日本人は声の重要性を知っていた

日本人は声の重要性を知っていた

{僧侶の良しあしも声で決まります。「一声・ニ骨相」
 僧侶の読経のありがたみは、まず声のよさであるとい
 う意味です。次に容貌である、と。民衆の本音の部分
 と言えるでしょう。多くの民衆信徒にとって、僧侶の
 悟りや教養などは、三番目以下の項目にすぎません}

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内 一郎(40、了)

<第2章>声は「見た目」以上にものをいう
日本人は声の重要性を知っていた

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(44)

▼△第3章 東京電力の歴史と傲慢△▼ (10)
ファシズムの時代に提出された電力国家管理法案(その3)
●民衆に干渉しない、民衆の生活にタッチしない

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

▼△第7章 大停電が来る(3)△▼
福島県の「無力感」(下)
福島県知事が原発を止めて意地悪をしている」という雰囲気
『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(40、了)

<第2章>声は「見た目」以上にものをいう

日本人は声の重要性を知っていた
《「 日本人は、声に敏感な国民です。 共通語が早い時代に整備されたことで、高度 なニュアンスを伝える言葉の文化が発展しま した。 「声を出す」という表現に、たくさんの比喩 を生み出しています。 「声を上げる」「声を掛ける」「声を嗄らす」 「声を曇らす」「声を殺す」「声を絞る」 「声を揃える」「声を立てる」「声を尖らす」 「声を呑む」「声を励ます(強い声でいう)」 「声を放つ」「声を張り上げる」「声を潜め  る」「声を振り絞る」「声を帆に上ぐ(声  を高く張り上げる)」――。 言葉がビジュアル的で、比喩としてもよくこ なれた表現ばかりです。 日本人には、こういう言葉を使えるワザがあ るのです。私は外国語を、英語とタガログ語 (フィリピンの国語)しか知らので自信があ りませんが、「声を出す」のバリエーション をこれほど考えられる国民は多くないように 思います。 音曲の教えにこういう言葉があります。 「一声・二節・三臓(いちこえにふしさんぞ う)」(『ことわざ大辞典』小学館) 音曲では、まず声がよいことが重要です。次 に節回しが巧みなこと。次いで、肺臓などの 臓器が強くて、息が長いことが重要であると いう意味です。 歌である以上、まず声が重要であることは、 今も昔も変わりません。 僧侶の良しあしも声で決まります。 「一声・ニ骨相」 僧侶の読経のありがたみは、まず声のよさで あるという意味です。次に容貌である、と。 民衆の本音の部分と言えるでしょう。多くの 民衆信徒にとって、僧侶の悟りや教養などは、 三番目以下の項目にすぎません。 女心をつかむコツはこうです。 「一見栄・ニ男前・三金・四芸・五声・六お ぼこ・七台詞・八力・九肝・十評判」 見栄は演出という意味です。「おぼこ」は 「うぶな様子」という意味。「見栄」「男前」 「金」「芸」とう順序は穏当です。 次に「声」がきます。それは「台詞」「男前」 「力」「肝(腹が据わっていること)」「評 判」より上にあります。 人により異論はあるでしょうが、「それも一 理ある」という程度に説得力があります。 「声文(あや)を成す」という言葉もありま す。出展は『詩経』ですから、出所は中国で す。声自体に感情がこもり、美しい調子を作 ること、という意味です。 文章の意味よりも、声自体の説得力を重視し、 そちらのほうが優れていると説いています。
狂言観賞 大蔵流狂言『寝音曲』① 2011.08.08
(ShockerSoldiers さんが 2011/08/11 にアップロード) 」》 ◎40回におよぶ「声」のシリースを、これ までご愛読頂きありがとうございます。あと に続く「<第3章>いい声をつくるヒント」 からは、ドリルを伴う実践の書となり、より 専門的になりますので、ここでは割愛します。 この機会に「いい声」に目覚めて、「いい声」 をつくりたい方は、本書を手元に置いて訓練 に励んでください。人生が変わると思います。 ◎読経。おのずと、心が落ち着いてきます。 いつまでも、聴いていたくなります。
御詠歌コンサート(H21.3.4) 8.総本山長谷寺和讃
(juryoin さんが 2010/07/25 にアップロード) 【平成21年3月4日に神奈川県民ホールで行われました 「豊山流大師講 創立60周年記念 御詠歌コンサート」  の模様です。 8.総本山長谷寺和讃】 ◎「声」のお話しを、般若心経でしめたいと 存じます。
般若心経
(myoju70 さんが 2008/11/24 にアップロード) 【皆様は、般若心経というお経をご存知ですか。  文字にして300字足らず。しかし、あまたある  お経の中で、お釈迦様の「空」の教えを、こ  れほどまで簡潔に説かれたお経は他になく、  とてもありがたいお経として、宗派を越えて  日々唱えられています】 (つづく) (Y176-72) (Y177-73休)〜(Y179-75休)

『「声」は見た目よりものをいう』

単行本: 179ページ 出版社: 潮出版社 (2011/5/6) 〔目次〕 <はじめに> <第1章>できる人は「声」が違う! <第2章>声は「見た目」以上にものをいう <第3章>いい声をつくるヒント <第4章>さらに表現を豊かにするために <終章>〈声〉の世界を楽しもう 〔著者〕 ☆竹内 一郎(たけうち・いちろう)☆ 演出家・劇作家・漫画原作者。 1956年福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理科卒業。 九州大学博士(比較社会文化)。九州大谷短期大学助教授を へて宝塚大学教授。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 でサントリー学芸賞さいふうめいの筆名で発表した『戯曲 ・星に願いを』で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也  雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞。非言語コミュ ニケーションを説いた『人は見た目が9割』が110万部の ベストセラーとなった。

