イスラムの国はいつも宗教をからませ政治に利用している
｛イランに限らず、どこの国にも封建的なことや、保守の
ままでいたいと望む人はいるのです。私の国もそうだっ
たから、五十四年も同じ政権が続きました。こういう人
びとが日本の進歩をずーっと防げてきました。｝
(イギリス・ニッポン政治の品格)
『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子（７１）
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（７１）
イスラムの国々とつきあうのは難しい
わが家にやってきた二人のイラン紳士、そのしつこさに閉口
「《 さて、話はかなり飛んだが、とにかく、イラ ンの暴政のドキュメンタリー番組を観たあく る日の夕方、二人のイラン人の紳士が、私の 住まいに訪ねてきた。 突然のことで驚いたが、家に入ってもらって 話を聴こうとと思った。二人は私の居間でイ ランがいま、どんなひどい国か、たくさんの 写真やインターネットを開いて画像を見せな がら、説明していった。 私にとっては、それらは目新しいものではな かったので、 「あなたの国のことは、昨晩もテレビのドキ ュメンタリーを観ましたし、世界中の人びと が知っていると思いますよ。だからアメリカ 大使館の前で署名を頼まれたとき、引き受け たのです」 と話したにももかかわらず、彼ら二人はなお も話を話し続けた。 私は心の中で、「この二人は何をしに来たの だろう。寄付を頼みに来たのだろうか」と、 身構えた。いつまでも、同じ話を繰り返すば かりで結論を話さないので、私はいらつき、 「それで、いったい私に何をしてほしいので すか」と、結論を急がせた。◇2011年２月１４日、イランでは、テヘランなどで改革派 支持者が、ほぼ１年ぶりに大規模なデモがありました。 参加者は「ベンアリ（チュニジア前大統領）、ムバラク （エジプト前大統領）、次はハメネイ（イラン最高指導者） だ」などと叫んでいたそうです。
イスラムの国はいつも宗教をからませ政治に利用している
「私たちは、イランにいて、まだアフマディ ネジャドを支持している国民に、この英国か らサテライトでアフマディネジャドの残酷さ を訴えたいのです」 「イランでは数ヵ月に渡ってずーっと反抗す る若者のデモを、全国民は知っているではあ りませんか。外国からサテライトで知らせな くても、全イラン国民はすでに知っているこ とでしょう」 「いや、アフマディネジャドの暴政を知らな い人びともいるのです。だから彼を支持する 国民もいて、投票する人もいるのです。だか らそういう人びとにサテライトで訴えたいの です」 「そういう人びとは、ホメイニやアフマディ ネジャドのやり方が好きなのだから、いくら 反対側が説得しても耳を貸さないと思います よ。こういう人びとは民主化や西欧化を求め ていないのだと思いますよ。 どこの国にも封建的なことや、保守のままで いたいと望む人はいるのです。私の国もそう だったから、五十四年も同じ政権が続きまし た。こういう人びとが日本の進歩をずーっと 防げてきました。 そして、そういう国しか知らない、そういう 社会に馴らされてしまって、それが普通だ、 それでもいい、と思うようになってしまうの です。 でも、幸いに私の国の人びともやって眼を覚 ましたのですが、それでも日本の新たしい政 権下の官僚たちは、古い自民党支配下にいた 人たちばかりで、真の革新の官僚ではないの で、英国のような民主主義や自由についてよ くわかっていません。 日本が英国のような民主主義の国家や国民に なるのは、まだ数十年かかると思います。 それにあなた方イスラムの国は、いつも宗教 をからませ政治に利用しています。それで国 民を縛るようになったのではありませか」◇右側がホメイニ師、左側がハメネイ師。ホメイニ師は イラン革命の初代最高指導者で、ハメネイ師は２代目の 最高指導者です。 （つづく） (Y063-24)
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆
☆佐高 信『原発文化人５０人斬り』毎日新聞社☆
《原発安全神話を捏造してきたのは誰か！ 政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》 （表紙帯から）「第１章 原発文化人と原発戦犯」より
▼堺屋太一 （その３）
・原発反対つぶしの協力者
注文もしていない寿司を何人前も届けさせるイヤガラセ
《「――多分、言いたいことはこれから後である。 「現在、三重県内におきまして、原子力発電の安全性や廃棄物処理の問 題を強調する一部の方々のご意見が見れますが、原子力発電については、 前述のとおり、幅広い視点から考える必要があります。 このため、エネルギー、環境に関わる諸問題については、原子力発電の 開発も含めて、私たち一人ひとりの問題としてとらえ、理解と認識を深 めながらその解決に向けて力を結集することが肝要であります」 原発反対を叫ぶ者への悪質なイヤガラセに、注文もしていない寿司を何 人前も届けさせたりすることが続いた。そこに電力会社の影を見ること は容易です。 中部電力は三重県南部に『日本最長の原発計画』といわれる芦浜原発を 建設しようとしていたが、地元の強い反対は着工の見通しが立っていな かった。 これに苛立って、原発推進のこんな会をつくったのだろう。――》 原発文化人50人斬り
原発を止めた町―三重・芦浜原発三十七年の闘い
◇チェルノブイリ原発事故が起きた1986年以後、凄絶な 古和浦漁協の攻防戦を中心に、2000年の芦浜原発計画白 紙撤回に至る道程を扱う。住民はいかにして原発に勝っ たのか。芦浜原発をめぐる地元住民の闘いの記録。 原発を止めた町―三重・芦浜原発三十七年の闘い ◎原発力ムラは５０年以上の歴史を有する牢固たる利益 集団となっています。生半可な攻撃で、落城するような 代物ではありません。◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆
☆佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆
《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が そのすべてを告発》（表紙帯から）・第６章 握りつぶれた内部告発（１７）
