「千の風になって」、縄文人の感覚

『17歳からの死生観 高校生との問答集』(4)
〈著者〉山折 哲雄 (やまおり てつお)

・「千の風になって」、縄文人の感覚
・「殺すな」が意味をなさい万物流転
・この授業は、あなたと私との真剣勝負

<yuka's fotolife かぼちゃと葉>

『17歳からの死生観 高校生との問答集』(4)

千の風になって』は、アメリカで流行った 『Do not stand at my grave and weep』を、 小説家でありシンガーソングライターでもあ る新井満氏が、日本語に訳したもです。 原文のニュアンスを味わってみてください。 Do not stand at my grave and weep, I am not there, I do not sleep. I am in a thousand winds that blow, I am the softly falling snow. I am the gentle showers of rain, I am the fields of ripening grain. I am in the morning hush, I am in the graceful rush Of beautiful birds in circling flight, I am the starshine of the night. I am in the flowers that bloom, I am in a quiet room. I am in the birds that sing, I am in each lovely thing. Do not stand at my grave and cry, I am not there. I do not die. (Written in 1932 by Mary Elizabeth Frye)
千の風になって」、縄文人の感覚
(昨日より続く) 「 最近の風潮では、命というのは単に動物 界、植物界に存在しているにとどまらな い。天地万物に命が横たわっている。 風の中にも、山の中にも、樹木の中にも あるいは海の中にも、川の中にも命が鎮 (しじ)まっている。そういう感覚こそ が大事だ、ということが言われ始めてい ます。 「千の風になって」というあの歌が大変 な流行現象を示していますね。死んだ人 がお墓の前にはおりません。千の風にの って宇宙を飛んで動いておりますという。 縄文時代の人間たちは、みんなああいう 感覚で生きていたと思う。 天地万物に命ありですよ。そうなると、 人間の命なんてちっぽけなもんです。 宇宙にはどれだけの無限の命が偏在して いるか分からないということになるでし ょう。
「殺すな」が意味をなさい万物流転
そういう人類何千年、何万年の間流れ続 けていた万物に命ありという考え方が、 たまたま「千の風になって」という歌で ちょっと爆発したにすぎいない。 そこまで行くと、「殺すな」という言葉 が何か非常に目新しい言葉のように思え てくる。 たかだかイエス・キリスト以来二千年、 ブッダ以来二千五百年、モーゼ以来三千 年、そういう二、三千年の歴史の中で言 われてきた言葉のように思えてきますね。 それ以前の天地万物に命ありという時代 では、「殺すな」という語はほとんど言 葉としての意味を持っていなかったかも しれない。 永遠なるものは一つもない。万物は流転 する。命あるものはやがて終わりを迎え る。形あるものはどんどん変化していく。 そういう世界です。その全宇宙の巡りこ そが大いなる命である。だんだん話しが 大きくなって大風呂敷になりました。 このへんで私の話しは終わらせていただ きましょう。命を考えるということは、 要するに大変なことなんだ。 * * * ここで、『17歳からの死生観 高校生 との問答集』とある、「高校生との問答 集」の背景を見ておきたいとおもいます。 『日本の次世代リーダー養成塾』事務局 長の加藤暁子さんが、本書の「序」で次 のように記しています。 「 今、日本に住む私たちはどこに向かおう としているのでしょうか。この本は将来 への不安を抱く若者だけでなく、子育て に悩む親にぜひ、読んでいただきたいと 思います。そして、多感だった十七歳の ころを思い出してみてください。 山折先生の授業はまず、ここから始まり ます。
この授業は、あなたと私との真剣勝負
――― 筆記用具をしまってください。両手に何 も持たないで一時間半、私の顔を見て、 話しを聞いてください。 話を聞き終わって何も頭に残らなかった ら、何も書くことはありません。しかし、 一言でも心に響いた言葉があればノート に書き留めてください。 あなた方は、恐らく小学校からずーと、 先生のおっしゃることや黒板に書かれた ことをノートしてきた。 それは書くということとちょっと違う。 単に引き写しているだけだと私は思って いる。 書くということは、自分が納得したこと を書く。自分の心に刻み込まれたことを 覚えなきゃいかん。 私の話を聞いて、本当にこれはと思った ことは、恐らく忘れないだろうと思うん だよね。そういうものは一つでも残った ら、それを書いてください。 そんなものは一つもないよ、言われたら、 私の負けだ。あなた方に伝えることが何 もできなかったということだ。この一時 間半は、あなたと私との真剣勝負か。 ――― 」 (続く) (M24-6)

