見てみて、ちょんまげぶら下げて、どこ行くの

鳩山政権の新体制の姿が、浮かび上がってき
ました。時代は、確実に角を曲ったのであり
ます。しかし、まだ、行先は定かではありま
せん。それは、当然でしょうね。

いま、自公連立政権が崩壊した事だけは事実
であります。それにも関らず、この事実から
抜け切れない発言の多いことに失望していま
す。テレビも、新聞も、まだ、旧態依然とし
たコンセプトの中での報道が多くて、うんざ
りさせられます。

特に、民主党の幹事長に小沢一郎代表代行が
就任することについて、4日午前の閣議後の
記者会見での閣僚の発言には、耳を疑います。

甘利明行政改革担当相は、「閣内に入らない
なら、一元管理体制はかなり怪しくなる。小
沢氏が院政といわれないようにやらないとい
けない」と小沢氏が実権を握る可能性を指摘
しました。

それが、どうしたって言うんですか。人は変
わるものです。私は、小沢氏が、賢明でない
はとは思いませんが、よしんば、二元管理体
制なったとしても、自公連立政権時代より悪
くなりようがないじゃありませんか。

実は白状しますと、自公連立政権の崩壊で、
ひとつ、困っていることがあります。不満を
ブチマケル対象が眼前から消えたことです。
なにか、不具合があれば、政権に文句を云っ
て、溜飲を下げていましたが、これからは、
そうはいかないのです。自分たちで選んだ
政権ですから、育てる責任を負っています。

明治4年8月9日(1871年9月23日)に明治
政府によって出された散髪脱刀令という太政
官布告があります。一般には、断髪令という
名称で呼ばれています。

いつに時代にも、もの分かりの悪い人はいる
ものです。極端な例すが、福井県で、断髪令
に反対する一揆が発生し、6人が騒乱罪の罪
名で死刑となっています。現代でも、ちょん
まげをぶら下げている人は、どうも、ご自身
では、お気づきではないようです。(N26)


参考:

文明開化と差別 (歴史文化ライブラリー)

文明開化と差別 (歴史文化ライブラリー)


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CNN News から


BBC World News から



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