英国では、老人の移住者にも、医療費と交通費はタダ
｛老人パス（バス・地下鉄無料の定期」）が支給されもし、
まして、ＧＰ（一般開業医）と病院がまるまる無料なん
て、もし、癌などの大手術になっても、何百万円もかか
る医療費も払わなくてもいいのだから、私はそれを聞い
てあきれてしまった。｝
(イギリス・ニッポン政治の品格)
『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子（８５）
ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス
・「Retirement Visa」を知っていますか
英国では、老人の移住者にも、医療費と交通費はタダ
この日本人移住者「冬の暖房費が支給されない」と不満を
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（８５）
ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス
・「Retirement Visa」を知っていますか
英国では、老人の移住者にも、医療費と交通費はタダ
「《 私が驚いたのは、こういう外国からの老人に なってからの移住者にも、ＮＨＳ（英国国立 の無料の医療機関）が利用でき、老人パス （バス・地下鉄無料の定期」）が支給される のだそうだ。 これならば五年ごとに七百ポンドのヴィザ料 を払っても、十分に元は取れている。 いま、ロンドン市内では２ゾーンだけで一週 間分の定期代は三十ニポンドである。この夫 婦はゾーン４に住んでいるから、年間にする と何万円も無料で交通機関が利用できるのだ。 まして、ＧＰ（一般開業医）と病院がまるま る無料なんて、もし、癌などの大手術になっ ても、何百万円もかかる医療費も払わなくて もいいのだから、私はそれを聞いてあきれて しまった。 この国で働く人は、日本の何倍もの税金を払 っているのに、年を取って、これから病院を 利用する回数が多いであろう人たち、それも 外国人でこの国に税金を払ってこなかった人 の移住を許可して、死ぬまで面倒見るなんて、 なんてこった。 そりゃ、英国の財政も減る一方だわい。 ＢＮＰ（白人優先主義の政党 British National Party）も支持されるわいと思った。Cartoon: You Can't Get Rid of Me
(This cartoon by Andy Davey from The Sun)
この日本人移住者「冬の暖房費が支給されない」と不満を
にもかかわらず、この日本人夫婦は、「私た ちは冬の暖房費は支給されませんのよ」と、 まだ、不満をいっている。何様のつもりでい るのだろうか。 母国の日本だって、六十歳だと国民健康保険 を払っていても、病院へ行きたび初診料じゃ、 へっちゃくれだと払わされるし、交通費も六 十歳から無料じゃないだろう。冬の暖房費も くれない。 そんなに不満なら日本へ引き揚げたほうがい い、と私は考える。 この人たちの生活は、英国に移住したとはい え、日本人がたくさん住んでいる場所に住み、 「日本レストランも周囲にいっぱいあります」 といい、新聞も日本人コミュニティの日本語 新聞でロンドンのニュースを知り、カトリッ ク信者だと名乗って、日本人カトリックミサ にきて、「日本がいい、日本がいい」という のだ。あげく日本は英国より豊かでもっと恵 まれているといった。 このおめでたい夫婦は、日本のワーキングプ アもハウジングプアもまたっく知らないらし い。母国の実情も知らず、ひたすら日本につ いて礼賛する。それも日本人に向かって。こ れはもう欲求不満に陥っている証拠だ。 」》ロンドン日本人学校 The Japanese School in London
◇ロンドン日本人学校は、ロンドンの日本クラブ運営の 「日本人学校有限会社」により「全日制の義務教育学校」 として設立され、日本の文部科学省により認定された在 外教育施設であると共に、英国教育技能省より認定を受 けた「私立学校」。 （つづく） (Y84-31)
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆
☆佐高 信『原発文化人５０人斬り』毎日新聞社☆
《原発安全神話を捏造してきたのは誰か！ 政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》 （表紙帯から）・憤怒を燃やして（４）
さびしくまた利根川の岸に立たんや
《「――私の郷里は、群馬を過ぎて更に北の山形だが、学生時代、汽車で 帰る時、高木と同じように私も、朔太郎の『歸郷』を胸中に口ずさんだ。 題名の下にこんな注釈がついている。「昭和四年の冬、妻と離別し二児を 抱えて故郷へ歸る」。 わが故郷に歸れる日 汽車は烈風の中を突き行けり。 ひとり車窓に目醒むれば 汽笛は闇に吠え叫び 火焔（ほのほ）は平野を明るくせり。 まだ上州の山は見えずや。 夜汽車の仄暗き車燈も影に 母なき子供等は眠り泣き ひそかに皆わが憂愁を探れるなり。 嗚呼また都を逃れ来て 何処の家郷に行かんむとするぞ。 過去は寂寥の谷に連なり 未来は絶望の岸に向へり。 砂礫（されき）のごとき人生かな！ われ既に勇気おとろへ 暗澹として長（とこし）なへに生きるに倦みたり。 いかんぞ故郷に獨り歸り さびしくまた利根川の岸に立たんや。 汽車は曠野を走り行き 自然の荒寥たる意志の彼岸に 人の憤怒（いきどほり）を烈しくせり。 この朔太郎も恭次郎も、そして高木も、生涯「憤怒」を忘れず、その火を 燃やして生きた。――》 原発文化人50人斬り ◎群馬県前橋市敷島町に、「萩原朔太郎記念館」があります。萩原朔太郎 の生家の一部を移築復元した施設で、「前橋文学館」とは少し離れた場所 にあります。詩に“母なき子供等は眠り泣き”とうたわれたの子供の一人 が、長女の萩原葉子さん、小説家となる。「萩原朔太郎記念館」
