小泉という愚相がアメリカの「魔物」のペットになって―

竹中平蔵が、もし、アメリカのくだらないシステム 
 を小泉純一郎に進言しなかったら、日本はずーっと
 続けてきた終身雇用の制度を保ち、国民は雇用主に
 忠誠に働き、生活の不安に脅えることなく、平和に
 暮らせ、日本経済も安泰だったと思う。}
(イギリス・ニッポン政治の品格)

『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子(80)

ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス

・まだ見ぬアメリカについて考える
小泉という愚相がアメリカの「魔物」のペットになって―
英国で眼科の診療をうけるには、私の最近の体験を知らせたい
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

「第2章 反原発の群像」より

☆反原発のシンボル
高木仁三郎の憤怒の源」(その3)

・職業科学者は一度亡びねばならぬ

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

・第6章 握りつぶれた内部告発(26)
・核燃料税条例改正に片山虎之助総務相が同意

老子:「戦い勝ちては、葬礼を以て之に処る」

『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子(80)

ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス

・まだ見ぬアメリカについて考える
小泉という愚相がアメリカの「魔物」のペットになって
「《 英国の知識人が、テレビの「 News Night 」 (BBC2)で、アメリカ人の大半はパラノ イアだと語っていたが、私もそう思う。 そういう人たちが世界の頂点にいたい、世界 を支配したいと思うのだから、まったく他国 は大迷惑だ。 しかし、日本にも、そういうアメリカが好き な政治家がいるので始末が悪い。 竹中平蔵が、もし、アメリカのくだらないシ ステムを小泉純一郎に進言しなかったら、日 本はずーっと続けてきた終身雇用の制度を保 ち、国民は雇用主に忠誠に働き、生活の不安 に脅えることなく平和に暮らせ、日本経済も 安泰だったと思う。 日本人の体質や国民性に合わない、アメリカ の自助努力や実力本位など、わけのわからな いものを採用したがため、いまや日本は滅茶 苦茶になった。日本人は互いへの「愛」や 「信頼」を失ってしまった。 日本人は素晴らしい「宝」をもっていたのに、 小泉という愚相が、アメリカの「魔物」のペ ットになってまったく違う国にしてしまった。 ◇ときは、2008年5月2日のことで御座います。当時のブッシュ 米大統領は、訪問先の中西部ミズーリ州メリーランドハイツで演 説し、「テロとの戦い」における『最高の友は日本の小泉首相だ った』と述べ、 小泉純一郎元首相との思い出話を披露しました。 ポチとはよく言ったもので御座います。
英国で眼科の診療をうけるには、私の最近の体験を知らせたい
私の最近の体験を知らせたい。 私は近年、眼が弱くなって涙が出てしょうが ない。目薬を差したり、アイバス(Eye Bath) で目を洗っても、ずーっと涙が止まらず、強 い太陽の中に出ると、それこそ目が開けてい られず、涙が流れ続けた。 原稿に向かって目がかすんで、夜はまったく 字が書けなくなった。 いろんな日本の作家や私の読者が同じように なり、眼科にゆくと白内障だということで、 手術をすると、世の中が、突然、鮮明に見え るようになり、近視も治ったということだ。 私はそれを知って私も白内障かも知れないと 思い、眼を診察してもらおうと考えた。 英国は診療も治療も何ごとも、GP ( General Practitioner 一般開業医)を通 さないと専門医や病院へ行けないで、まず、 GPへの予約をすると、いつもなら一日か二 日で予約が取れるのに、今回は二週間先まで 予約は満杯だといわれた。 二週間待ってGPへ行くと、係の医師が、眼 鏡店へ行って検眼をしてもらい、その結果と 検眼士の手紙をもらってくるようにといった。 この国は六十歳を過ぎると、男女とも検眼料 は一年に一回無料である。普通、眼鏡を作る とき検眼してもらうろと二十ポンド取られ、 日本人経営のロンドンの眼鏡店は二十五ポン ド取る。 私はGP指定のハーローのハイストリートに ある眼鏡店へ行った。インド人の女性検眼士 はとても親切で、ていねいに検眼結果と手紙 を書いてくれた。 私はそれを持ってGPへ行ったら、受付嬢は 係の医師に会うのに、再び、予約に二週間か かるといった。私はがっかりして腹を立てた。 しかし、検眼結果と手紙をGPの受付に置い てきた。 」》
小泉純一郎竹中平蔵の罪 佐高信政経外科XI [単行本]
◇本書は、経済恐慌、貧困の偏在、格差の固定化、未曾有の危機 を引き起こしたのは誰か見極め、小泉と竹中は日本および日本経 済をメチャクチャにした“ギルティ・ペア”、つまり、重罪コン ビとして、もっとも罪深い二人を徹底的に弾劾する。 小泉純一郎と竹中平蔵の罪 佐高信の政経外科XI (つづく) (Y077-29)
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす  べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)

