衆院選・政権交代アラモード

戦い終わって日が暮れて、いい日本になるか
なあー。衆院選挙戦で心に残ったコメントを
書き留めておきます。人生イロイロと学びま
した。皆さんに感謝申し上げます。



精神科医斎藤環
マスコミをはじめ誰もが民主党の勝利を予想
し、予想を裏付けるべく投票所に向かい、予
想以上の開票結果を目の当たりにした爽快
(そうかい)感と、「ちょっとやりすぎたか
な」という一抹の不安を覚える。

そこに「山を動かした」という熱狂はない。
むしろ「政権交代という空気」だけが勝手に
動いたような印象もあり、奇妙なほど現実感
が欠けている。それは私たちばかりではなく、
大量当選した新人議員たちにとっても同様な
のではないか。
毎日新聞9月6日『時代の風<衆院選
「空気」>』から抜粋〕



テリー伊藤
大物議員たちの落選の弁や小泉チルドレン
ちの末路。さらに「いま泣いたカラスがもう
笑う」復活当選。日ごろはセレブな生活をし
ているであろう議員夫人が真夏の選挙戦で真
っ黒に日焼けしている姿・・・・・。私がリ
モコンでチャンネルを変えながら一晩中、追
いかけたのはそういう映像だった。スタジオ
のだれかが解説や分析を得々と語っている映
像は眼中にない。「それはいまじゃなくて明
日でもいい話じゃん。いまは候補者の映像を
もっとみせてくれよ」。画面に向かってそう
言いながら、はたと気づいた。「それって前
回の選挙までは俺もしゃべってる側にいたん
じゃ・・・・・」。
毎日新聞9月5日『テリー伊藤の現場チャ
ンネル<政権交代>』から抜粋〕




永六輔
「オネガイシーマス」が投票日前日になって、
「タスケテクダサイ!」に変わった人もいる。
元首相や現役の党首も頭を下げて「タスケテ
クダサーイ」。泣き声だった。助けくれとい
うのは国民が政治家にいう言葉である。ラジ
オの世界から選挙運動をみていると、品格が
あって説得力のあった演説は綿貫さん(落選)
さすが神主さん。
毎日新聞9月5日『永六輔その新世界<政
治家は言葉の使い手であってほしい>』から
抜粋〕




野坂昭如
一方、国民の選挙への関心は高かった。これ
まで自民党政権の下、下降、混乱し続けたモ
ロモロを、我に責任力ありと、ケロッと口に
する自民党総裁を世間は信用しなかった。そ
もそも麻生さんのいう「責任力」という言葉
ない。言葉は生きている。新しくつくるのは
いいが、何でも「力」をつければいいっても
のではないだろう。僕の狭い見聞ながら、お
よそ日本の政治家はありのままの言葉に基づ
いて喋ることがなくなった。なくなったとい
うより、できなくなったのだろう。
毎日新聞9月5日『野坂昭如の「七転び八
起き」<民主政権>』から抜粋
(N28) 


政権交代 この国を変える

政権交代 この国を変える



ABC News から
This Week with George Stephanopoulos / Gibbs: On Obama's Health Care Strategy



AlJazeera から
Israeli soldiers fire on Al Jazeera correspondent - 04 Sep 09



お疲れさまでした
The Sheraton Hotel in Tahiti