『ルパン三世』の成功は山田康雄さんの声がなかったら別のものに

ルパン三世のトッぽくて、おっちょこちょいで、
 義侠心があって、勇敢で、という、いろいろな
 特性を併せ持った魅力は、山田康雄さんの声で
 なくては表現できません}

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内 一郎(3)

第一章 できる人は「声」が違う!

・身体と声は「一つの世界」を構成している
・『ルパン三世』の成功は山田康雄さんの声がなかったら別のものに
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

「第4章 メディアと原発危険な関係」より

▼・メディアと原発危険な関係(7)▼
原発事故後の「口封じ資金」(その1)

記者の半分以上が震災前から東電の御用記者になってしまっている

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

・第9章 止まらない内部告発(14)

・「福島のトゲを抜け」(その3)

「佐藤知事が沈黙を余儀なくされるとき、必ず原発建設再開が浮上する」
『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(3)
◎保険勧誘のテレビコマーシャルのなかに、 声色が猫なで声で、加入を勧めているのがあ りますが、あれでは、インチキ臭くて、入る 気がしません。タレントを替えたほうがよい と思いますよ。余計なお世話ですって、失礼 いたしました。

第一章 できる人は「声」が違う!

身体と声は「一つの世界」を構成している
「《 実際、オペラ歌手を見ても、低音のバスが担 当の人は「バスっぽい」、ちょっとずんぐり した体型をしています。 明るいテノールが担当の人は、なんとなくス マートな「テノールぽい」体型です。 すべてのオペラ歌手にあてはまるわけではあ りませんが、身体と声は「一つの世界」を構 成していると言っていいでしょう。 その大山さんも、年齢による声の変化には勝 てませんでした。声も歳を重ねす。 今は、二代目の方にバトンタッチされていま すが、大山さんのイメージが、強いためか、 「いま一つ」という意見はよく聞きます。そ れほど、声の力は大きいということでしょう。
ルパン三世』の成功は山田康雄さんの声がなかったら別のものに
水野晴郎山田康雄・モンキーパンチ
(panzerlied2227 さんが 2009/10/25 にアップロード) 同様のことは、『ルパン三世』にも言えます。 モンキー・パンチさんの原作が素晴らしいと いっても、アニメの成功は山田康雄さんの声 がなかったら、ルパン三世は別のものになっ ていたように思えます。 ルパンのトッぽくて、おっちょこちょいで、 義侠心があって、勇敢で、といういろいろな 特性を併せ持った魅力は、山田さんの声でな くては表現できません。 というより、山田さんの声が、ルパンの世界 を押し広げたといっても過言ではないのです。 アニメのルパンは、多くの脚本家や監督が関 わっており、もはやモンキー・パンチさんだ けの世界観で作られているとは言えません。 山田さんが扮するルパンが、峰不二子のこと を「フージコちゃーん」と呼ばなかったら、 ルパン三世の魅力は、半減していたはずです。 他に誰が適任なのか、山田さんの声が定着し た今となっては、ちょっと想像が付きません。 山田さんが亡くなられて、現在は二代目の栗 田貫一さんが声を出しています。 栗田さんが抜擢されたのは、山田さんが演じ るルパンの物真似を得意としていたという側 面もありました。 ようするに、「真似る力」でルパンのイメー ジに近づいているというわけで、それは山田 さんがつくったルパンのイメージの大きさを はからずも物語っているのです。 」》
ルパン三世 カリオストロの城」予告編
(chibada1975 さんが 2009/12/07 にアップロード) (つづく) (Y105-37) **『「声」は見た目よりものをいう』 単行本: 179ページ 出版社: 潮出版社 (2011/5/6) 〔目次〕 <はじめに> <第1章>できる人は「声」が違う! <第2章>声は「見た目」以上にものをいう <第3章>いい声をつくるヒント <第4章>さらに表現を豊かにするために <終章>〈声〉の世界を楽しもう 〔著者〕 ☆竹内 一郎(たけうち・いちろう)☆ 演出家・劇作家・漫画原作者。 1956年福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理科卒業。 九州大学博士(比較社会文化)。九州大谷短期大学助教授を へて宝塚大学教授。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 でサントリー学芸賞さいふうめいの筆名で発表した『戯曲 ・星に願いを』で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也  雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞。非言語コミュ ニケーションを説いた『人は見た目が9割』が110万部の ベストセラーとなった。 「声」は見た目よりものをいう

『「声」は見た目よりものをいう』〈著者〉竹内一郎(3)

◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす  べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)

「第4章 メディアと原発危険な関係」より

▼・メディアと原発危険な関係(7)▼
原発事故後の「口封じ資金」(その1)

