“相手に届かせたい”という気持ちが一番大事(下)

{マイクを使っても、力のない声は、力のないまま
 大きくなるだけで、聞く人には〈届かない〉ので
 す。私たちが人前で話す時、自分の意識が届く範
 囲でしか、声は届いていません。大きな会議室で
 スピーチをするなら、会議室全体にまんべんなく
 意識を届かせて、声を発する必要があります}

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内 一郎(30)

<第2章>声は「見た目」以上にものをいう
“相手に届かせたい”という気持ちが一番大事(下)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(34)

▼「おわりに」から▼
本書の出発点は「被災リポート」(4)
●「状況を支配し転換しようとした政治家は例外なく暗殺された」

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

▼・第2章 まぼろし核燃料サイクル(23)▼
核燃料サイクル懇話会と民主主義(その6)
プルサーマルの問題点は、動機がノーマルでないということ
『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(30)

<第2章>声は「見た目」以上にものをいう

“相手に届かせたい”という気持ちが一番大事(下)
《「 声は残念ながら疎かにされてきました。 なぜか――。 広い場所では、一般の人もマイクを使うよう になったことも一因でしょう。ちょっと大き めの会議室や教室には、必ずと言っていいほ どマイクが設置されています。 しゃべっている人は小声でも、アンプとスピ ーカーで音量を大きくしてあげればよいでは ないかという理由です。拡声器があれば、ど んなに大きな会場であっても、隅々まで声を 届かせることはできます。 ところがそれで部下が言うことを聞いてくれ るなら、管理職の悩みはまたしてもなくなる のです。 マイクを使っても、力のない声は、力のない まま大きくなるだけで、聞く人には〈届かな い〉のです。 私たちが人前で話す時、自分の意識が届く範 囲でしか声は届いていません。 大きな会議室でスピーチをするなら、会議室 全体にまんべんなく意識を届かせて、声を発 する必要があります。声は、発する人の意識 のレベルに合わせて〈通る〉のです。 たとえば、歌手のコンサートに行ったとしま しょう。大きなアリーナの真ん中で歌手が歌 っても、意識は客席全体にまんべんなく行き 渡っています。 だから、バラードを歌いこむときは、精一杯 の音量になっています。マイクやアンプ、ス ピーカは声の補助にすぎないのです。 どんなに優れたワープロを使おうと、文章が うまくなろうと思っていない人は、その恩恵 にあずかることはできません。まず、文章が うまくなりたいという意識が、必要条件なの です。 声も、まず、まんべんなく届かせる気持ちが 大事です。先に意識ありきです。 」》 (つづく) (Y160-66)
呼出「小鉄
国技館内は、一瞬、水を打ったように、し ーんとなり、呼出「小鉄」のよく通る美声が 館内の隅々まで響き渡ります。これは、戦後 から1960年代前半にかけて、名を馳せた呼出 「小鉄」の集音マイクなどまったく必要とし ない磨き抜かれた声だからです。 残念ながら、今の呼出には、小鉄のような場 内をしーんとさせるような人はいません。 ある時 小鉄が、地方巡業の途中、汽車の中 で、ある横綱からミカンをもらい、無理矢理 に食べたところ、途端に声が出なくなり、後 の巡業に差し支えたというエピソードが残っ ています。ミカンは喉にはよくないのかしら。 小鉄はその後、1961年(昭和36年)1月に定 年を迎え引退となりますが、本人やファンの 希望で“現役”を2年延長され、1963年(昭 和38年)1月場所千秋楽(1月27日)が最後 の勇姿となりました。 蛇足ながら、呼出(よびだし)とは、大相撲 での取組の際に力士を呼び上げる「呼び上げ」 を行います。 一声は 「ひ〜が〜し〜、琴〜×〜×〜、  に〜し〜、○〜○〜やま〜」、 二声は 「ひ〜が〜し〜、琴〜×〜×〜、琴〜×〜×〜、  に〜し〜、○〜○〜やま〜、○〜○〜やま〜」 となります。
大相撲 呼び出しの節男さん
(shimachiyo さんが 2010/01/11 にアップロード) 【錣山部屋の呼び出しさんの節男さんの美声です】
日本語の音長律(5) 相撲 - 呼び出し
(myouginokatatsumuri さんが 2011/02/10 にアップロード) 【物議をかもしている相撲ですが、呼び出しの音長律は  百人一首と同系です。言葉のまとまりごとに音を長く  伸ばしながら、聞きやすいリズムにまとめています。  呼び出しと行司で、同じ力士名を言っているのに、音  長の付け方が違うんですね。お相撲さんには、やはり  ドッシリと腰を下ろしていて欲しいです。字幕連動提  示は、ミントアプリケーションズのプレーヤーミント  (プロ版)を使用】

