いまは、白人が差別されるている南ア共和国
｛私が笑ったのは、彼が南アを出た理由だった。「南アじゃ
白人が差別されるんだ。黒人が規制して白人に仕事をさせ
てくれない。ものすごい人種差別なんです。黒人に人種差
別をしたというけれど、それは、ぼくの生まれ前のことで、
ぼくが生まれたときは、白人が差別されていたんだ」。｝
(イギリス・ニッポン政治の品格)
『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子（５８）
英国と南ア共和国の今昔物語
・いまは、白人が差別されるている南ア共和国
・いま南アの黒人たちは白人たちに Revenge をやっているようだ
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（５８）
英国と南ア共和国の今昔物語
いまは、白人が差別されるている南ア共和国
「《 それから一週間して、町へ出てピカデリーの 「ＴＵＭＩ」という高級旅行かばん店を、な んとなくのぞいてみた。この店の商品はあま りにも高価で、店内に人が入っているのをみ たことがない。 パリの「ＴＵＭＩ」の店長をしているフィリ ップさんの店も同様だ。 店内で表を向いて立っている若い白人男性の ショップキーパーが、私に声をかけてきた。 「何か特別のモノを探していますか？」 彼は暇をもてあましているようだった。 「こんなに暇だったら一日が長いでしょう」 彼は私の言葉ににっこり笑い頷いた。それ で私の友人がパリ店の店長をしているとい うと、 「ぼくはこの店に来て二週間なので、パリ の店長の名前も知らない」 といった。英語にアクセントがなかったの で、私はてっきり英国人だと決めつけたい た。とこらが話してみると、彼は南アから やってきたという。南アからでは、英国で 働くのに労働ヴィザが要るでしょうと、尋 ねると、 「ぼくの先祖はドイツ人なので、ドイツの パスポートを取ったんです。だから働け ます」 ということだ。なるほどね。ＥＵパスポー トだんもんね。 「南アフリカのアクセントがないね」 「いや、南アフリカ人同志で喋ると、やっ ぱり南アのアフリカーン訛りになります。 ここでは気をつけて喋っています」 ということで、彼はまだ十九歳とのこと。 私が『Invictus』（負けざる者たち）を観 たよといい、モーガン・フリーマンもマッ ト・デイモンも、南アのアクセントで喋っ ているので、画面に英語の字幕が出ていた とうと、 「ほんとう？ ぼくはあの映画を南アフリ カで観たけれど、サブタイトルなんてな かったよ」 といったのには驚いた。まあ、あの国の言 葉なんだから字幕はなくてもわかるわね。 私が笑ったのは、彼が、南アを出た理由だ った。 「南アじゃ白人が差別されるんだ。黒人が 規制して白人には仕事をさせてくれない。 ものすごい人種差別なんです。 黒人に人種差別をしたというけれど、それ はぼくの生まれ前のことで、ぼくが生まれ たときは白人が差別されていたんだ。 それで、仕事がないからロンドンへ来た。 ドイツへ行ってもドイツ語は喋れないし、 アフリカーンとオランダ語の標準語は違う し、それでロンドンへ来た」Reconciliation in Divided Societies: Finding Common Ground (Pennsylvania Studies in Human Rights) ◇しょせん、人間は和解できない動物なのか？ 世界を見よ！
いま南アの黒人たちは白人たちに Revenge をやっているようだ
いま南アの黒人たちは、白人たちに Revenge をやっているようだ。もし、隣国 のジンバブエみたいになったら、南アは破 産するだろう。 そういうことにならないように、ネルソン ・マンデラは「Reconciliation（和解）と いったのではなかったのかしら。 でも、いくら彼がそう唱えても、一般黒人 国民はあの残酷な人種差別が忘れられない、 許せないのだろう。でも、こういうRevenge で、反対するのもまったくよくない。 その青年は、「英国は白人にも黒人にも差 別がなく、いい国だと思います」といった。 私が客として何も買う気がないと知った黒 人女性店長がやってきて、彼に、「表は私 が見ているから、あなたはストックルーム でストックの点検をしてくれる？」と、い った。 彼は私に「バイ」といって、地下へ続く階 段を下りていった。 その二日後、クレアに逢ってあの南アの青 年の話をすると、 「ほんと？ 私のほうはね、ロンドン大学 本館の受付の仕事をしていたらね、南アの 白人女性がやってきて、私の頭の天辺から つま先まで眺めて、アフリカーンで『あな た、こんなところで働けるの？』っていっ たのよ。つい最近のことよ。その女性にと っては、私たち有色をまだ南アフリカのま ま考えているのよ」 「エー、このロンドンで？、この人種のる つぼで、有色のほうが多いロンドンで？ あなた、何って答えてやったの？」 「『ええ、働けます。私はここで二十年間、 働いています』って」 「そしたら？」 「バカにした態度で去っていった」 世界中の人種の集まる英国、いい国だとい う移民たち。