記者の半分以上が震災前から東電の御用記者になってしまっている

《「――『週間アサヒ芸能』の二〇一一年五月一九日号に「誓って本誌は もらっておりません(笑)」という見出しの記事が載っている。電力会社 の「マスコミ封じ」の仰天手口を暴露したもので、「震災後、週刊誌に、 八〇〇〇万円払った」との証言もある。 冒頭は、ある全国紙社会部記者のこんな述懐。 「東電の批判記事は、なかなか正面から書けませんね。そもそも、記者の 半分以上が震災前から東電関係の接待攻勢で骨抜きにされ、東電の御用記 者になってしまっている。 また、批判的な記事でもトーンによってはせっかく記者が書いても上から ストップがかかります。理由は、『ふだんからの億単位の広告料気や、今 回の数千万円というおわび広告料金を考慮しろ』ということです。現場の 記者からすると、まったく残念な話ですが……」 もちろん、新聞だけではない。テレビも同様で、ある関係者がこう語る。 「まず東電バッシング一辺倒の番組は放送できません。すでに『おわび』 CMを流すことで数千万円が入っていますし、そもそも、以前からおつき あいがありますから。 社内に『東電批判は控えよう』という雰囲気がガッチリ出来上っています。 実際には直接的な圧力をかけてこなくとも、局の幹部が勝手に『自主規制』 かかけてしまうのが現状でです」 東電をはじめとした電力会社のCMは報道番組に入っている。提供番組を 含めて、事故などが起った時、何らかの“配慮”がなされるのは予想でき るだろう。――》 原発文化人50人斬り ◎日本のマスメディアが、正義の味方と思うのは、錯誤のようです。彼らは ただの利益追求の株式会社にすぎません。
マスコミが絶対に東電を批判しない理由 20110406
(beautifulearth33333 さんが 2011/06/02 にアップロード) 【3/11の東日本大震災の当日に、東京電力 勝俣会長がマスコミOB  (出版業界を含む)を連れて中国へ接待旅行をしていた。海外旅行  は毎年実施しており、1週間の旅行で、1人5万円(全て飛行機代も)  を支払っていた。マスコミ関係者は、電磁連(電気事業連合会)か  ら毎週のように、接待飲食、接待ゴルフ、接待旅行を受けていた。  20億円の広告費がマスコミに入っており、震災後も数億円の広告  費がマスコミに入っている。】 //////////////////////////////////////////////////////////////////
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が  そのすべてを告発》(表紙帯から)
・第9章 止まらない内部告発(14)

・「福島のトゲを抜け」(その3)

「佐藤知事が沈黙を余儀なくされるとき、必ず原発建設再開が浮上する」
《「――一そんな中、雑誌『フォーサイト』の〇五年六月号に、大変意味深 長な記事が載った。 「エネルギー危機の『日本的帰納』とは」と題されたこの記事は、9・11 同時多発テロ後の世界のエネルギー争奪戦の水面下での争いを描き、「翻っ て資源小国日本では」と、『アエラ』と『読売新聞』の報道を紹介したのだ。 私についてこう書いてある。 反原発派ではないが、地方権力のトップだけに、経済産業省・資源エネルギ ー庁や原子力安全・保安院ほか研究機関や関連業界を含めた『原子力ムラ』 にとっては、「福島のおかげで国と地方の地位が逆転した」というやっかい な存在だった。(中略)五期目の佐藤福島県政は難攻不落なのだ」 そして、おそらくは経産省の官僚の発言を紹介している。 「封印されてきた原発建設の議論が政府内部で再開されている。    まずささやかれたのは『福島のトゲを抜け』だった。『どの国でもエネル  ギー政策は国家の基幹でしょう。それを日本だけは、地方の鼻息をうかが  わなければならないなんてあまりにも不条理だ。いつまでも世界中に札び  らを切って石油やガスを買い集められるわけがない。アメリカですら資源  保安を言う時代に、日本だけ手をこまねいてはいられませんよ』」 冒頭で、「奇貨居くべし」という司馬遷の『史記』のエピソードを紹介しな がら、文脈を読むことが大局的な流れの理解につながるというこの異色の記 事は、まるで黙示録のように締められていた。 「佐藤知事が沈黙を余儀なくされるとき、必ず原発建設再開が浮上する」――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎人間は目的のためなら、たいていのことを、やってしまう生き物なんですね。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔冬〕動物  暮るる上野檻をもたざる寒鴉
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
枝にさすりんごしばれてかたからむコガラつつくに大方こぼす
東十八子(66歳)北海道

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)
改革(reform n.)
何かある運転の宣伝に使われる幻灯用のスライド。 目的を果たすと、たちまち打ち捨てられるてしまう。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

彼女が結婚したってうわさよ。Rumor has it that she got married.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆◎

John Constable “デダムの水門と水車場”
1820年マンチェスター、カリアー美術館所蔵 ) ◇ジョン・コンスタブル(John Constable、1776年6月11日 - 1837年3月31日) 「カンスタブル」とも。19世紀のイギリス風景画の代表的画家。ウィリアム ・ターナーとともに、同時代、イギリスを代表する画家。西洋絵画の歴史にお いては、神話、聖書のエピソード、歴史上の大事件や偉人などをテーマとした 「歴史画」が常に上位におかれ、「風景」は歴史画や物語の背景としての意味 しか持っていませんでした。ヨーロッパ全土で、風景画が、市民権を得るには、 フランスのバルビゾン派、イギリスのターナーやジョン・コンスタブルが登場 する19世紀を待たねばなりませんでした。フランス・ロマン派に大きな影響 を与えました。
〔John Constable スライド画集〕
(1startgallerycom さんが 2009/11/10 にアップロード)
John Constable and the Theory of Landscape Painting [ハードカバー]
John Constable and the Theory of Landscape Painting