日本人の英会話べたは、夙に有名である

話す英語を軽視してきた英語教育へのアン
チテーゼ「魔法の発音!ハイディの法則77」
をお薦めする。

これは、しゃべるための正しい方法論が日
本の英語教育では、教えられていないため
だ。最初に教わるのは、読み、書き、文法。
これは、言葉を習得する生来の流れの逆を
行くものである。受験に合格しても、しゃ
べる技術を習っていないのだから仕方ない。

正しい英語の習得には、正しい音をヒアリ
ングし、何度も口にだすことが必須なのに、
実際には正しい音を聞くことも、エクササ
イズ(繰り返し反復)することを、してい
ない。

カラオケを思い浮かべれば分かることだが、
カラオケをうまく歌いには、正しい音を何
度も聞いて何度も歌う練習をして、脳に音
を焼き付ける必要がある。

この本では、何事も脳のシステムにインプ
ットするには、60回以上の反復が不可欠
であるのに、たいてい5、6回、多くて
10回の練習で終えてしまう人がほとんど。
これで、しゃべるわけないと指摘する。こ
んな超良心的な学習書は少ない。

具体的なヒントを一つ紹介する。日本人が
英語を読むときに、”I”という文字を見
ると、必ず「い」と発音してしまう。

「い」段を「え」段を発音すると、英語ら
しくなる。

例えば、

あ行:if(イフ)→ エフ
か行:check it out
  (チェックイットアウト)→
             チェケラウッ
さ行:serious(シリアス)→ 
            セレ(R)アス
な行:tip(チップ)→ テップ
は行:tennis(テニス)→ テネス
ま行:mimutes(ミニッツ)→ メネッツ
ら行:California(カリフォルニア)→
        キャレ(L)フォーニア


この本で紹介されている発音の法則は著者が
日米会話学院で発音を教えていた時、なかな
か「it up(イラップ)」の発音ができない
生徒を前に、冗談みたいだが心の中で「イラ
イラ」とつぶやいたのがきっかけで発見・開
発されたという。

日本人の苦手なLとRの発音に関係するラ行
の音に関しては、この法則に従うと、ネイテ
ィブのように発音することができる。小中高
アメリカで過ごし、文化放送「百万人の英
語」のパーソナリティ、英検1級の面接官を
務める著者が書いているだけに、発音に関す
る信頼度は極めて高い。

魔法の発音!「ハイディの法則77」で、通じ
ないジャパニーズ・イングリッシュから脱却
が図れる。テキストはイラスト満載の解説と
ミニダイアログから成る。添付のCDの正しい
発音を素直に耳から聞き入れ、そのまま口に
出すエクササイズを続けることが必須。楽を
したいなら英語なんか勉強しない方がましだ。 

著者紹介:
小中高時代を米国で過ごし、帰国後、上智
学国際学部経済部を卒業。1968年から20年間
日米会話学院専任講師、1975年から16年間早
稲田大学教育学部英語英文学科講師を務め、
1979年から13年間文化放送「百万人の英語」
パーソナリティ、1991年4月から1年間TOKYO
FMのDJとして活躍する。1993年には文部省
検定済み教科書「Progressive English
Course」(尚学図書)にエッセイが採用され
る。英検1級面接官をも務める。主な著書に
ハイディ矢野の体験的イライラ英語』
ジャパンタイムズ)『ハイディ矢野のアメ
リカン・イングリッシュ道場』他2冊
(日本英語教育協会)『ハイディ矢野のACT
NOW!!』(語研)『まる一日英語づけを
楽しむ本』他(中経出版)『ハイディ矢野
のSlanguage』他2冊(南雲堂)などがある。
(N31)


ハイディの法則77 (CD付き)

ハイディの法則77 (CD付き)



Japan American English Pronunciation アメリカ英語発音



ABC から
World News with Charles Gibson / Ted Kennedy's Final Journey to Boston

BBC から
Mock the Week - UNLIKELY THINGS TO HEAR ON A TV BUSINESS SHOW - BBC Two



お疲れさまでした
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