その移民を放り出そうと、政 党まで作った英国人。その政党に反対して 飛びかかってゆく白人英国人。 まあ、まったくいろいろあって、この国に いると書くネタに困らない。退屈する隙が ない。Nelson Mandela:“April 1994 - Voting in election” ◇1994年４月に南ア史上初の全人種参加選挙が実施されました。 アフリカ民族会議（ＡＮＡ) が勝利し、ネルソン・マンデラは 大統領に就任しました。暫定憲法の権力分与条項に基づき国民 党、インカタ自由党と連立政権をたて、国民統合政府を樹立し ました。 ネルソン・マンデラは民族和解・協調を呼びかけアパルトヘイ ト体制下での白人・黒人との対立や格差の是正、黒人間の対立 の解消、経済不況からの回復として復興開発計画（ＲＤＰ）を 公表しました。しかし、現実はきびしい。 」》 （つづく） (Y042-17)
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆
☆佐高 信『原発文化人５０人斬り』毎日新聞社☆
《原発安全神話を捏造してきたのは誰か！ 政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》 （表紙帯から）・他の者を切り捨てて生き残る
国鉄労働組合つぶしだったと自ら告白
《「――中曽根は国鉄の分割民営化を成功させたと自慢たらしく言うが、 しかし、あれは国鉄労働組合つぶしだったと自ら告白している通り、北 海道など過疎も進んだし、とても「成功」などと言えない。 最後に中曽根の人徳のなさを表す逸話を紹介しよう。 『サンデー毎日』の編集長時代に、牧太郎が瀬島龍三のインタビューを した。瀬島はゲラを見せろと言い、自宅にそれを持って行くと、赤鉛筆 をとりだし、チェックしていたが、 「中曽根内閣の有力なブレーンのひとり」と書かれているところで急に 怒り出した。 「私は中曽根ごときの使い走りではない」 そう言って、その部分を削除したという。 瀬島は中曽根の依頼で極秘に何度も韓国に渡り、たとえば全斗煥に中曽 根の親書を渡し、全から中曽根宛の親書をもらって帰国している。 ふつうはこれを「使い走り」というのだと思うが、瀬島は自らを国家の 参謀であり、中曽根ごときの参謀ではないと言いたかったのかもしれな い。――》 原発文化人50人斬り ◎中曽根と正力（読売新聞）が原発を推進したことは、今後、歴史的犯 罪として、糾明されていくでしょう。・第６章 握りつぶされた内部告発（５）
実は国こそ本物の“ムジナ”であることがはっきりしてきた
《「――福島第一・第ニ原発の検査記録改竄については、内部告発が行 なわれていた。 九九年の東海村ＪＣＯ臨海事故を教訓に、内部告発を奨励する「内部申 告奨励制度」が導入され、その第一号としてこの告発が〇〇年七月、通 産省に届いた。〇一年に発足した原子力安全・保安院にその内部告発は 引き継がれた。 しかし、通産省と保安院は、内部告発が届いたとき、あるいは保安院発 足で引き継がれた時点ですぐ立ち入り調査をして、告発内容を確認すべ きところを放置し、さらに保安院はその告発内容を、よりによって東京 電力に口頭で照会していたのだ。 「こんな告発がありましたが、どうですか？」 と、調査を東電に任せ、「報告は告発内容と一致しなかった」と口を拭 ってしまのである。 しかも、保安院は、告発者の氏名など資料を東電に渡してしまっていた。 「国も東電も同じ穴のムジナ」だと思っていたが、実は国そのものが本 当の“ムジナ”であることがはっきりしてきた。 翌三〇日は、福島県の総合防災訓練が須賀川市で開かれることになって いた。郡山と須賀川は隣町なので、私は自宅から会場に直行したが、た ちまち記者に囲まれた。 改竄発覚後、初めて記者に接し、メッセージを発する機会だ。昨夜から 今朝にかけて担当の職員が必死で集めてくれた資料を読み、早朝から説 明を聞いて全体像がわかりけていた。事態はかなり悪質である。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎国の“ムジナ”ＤＮＡは、いまも、健在です。こんなことありました。 ３月１２日午後３時３６分に東京電力福島第一発電所１号機の建家が水 蒸気爆発した後の、原子力安全保安院の記者会見で、中村幸一郎審議官 が「炉心溶融が進んでいる可能性がある」と発表していました。とこら が、その日の夜、菅首相と枝野官房長官によって、中村幸一郎審議官が 更迭されてしまったのです。正しいことを言ったからです。 そして、あの危機感ゼロ顔の西山英彦審議官が出でくるのです。しかも、 西山は原子力畑の人間でもなんでもなく、事故直前までＴＰＰ（環太平 洋経済連携協定）を担当していました。毎度、分かったような分からよ うな会見をしていましたが、女性問題で更迭されたのは、記億に新しい ところです。
ウィリアム・ホガース“Completion Date”(1733)
