津軽の画家 常田健を想う

『土から生まれた−津軽の画家常田健が遺したもの』

<turbo's fotolife 090910 日本民家園>
紅いリンゴと白い雪の下で絵を描いてきた
津軽の友人がまた一人逝った。 思わず、本棚の『土から生まれた−津軽 の画家常田健が遺したもの』に手がいく。   この本は常田健の詩画集である。紅いり んごと白い雪の下で、ただ、ひたすらに 絵を描いていれば幸せだった、常田健の 九十年の人生を辿ることができる。 常田健は、青森の郷里浪岡を離れること なく作品を売ることもなく、人生をただ ひたすらに絵を描くことに捧げた画家で ある。 ここでは、絵は、見せることはできない が、詩ならいくつかお伝えできる。

訥弁よ

言うべきことは
言わねばならない。
おれの訥弁よ、
ふるいたて。
画布と
絵に、
全身を
そめぬけ。

四つの色

髪の毛の色と膚の色を
まぜると土色になる
万事は土に帰す。
型態をめぐる
この色。
しかも型態は
この色ゆえに
不変である。
もろもろの色も
やはり同じこと。
ただ恐らくは
神が最終のために
赤土と
緑土と
黒土と
黄土を
つくっておいてくれたのだ。

満足

冬、春、夏、秋、
何回くりかえしてもいい季節だ。
ただくりかえしていてくれれば
それで満足だ。
ただこのくりかえしだけしかないように願う。
(N101-4)
土から生まれた―津軽の画家 常田健が遺したもの

土から生まれた―津軽の画家 常田健が遺したもの

『土から生まれた』―津軽の画家 常田健が遺したもの―

第1章 二つの巨像(訥弁よ 第2章 木と草のごとく 第3章 申し分のない暮らし 単行本: 156ページ 出版社: 平凡社 (2002/04) 発売日: 2002/04 商品の寸法: 21.2 x 15.4 x 2.2 cm Ref.
土に生きる―常田健小画集

土に生きる―常田健小画集

『土に生きる―常田健小画集』

はじまり 水引人 村の地蔵様 橇 母子 夏 種まき ひるね 飲む男 ひるね(ほか) 土蔵から発見された二百枚のキャンバス。 津軽の大地を耕し描き続けて70年の画業。 「大地の画家」の41点の作品と人生の言 葉。常田健の絵のほとんどにはサインは なく、制作年も記されていない。常田健 にとって、絵を描くことは生活そのもの であった。 人の生活が完成することなくずっと続く ように、絵が完成して名前を書き込むと いうこともしなかった。 単行本: 59ページ 出版社: 講談社 (2000/04) 発売日: 2000/04 商品の寸法: 19 x 17 x 1.2 cm Ref.
常田健 単行本(ソフトカバー)
常田健

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