読売」が“原子力新聞”とまで言われたのは、同紙を大きくした 正力松太郎が「原子力の父と呼ばれるほど原発に力を注いだからだった。 民放テレビの始祖であり、日本プロ野球の生みの親でもある正力を追った佐 野眞一の『巨怪伝』には、正力が新人代議士の中曽根康弘を使って「原子力 の平和利用」という名目で原発を推進していく経緯が興味深く書かれている。 正力の参謀の柴田秀利がアメリカの「国務省の人間」と名乗るD・S・ワト ソンに、ビキニ環礁で被曝した第五福竜丸事件の後、 「日本には昔から、“毒は毒をもって制する”という諺がある。原子力は諸 刃の剣だ。原発反対を潰すには、原子力の平和利用を大々的に謳い上げ、そ れによって、偉大なる産業革命の明日に希望を与える他はない」 と言い、それに喜んだ形で、アメリカからサイクロトロンの発明でノーベル 賞を受賞したアーネスト・ローレンスらが原子力平和利用使節団として派遣 されてくる。そのことを知らされた正力は調子に乗って柴田に、 「アメリカがそこまで力を入れてくれるのなら、ついでに原子炉のひとつぐ らい寄贈してももらえ。広島、長崎の償いとしたら安いもんじゃないか。す ぐに向こうに要求したまえ」 と言ったという。もちろん、こんな要求は通るはずもなかったが、使節団の 来日を社告として打った一九五五年元旦以降、『読売』は原子力平和利用の すざましいキャンペーンを展開していく。――》 原発文化人50人斬り ◎このキャンペーンは、「原子力平和利用博覧会」と銘打って、日本各地で 開催され、昭和31年(1956)には、こともあろうに、広島平和記念資料館 においても、「原子力平和利用博覧会」が開かれ、原子炉模型などの展示物 で「原子力のバラ色の夢」をアピールしました。 「読売」側はアーネスト・ローレンス原子力平和利用使節団を利用したつも りでも、米国の旧ソ連との核競争で優位に立つために原子力平和利用の技術 供与を目論む(売り込み)米国の思うツボでありました。さらに、二年後の 昭和33年(1958)にも、同じ広島平和記念資料館において同様の展示物で 「広島復興大博覧会」が開催されました。「策士策に溺れる」のはご自由で すが、日本の進路を歪曲した罪には重いものがあります。 なにやら、きょうこのごろ、、米国の思うツボにはまりそうな約一個の国が ありそうです。くわばら、くわばら。
実験用原子炉の実物大の模型
(原子力平和利用博覧会の会場にて)              //////////////////////////////////////////////////////////////////
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が  そのすべてを告発》(表紙帯から)
・第9章 止まらない内部告発(9)
・県に続々寄せられる内部告発(その9)

ニ四時間体制になると負担は大きい。ミスや人身災害が増えるのではないか。

《「――一・要員不足がもたらすもの(〇五年九月)(その2) 「この問題は定期検査にもからんでいて、数年後には定期検査をニ四時間体 制で行う計画があるようだ。関連企業も人員を減らしている中、ニ四時間体 制になると負担は大きい。ミスや人身災害が増えるのではないか」 この情報提供は重大なので公表し、東京電力にしかるべき対応するよう求め た。東電からは、 「寄せられた声を真剣に受け止め、現場を重視した再発防止への取り組みを  強化する」 「運転当直体制の中に、定期事業者検査等における作業許可等の管理を行う  専門グループを置くことについて検討中」 という回答だった。 県は具体的な方策を示し、計画的に組むよう求めた。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎ここまで目を通してきたように、著者の前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、 事故を頻発せせる東京電力に、執拗に「待った」をかけています。佐藤氏 が“国策逮捕”されたという見方には、納得させらるところがあります。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔冬〕時候  静止画像の人歩き出す冬の街
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
猪の臭の残る田に入りて踏み倒されし稲刈りそろふ
浅井淑裕(71歳)愛知県

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)
回転式連発拳銃(revolver n.)
かりそめの狂人が取り用いる議論。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

通してください。Please let us through.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆◎

Joseph Wrigh of Derby “亡夫の武具の番をするインディアンの族長の寡婦
(1785年・ダービー美術館所蔵 ) 【この作品は、ジェイムズ・アデアーの『インディアンの歴史』(1775年) をもとにして、描かれたもの。インディアンの妻は、夫が戦いで死ぬと、 その後一月間、夫の武具を吊るした木の下で過ごすのが喪に服するという。 作品は、新古典主義の様式で、理想化され、劇的な雰囲気は後のロマン主 義を予告しています】 ◇ジョセフ・ライト(Joseph Wright of Derby、1734年9月3日 - 1797年8月29日) はイングランドの画家。Wright of Derby とも。風景画や肖像画を主に 描き、「産業革命の精神を初めて表現した画家」として高く評価されて います。光と闇の対比を強調するキアロスクーロ(明暗法)の扱いに優 れ、ロウソクで題材を照らした絵で有名。錬金術から科学が誕生したこ とを表現する絵は、イングランド中部在住の有力な科学者・工業家たち が集ったルナー・ソサエティでの議論が参照されています。啓蒙時代と 呼ばれた時期の科学が宗教的価値観といかに確執したかを示す、暗示的 
〔JOSEPH WRIGHT スライド画集〕
(laoniricArte1 さんが 2010/07/23 にアップロード ) ◇Joseph Wright (3 September 1734 -- 29 August 1797), styled Wright of Derby, was an English landscape and portrait painter. He has been acclaimed as "the first professional painter to express the spirit of the Industrial Revolution.- ・Musica: Ludwig van Beethoven, Symphony 5.-

Joseph Wright of Derby in Liverpool (Yale Center for British Art) [ハードカバー]

Joseph Wright of Derby in Liverpool (Yale Center for British Art S)