（William Hogarth, 1697年11月10日 - 1764年10月26日） ◇イギリスは、絵画史の面では長らく不毛の土地であり、 ルネサンス期、バロック期を通じてハンス・ホルバイン、 アンソニー・ヴァン・ダイクといった外国出身の画家を 除いて、見るべき画家はいませんでした。 イギリス人画家による、イギリス独自の様式をもった絵 画が生まれるのはようやく１８世紀、ヨーロッパ大陸で はロココ美術が全盛の時でありました。 ホガースは、そうした１８世紀のイギリス画壇を代表す る国民的画家です。１６９７年ロンドンに貧しい教師の 息子として生まれた。銀細工師の弟子、版画家として下 積み生活を送った後、当時の世相を痛烈に風刺した連作 絵画で知られるようになり、風刺画の父とも呼ばれます。『イギリス・ニッポン政治の品格 』（５８）
< …たのしむ…
William Boyce - Softly Rise O Southern Breeze
イギリス・ニッポン政治の品格『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私 ・ウィリアム王子に贈った養毛剤 ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人 ・企業の宿命、再び ・スーザン・ボイルと英国人の夢 ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった ・高級ホテルのトイレのチップ ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい ・スコットランド人の寛大さ ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス ・まだ見ぬアメリカについて考える ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか? ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子（たかお・けいこ） １９４２年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て１９７２年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。１９７６年、二人で帰国、京都で暮らす。１９８２ 年、離婚。１９８８年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、１９９８年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人 あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかＮＯか―イギリス・日本 ５７年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。≪都会歳時記≫
[都市・現代の視座１０００句]句集 古家 元「文學の森」刊]〔秋〕生活 三人の医師囲みをり秋灯火
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆
アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)窮地(predicament n.)
言行一致が受ける報い。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆
☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ ＜フランス＞
The Chateau d'Angouleme
was a castle in the town of Angouleme, in the Charente departement of France. Château d'Angoulême - Wikipedia舞姫タイス (白水Uブックス―海外小説の誘惑 (145))
舞姫タイス (白水Uブックス―海外小説の誘惑 (145))Δ▼Δ▼好奇心丸出し
◇◇◇アラウンド 野田佳彦首相
国連で復興、原発説明へ＝首相、２０日に初訪米
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091800130◎▽＜世界のホテル案内＞ ◇ニュージーランド《ロトルア》▽◎
Millennium Hotel Rotorua
Corner Eruera & Hinemaru Streets, P.O. Box 1044, Rotorua, New Zealand Millennium Hotel Rotorua. :“コンラッド・ヒルトン、ヒルトンホテルを創った男の曾孫パリス・ヒルトン”
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Going to bed. Sweet dreams everyone. Love Paris xoxo http://bit.ly/mZgkVV 9月17日◆＊中東を知らないと遅れをとる＊◆
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