『「声」は見た目よりものをいう』

単行本: 179ページ 出版社: 潮出版社 (2011/5/6) 〔目次〕 <はじめに> <第1章>できる人は「声」が違う!
<第2章>声は「見た目」以上にものをいう
<第3章>いい声をつくるヒント <第4章>さらに表現を豊かにするために <終章>〈声〉の世界を楽しもう 〔著者〕 ☆竹内 一郎(たけうち・いちろう)☆ 演出家・劇作家・漫画原作者。 1956年福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理科卒業。 九州大学博士(比較社会文化)。九州大谷短期大学助教授を へて宝塚大学教授。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 でサントリー学芸賞さいふうめいの筆名で発表した『戯曲 ・星に願いを』で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也  雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞。非言語コミュ ニケーションを説いた『人は見た目が9割』が110万部の ベストセラーとなった。

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(30)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社☆(34)

▼「おわりに」から▼
本書の出発点は「被災リポート」(4)
●「状況を支配し転換しようとした政治家は例外なく暗殺された」
《「――原発の爆発事故問題は、私はまぎれもなく人災だと思う。 企業や政治の貧困がもたらした企業災、政治災である。突然襲って きた地震津波に必死に対処している時に、さらに原発事故が追い 打ちをかけたのである。 住民はどんな気持ちで避難しているか。菅や枝野の会見は彼らのや りきれない怒りと不安を少しでも解消するものではなかった。 また、専門家と称する大学教授たちのテレビでのコメントも、私の 怒りをさらにかきたてるものでしかなかった。最悪は免れたと対応 を評価するような発言もあったが、日本の原発は世界一と喧伝して きたのはどこのどいつなのか。 この問題でも企業は多くのタレントを駆使して安全PRを繰りひろ げてきた。しかし、そのおカネを最悪の事態の備えることにまわす べきではなかったか。 わが師、久野収は、状況を支配し、転換しようとした政治家は例外 なく暗殺された、と喝破した。 いま、日本は、状況を支配するのではなく状況に支配される政治家 に支配されている。大きな災害に出合った時、それは否が応にも明 らかになる。 すくなくとも菅政権は東京電力をコントロールしていなかった。も ちろん、一〇〇%人災とは言いきれないが、人災の要素も否定しき れないというのが、現場近くにいた私の感慨である。 原発文化人や原発戦犯を糾弾してきて思うのは、ねらわれた可能性 があるのに、そうならなかった人がいるということである。 たとえば元プロ野球選手の張本勲である。ヒロシマで被曝した張本 はもちろん、こうした人たちはやはり譲れぬ一線をもっているのだ ろう。ノーテンキな弘兼憲史幸田真音などとは格段に違うと思う ゆえんである。 俳優でも山本太郎は反原発を訴えて、予定されていたドラマから降 ろされ、それでもめげずにデモに加わった。メディアはこうした人 間をこそ登場させ、弘兼や幸田を降板させるべきではないか。書き 終えてなお、私の怒りはおさまらない。 二〇一一年五月三〇日                            佐高信 ――》 原発文化人50人斬り ◎政治の貧困といえば、民主党の人事で不思議に思っていることが あります。枝野幸男氏のこと。 菅内閣菅直人代表の下、民主党幹事長に就任した際、幹事長とし て戦った参議院選挙では改選前から10議席減の44議席獲得に留 まり、参議院での過半数割れを許してしまった。選挙敗北の責任を とった形跡がない。本来なら、辞任ものの大失態です。 そして、菅第2次改造内閣では、おめおめと、内閣官房長官に就任 したではありませんか。 官房長官就任から2ヶ月弱後の3月、東北地方太平洋沖地震・福島 第一原子力発電所事故が発生。事故のスポークマンとなります。 「ただちに健康に影響はない」との事実と異なるこなる発信を繰り 返していました。原発事故の際、住民への情報提供が遅れた責任者 として、その責任をとる気配が全然ない。 さらには、野田内閣では、経済産業大臣に就任しています。いまや、 経済産業省から、原子力ムラに50人あまりが、天下りしているの は、周知の事実なのにです。 民主党とは、これでも、まともな組織と言えるのか。民間企業では、 起こり得ない、許されない、ことが罷り通っています。 ///////////////////////////////////////////////////////////