『17歳からの死生観 高校生との問答集』(4)

山折 哲雄さん:
1931年生まれ、岩手県出身。宗教学者東北大学文学部卒業。 専攻は宗教史・日本思想史。国立歴史民俗博物館教授、国際日本 文化研究センター教授、同所長などを歴任。主な著書に『愛欲の 精神史』(小学館/和辻哲郎文化賞受賞)、『近代日本人の美意識』 (岩波書店)、『悲しみの精神史』(PHP 研究所)、『デクノボーに なりたい』(小学館)、『親鸞をよむ』(岩波新書)、『いま、ここ ろを育むとは』(小学館 101新書)、『悪と日本人』(東京書籍)な どがある。平城遷都1300年記念事業評議員大佛次郎賞、和辻哲 郎文化賞、山本七平賞選考委員。 1931年 父が浄土真宗の布教のために赴任していたサンフラ       ンシスコに生まれる。 1937年 帰国して東京に転居。 1943年 母の故郷である岩手県花巻市疎開(そのため、こ       の地の出身である宮沢賢治に度々言及している)。 1954年 東北大学文学部卒業。
『17歳からの死生観 高校生との問答集』
単行本: 256ページ 出版社: 毎日新聞社 (2010/2/24)
17歳からの死生観 高校生との問答集

17歳からの死生観 高校生との問答集

生きることは死ぬことであり、死ぬことは同時に生きることだ。 「宮沢賢治」「日本人」「無常観」「非暴力思想」の四つのテ ーマから、宗教学者である著者が「生死の哲学」について語っ たメッセージのまとめ。全国の高校生を対象に行なわれている 「日本の次世代リーダー養成塾」の六年間の講義を、質疑応答 まで含めて完全単行本化した。 [17歳 vs.78歳]、生死の哲学を上記4つの柱から考える。 <目次> 第1章 宮沢賢治から考える    (「気違い賢治」、風と黒マント ほか) 第2章 日本人から考える    (三つのキーワード、心の時代変化 ほか) 第3章 無常観から考える    (被災者の微笑、この世の三原理 ほか) 第4章 非暴力思想から考える    (ガンディーと三等車、二つの非暴力主義 ほか)                       以上

『日本の次世代リーダー養成塾』のこと

東京都港区赤坂1-14-5-S802  日本の次世代リーダー養成塾 電話番号 03-3505-0906 塾  長 米倉弘昌社団法人日本経済団体連合会会長 塾長代理 榊原英資青山学院大学教授 事務局長 加藤暁子 あなたは、日本人としての誇りを持っていますか。 海外に一歩飛び出してみると、外国の人々から日本に ついて矢継ぎ早に質問されます。そんなとき、日本の 文化や歴史をいかに知らないか愕然とします。「国際 人」という言葉がよく使われますが、国際人たる前に 「日本人である」自覚が必要です。 高校生のための日本の次世代リーダー養成塾 | 全国の高校生対象
ヘラクレイトス - Wikipedia
ヘラクレイトス 紀元前540年頃 - 紀元前480年頃?)は、ギリシア人の哲学者、 自然哲学者。万物は流転していると考え、自然界は絶えず変化していると考え た。しかし一方で、その背後に変化しないもの、ロゴスを見ている。ヘラクレ イトスはまたロゴスは火であるといった。変化と闘争を万物の根源とし、火を その象徴としたのである。燃焼は絶えざる変化であるが、常に一定量の油が消 費され、一定の明るさを保ち、一定量の煤がたまるなど、変化と保存が同時進 行する姿を示している。そしてこの火が万物のアルケーであり、水や他の物質 は火から生ずると述べられる。 ヘラクレイトス - Wikipedia
千の風になって - Wikipedia
千の風になって』は、アメリカ合衆国で話題となった詩『Do not stand at my grave and weep』の日本語訳。また、それを歌詞とする歌。2001年、 小説家でありシンガーソングライターでもある新井満が、アメリカ合衆国 発祥とされるこの詩を日本語に訳し、これに自ら曲を付けた。原詩の3行目 "I am a thousand winds that blow" を借りて『千の風になって』のタイ トルがつけられた。この歌の歌詞に秋・冬・朝・夜はあるが、どういうわ けか春・夏・昼はない。 千の風になって - Wikipedia
千の風になって」公式ホームページ
http://www.sennokaze.jp/
千の風になって - 秋川雅史
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