「第2章 反原発の群像」より

☆反原発のシンボル
高木仁三郎の憤怒の源」(その3)

・職業科学者は一度亡びねばならぬ

《「――高木が宮澤賢治が好きだったことはよく知られている。 「偲ぶ会」でも、賢治の『農民芸術概論綱要』の次の一節が朗読された。  芸術は疲れて近代科学に置換され然(しか)も科学は冷たく暗い  芸術はいまわれらを離れ然もわびしく堕落した  いま宗教家芸術家とは真善若くは美を独占し販(う)るものである  われらに購ふべき力もなく 又さるものを必要とせぬ  いまやわれらは新たに正しき道を行き、われらの美をば創らねばならぬ  職業芸術家は一度亡びねばならぬ  誰人もみな芸術家たる感受をなせ  個性の優れる方面に於いて各々止むなき表現をなせ  然もめいめいそのときどきの芸術家である 高木の胸に「ずしりと響いた」これらの言葉の、芸術を科学に、職業芸 術家を職業科学者に。そして、美を真におきかえ、「わがこととして」 高木は読んだのだった。 「極端な理想主義と言えばそれまでだが、今、自分もまた、理想主義に 徹するしかないか」と高木は書いている。 専門家として情報を集め、それを分析するだけでなく、脱原発運動の第 一線にも立たざるをえなかった高木が大きな挫折感に襲われ、うつ病に かかったとうのも、私は「わがこととして」読んだ。――》 原発文化人50人斬り ◎昨今、理想主義が、あまりにも現実主義に食いちぎらて、残骸無惨。
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が  そのすべてを告発》(表紙帯から)
・第6章 握りつぶれた内部告発(26)
・核燃料税条例改正に片山虎之助総務相が同意

老子:「戦い勝ちては、葬礼を以て之に処る」

《「――九月ニ七日、総務省地方財政審議会の答申を踏まえ、福島 県が申請していた核燃料税率の引き上げと重量にも課税する改訂条例 につての同意を与えることを決定した。私は片山虎之助総務相から直 接同意書を受け取った。 東電や経産省を向こうに回して闘っているこの時期、総務相の同意が 得れれるとは思わなかった。 核燃料の闘いでは、副知事を「いかなる手段をもってもつぶす」と脅 したり、訴訟をちらつかせたりして、東電は激しい抵抗を試みたが、 税率引き上げの論理を丁寧に組み上げて、総務相を説得した努力が実 った。これは福島県庁全体の勝利である。 「本県が長年にわたり、わが国のエネルギー政策に貢献してきたこと に理解をいただいた。税の必要性や課税自主権の尊重を踏まえ判断さ れたと思う。同意の重みを踏まえ、原発立地に伴う安全性の確保、民 生安定化のための施策を責任をもって執行したい」とコメントした。 片山総務相自治官僚の出身である。しかし、政治家としてよく地方 自治や分権の本質を理解しており、在任中はたびたび助けられた。 私たちも十分な準備と勝算をもって臨んだ一連の闘いの中で、担当し た総務部の職員はじめ、多くの職員が貴重な経験を積んでくれたこと も、県の大きな財産となった。 「戦い勝ちては、葬礼を以て之に処(お)る」 私は老子のこの言葉を引いて、相手に礼をもって接し、くれぐれも浮 かれることのなく仕事に邁進するよう戒めた。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎久し振りに、清々しい気分になれました。大人はこうでなくちゃ。
Sir John Everett Millais “最初のお説教 ”
1863年・ロンドン、ギルドホール美術館) (サー・ジョン・エヴァレット・ミレー, 1829年6月8日 − 1896年8月13日) ◇19世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員。ミレイと表記されること も多いですが、『落穂拾い』などで知られるフランスの画家ジャン=フランソ ワ・ミレーとは別人。なお、ラファエル前派(Pre-Raphaelite Brotherhood) とは、19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家 (また時に、彼らは詩も書いた)から成るグループ。19世紀後半の西洋美術 において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられて います。

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(80)

『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私  ・ウィリアム王子に贈った養毛剤  ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人  ・企業の宿命、再び  ・スーザン・ボイルと英国人の夢  ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった  ・高級ホテルのトイレのチップ  ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ  ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ  ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち  ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい  ・スコットランド人の寛大さ  ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス  ・まだ見ぬアメリカについて考える  ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか?  ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子(たかお・けいこ) 1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982 年、離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人  あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかNOか―イギリス・日本 57年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔秋〕植物  浅草の映画の切符銀杏散る
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
雨あがり空にかざした七色のキャンディほおばる夏はもうすぐ
有馬治子(35歳)山梨県

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)
感謝の念(gratitude n.)
すでに受けた恩恵とこれから期待する恩恵との中間に位する感情。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

僕はそういう意味で言ったんじゃない。I didn't mean it that way.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>