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(40、了)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(44)

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人  ――原発翼賛体制のすべてを暴き、フクシマの  惨事を招いた者たちを、怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)
▼△第3章 東京電力の歴史と傲慢△▼ (10)
ファシズムの時代に提出された電力国家管理法案(その3)
●民衆に干渉しない、民衆の生活にタッチしない
《「――また、「新々官僚のイデオロギーは断然ファシズムに近い」 とする別の官僚は、次のようにリベラリズム批判を展開する。 「従来の資本主義文明の発達時代には、行政官の立場から言えば民 衆の自由な競争的な行動をなるべく広く許す。さうして民衆に対し て、お前達は勝手に競争して見て呉れ、さうして居るうちに世の中 は幸福になるのだ。 斯(こ)う考えてなるべく民衆に干渉しないでやって来た。ところ が、腕のある奴、親の財産を譲り受けた奴は、ベラ棒に財産を掻き 集め、金を中心にした一つの封建閥が出来る。 さうすると、弱い者が、我々に自由を許せと言っても、立ってをる 地盤が違うから、お互いに自由な競争は出来ぬ。それをお互いに自 由に競争したらどうだ、という自由主義では、競争も何も成り立た ない。 だから民衆になるべく干渉しないこと。民衆の生活といふものには なるべくタッチすることを少なくするというふ行政官の建前では、 その歪められた民衆の生活というふものを正す方法は無いのです。 これを統制するといふか、干渉するといふか、指導するといふか、 管理するといふか、そこはモウ一遍、均整のとれたスタートから出 発をせねばならぬ。さうしなければ、お互いに自由な競争も何も成 り立たない。さういう所から、リベラリズムぢやお役に立ちません といふ考え方が、行政官として出て来る」 ――》 原発文化人50人斬り ◎官僚というのは、民衆を、自分たちとは、異なる別の種類の人間 だと捉えているのが、よく分かります。   ///////////////////////////////////////////////////////////

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした  前知事がそのすべてを告発》(表紙帯から)
▼△第7章 大停電が来る(3)△▼
福島県の「無力感」(下)
福島県知事が原発を止めて意地悪をしている」という雰囲気
《「――この頃になると、福島原発のトラブル隠蔽のために原発が止 まっているということが全国的に知られ――特に、東京発の全国メデ ィアに、取り上げられるようになった。しかし、どうも、雲行きが怪 しい。 つまり、経緯を知らない東京の人たちは、「福島県知事が原発を止め て意地悪をしている」という雰囲気になってきたのである。火の粉が ふりかかってきたようなものだ。 福島県のメディアは、原発問題は地元にとって大問題であるから、連 日詳報を続けてきたが、全国紙や東京発のメディアの反応は総じて鈍 いと感じていた。 原発立地地域の思いは、やはり東京には届かないのだろうか――そう いう「無力感」は私だけではなく、一般の県民にも共有されていた。 ――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎教訓は何も生かされていない。福島原発事故後の現在も、原発立地 地域の思いは、やはり東京には届いていない。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔春〕時候  被災図に栞余寒の墨田区
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
校庭の色づくポプラながめつつ生徒の打ち明け話し聞いている
佐藤遵子(49歳)大阪府            

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、 西川 正身 (翻訳)
好奇心(curiosity n.)
女性の心に特有の好ましからざる性質の一つ。果たし てあるおんなが、好奇心なる忌むべき特質を持ってい るか否かを知りたいという欲望は、男性の魂の持つ最 も活発な、飽くことを知らぬ情熱的に一つである。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

あなたは少しかしこまり過ぎよ。
You're being a little too formal.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆◎

ジョージ・フレデリック・ワッツ“若き日の自画像”
1834年・個人蔵) ◇ジョージ・フレデリック・ワッツ (George Frederic Watts,1817年2月23日 - 1904年7月1日) イギリスの肖像画家、寓意画家、彫刻家。ラファエル前派・象徴主義。 愛と生、死をテーマに寓意画を描き、肖像画も多く残しました。ワッツ は、もともとも肖像画家で有名でしたが、象徴性によってラファエル前 派に通じ、甘美な抒情性と象徴性のある作品によって、19世紀後半 (ヴィクトリア朝時代)、イギリスを代表する画家となりました。 1867年にロイヤルアカデミーの正会員に。准男爵への推挙を2度も断る。 87歳で生涯を閉じました。 “自画像”(1864年・テイトギャラリー、ロンドン)
George Frederick Watts - Paintings (1 of 3)〈作品紹介〉
(joshje777 さんが 2009/07/06 にアップロード) 【http://www.wattsgallery.org.uk/  http://en.wikipedia.org/wiki/George_Frederic_Watts】  ・Music : Stars of the Lid - Don't Bother They're Here ◎ここでBGMに使用されている“Stars of the Lid”の “Don't Bother They're Here”は不思議な音楽です。  銀河系の遙か彼方で魂が浮遊している感じ。こういうの  を癒し系というのでしょうか。
Don't Bother They're Here (Stars of the Lid)
(DroneBasedMusic さんが 2010/02/01 にアップロード)