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした  前知事がそのすべてを告発》(表紙帯から
▼・第2章 まぼろし核燃料サイクル(23)▼
核燃料サイクル懇話会と民主主義(その6)
プルサーマルの問題点は、動機がノーマルでないということ
《「――第四回に招いた福島大学経済学部の清水修二教授はこう指 摘した。 「プルサーマルの問題点は、その動機がノーマルでないということ だ。高速増殖炉の見通しが立たず、どんどん各原発に溜まるプルト ニウムを処理しなければならないため、軽水炉で消費するしかない という考え方。エネルギー効率上有利という理由ではないのが問題 だ。CO2 削減にも寄与しない」。 清水教授はもう一つ重要な指摘をされた。 「原子力発電は原発を受け入れている地域とそうでない地域の住民 との間で意識の差があり、国民が本当に原発のリスクを分け合う覚 悟があるのかどうか、疑問だ」 第五回では、原発立地地域の首長が意見を述べた。  草野孝楢葉町町「現在要望している福島第一原発7・8号機の増 設と広野火力発電所の5・6号機の増設(このうち広野火力5号機 のみ実際に建設・稼働している)は、電気需要に対応するために欠 かすことができない問題。地域住民の判断としても、エネルギー政 策上急を要すると思慮され、県でも増設容認の方向性で検討してほ しい」 「地域振興策は、短期的、長期的にも中身の濃い、抜本的なものを。 核燃料税を三〇パーセントに引き上げ、国道6号線を整備してもら いたい。常盤自動車道の一日も早い仙台への延伸のため、県の助力 をお願いしたい」――》 福島原発の真実 (平凡社新書)原発の地域振興への深い関わり合いが、見えてきます。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔冬〕生活  何指せる路上の黒き手袋や
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
気まぐれに衣装を替える紫陽花の乙女チックな梅雨の越し方
船戸育代(43歳)大阪府            

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、 西川 正身 (翻訳)
貴族政治・貴族(aristocracy n.)
第一級の人びとによる政治。(この意味では廃語。同様に、 その種の政治も今はすでにない。) 柔らかな毛の帽子とさっぱりしたワイシャツを常用し―― 教育などという恥ずべきものを身につけ、銀行に預金を持 っているらしい疑いのある連中。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

惡気はなかったのよ。
I didn't mean any harm.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆◎

E.C.バーン=ジョーンズ“画家の娘 マーガレット
・バーン=ジョーンズ” (1885-86年・個人蔵) ◇サー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ (Sir Edward Coley Burne-Jones, 1833年8月28日 - 1898年6月17日) パーミンガム生まれ。イギリスの美術家。ラファエル前派と密接な関 係を持つデザイナーでラファエル前派をイギリス画壇の主流に押し上 げ、彼自身も数々の精巧で美しい芸術作品を作り上げました。フィリ ップ・バーン=ジョーンズの父。 1853年、オックスフォード大学のエクセター・カレッジで神学を学ぶ。 そこでウィリアム・モリスと出会い、2人とも将来牧師になるつもり でしたが、ラスキンの思想や中世ゴシックの建築・美術に興味を抱き、 別の道へ進んでいくことに。1855年、ロンドンでロセッティやラファ エル前派の作品に接し、その年の夏、バーン=ジョーンズとウィリア ム・モリスはフランスを旅行し、そこで、決定的に牧師の道を辞め、 芸術の道を選択しました。バーン=ジョーンズはバーン=ジョーンズ は画家、モリスは建築家に。
Sir Edward Coley Burne-Jones(スライド・ショー)
(inesvigo さんが 2010/02/15 にアップロード) 【Sir Edward Coley Burne-Jones (Birmingham, 28 de agosto de  1833 Londres, 17 de junio de 1898) fue un artista y  disenador ingles asociado con la Hermandad Prerrafaelita,  y principal responsable de atraer a los prerrafaelitas a  la corriente principal del arte britanico y, al tiempo,  produciendo algunas de las mas exquisitas y bellas obras  de arte de la epoca.】