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆
・自民党本部に乗り込む（その１）
自民党は、官との複合体で原発を推進してきた政権政党
《「――一二月一九日には、自民党本部で開かれた電源立地推進調査会な ど、エネルギー関係部会の合同ヒアリングに出席した。 自民党は、官との複合体で原発を推進してきた政権政党であり、核燃料サ イクル計画の総本山、もっとも協力な応援団でもある。私も覚悟を決めて 出かけた。 ヒアリングのテーマは、当初核燃料税がテーマだったが、東京電力がこの 日までに容認の姿勢を固めたため、核燃料サイクル計画に絞られた。 原子力関係議員たちが待ちかまえる中、まるで剣道の試合のように、ひと きわ厳しく打ち込んできたのが津島雄二衆議院議員だ。青森県選出、六ヶ 所村の核燃料再処理施設を選挙区にかかえる議員である。津島氏は言った。 「まず、ディスカッションをしにきた『勇気』を多としたい」 私が「原子力政策をブルドーザーのように進める国の体制、体質を変えて ほしい」と求めると、議員たちから「担当官庁は一生懸命やっている」と いう声が多数出た。一昔前の企業の株主総会で「議事進行！」と騒ぐ与党 総会屋のようだ、と思った。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎原子力政策に限らず、自民党は政権政党時代の活動を、党内で総括して いるのだろうか。さきに自民党の執行部新役員が決まったが、古色蒼然と した派閥均衡人事を墨守しているように見える。自民党議員で、珍しく自 民党の反省点をフェアに口にする石破茂政調会長を降板させたのは、理解 しがたい。政権復帰を唱える谷口禎一総裁の認識を疑う。これじゃ、選挙 に勝てませんよ。福島第一原発事故 収束を待ち続けるダチョウ
浜通り最新動画 ◇７か月経っても収束しない原発事故。 下がらない放射線量。彷徨うダチョウ。 果たして浜通りに帰れる日は来るのか？ 東日本大震災『避難区域の惨劇』これが福島県浜通りの現状。Sir John Everett Millais “チモーネとイフィジェニア”
(ボッカチオ「デカメロン」より)（1848-49年・ポート・サンライト、レディー・リヴァー美術館） （サー・ジョン・エヴァレット・ミレー, 1829年6月8日 − 1896年8月13日） ◇19世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員。ミレイと表記されること も多いですが、『落穂拾い』などで知られるフランスの画家ジャン＝フランソ ワ・ミレーとは別人。なお、ラファエル前派（Pre-Raphaelite Brotherhood） とは、１９世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家 （また時に、彼らは詩も書いた）から成るグループ。１９世紀後半の西洋美術 において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられて います。
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（８５）
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私 ・ウィリアム王子に贈った養毛剤 ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人 ・企業の宿命、再び ・スーザン・ボイルと英国人の夢 ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった ・高級ホテルのトイレのチップ ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい ・スコットランド人の寛大さ ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス ・まだ見ぬアメリカについて考える ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか? ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子（たかお・けいこ） １９４２年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て１９７２年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。１９７６年、二人で帰国、京都で暮らす。１９８２ 年、離婚。１９８８年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、１９９８年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人 あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかＮＯか―イギリス・日本 ５７年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格≪都会歳時記≫
[都市・現代の視座１０００句]句集 古家 元「文學の森」刊]〔秋〕植物 蔦紅葉辺り渋滞高速路
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆
アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)家庭・ホーム(home n.)
最後の頼みの綱として訪れる場所――終夜営業中。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)