東電という組織の病根
エネルギー政策検討会での疑問点が現実に噴出している
《「――私は一〇日の定例記者会見で、エネルギー政策検討会で浮かび 上がってきた疑問点が現実に噴出しているを指摘し、 「プルサーマル計画事前了解の前提条件はすべて消えている」と述べた。 記者に、「具体的な抗議活動をしないのはなぜか」と聞かれた。新潟県 の平山知事が上京し、平沼経産相に抗議するなどの行動を起こしている のに、私が何もしていないことを指しての質問である。 私は三日には予定通りソウルを訪れていた。福島空港の利用促進のため、 韓国の観光客を日本に誘致するためのキャンペーンである。帰ってきて からも、通常通りの日常業務を淡々とこなしていた。 ことさらこうしていたのは、何か目立った抗議子行動をときに、「パフ ォーマンス」だとかガス抜きと、とれれるのがいやだからである。風林 火山の“山”「動かざるは山の如し」だ。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎私たちは、どうして、こうも歴史から学ぶことが出来ないのか。 1999年９月３０日に発生したＪＣＯ臨界事故で死亡した作業員２人は、 これでは浮かばれない。茨城県東海村のＪＯＣ東海事業所でウラン溶液 の混合作業中に、核分裂反応が連続する臨界事故が起きたのは、まだ、 １２年前のことです。死者二人に６６６人が被ばくしました。 それなのに、福島原発事故での政府の対応は、住民保護の観点から見れ ば、劣悪この上もない。
Sir John Everett Millais“オフィーリア”（1852年・テート・ブリテン収蔵 ）
（サー・ジョン・エヴァレット・ミレー, 1829年6月8日 − 1896年8月13日） ◇19世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員。ミレイと表記されること も多いですが、『落穂拾い』などで知られるフランスの画家ジャン＝フランソ ワ・ミレーとは別人。なお、ラファエル前派（Pre-Raphaelite Brotherhood） とは、１９世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家 （また時に、彼らは詩も書いた）から成るグループ。１９世紀後半の西洋美術 において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられて います。『イギリス・ニッポン政治の品格 』（７１）
…たのしむ…
Henry Purcell - The Fairy Queen - If love's a sweet passion
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私 ・ウィリアム王子に贈った養毛剤 ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人 ・企業の宿命、再び ・スーザン・ボイルと英国人の夢 ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった ・高級ホテルのトイレのチップ ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい ・スコットランド人の寛大さ ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス ・まだ見ぬアメリカについて考える ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか? ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子（たかお・けいこ） １９４２年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て１９７２年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。１９７６年、二人で帰国、京都で暮らす。１９８２ 年、離婚。１９８８年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、１９９８年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人 あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかＮＯか―イギリス・日本 ５７年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格≪都会歳時記≫
[都市・現代の視座１０００句]句集 古家 元「文學の森」刊]〔秋〕時候 東京の秋一本の飛行機雲
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆
アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)奇行(eccentricity n.)
他よりも抜きん出ようとする方法だが、一向に金がかからぬ 方法なもので、阿呆な連中がおのれの無能力を強調しようと て、この方法を取り用いる。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ ＜フランス＞
Le chateau de Villebois
est situe en Charente sur la commune de Villebois-Lavalette. Château de Villebois-Lavalette — Wikipédiaアナトール・フランス小説集〈11〉青ひげの七人の妻 [単行本]
アナトール・フランス小説集〈11〉青ひげの七人の妻Δ▼Δ▼好奇心丸出し
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Kilmore & Durham Streets, Christchurch, 8001, New Zealand Craig's Video from the Crowne Plaza in Christchurch, NZ on January 2, 2011 :
