チリでもあった独裁と大弾圧、犠牲者はいつも若者だ

{たくさんの若者を弾圧し殺していったピノチェトは、
 カトリックだったが、どんな顔をして教会へ行き、
 ときには告解をしたのだろうか。}
(イギリス・ニッポン政治の品格)

『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子(70)

イスラムの国々とつきあうのは難しい

・一日五回、メッカに向かって祈る国の政府が独裁とは
・チリでもあった独裁と大弾圧、犠牲者はいつも若者だ
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

「第1章 原発文化人と原発戦犯」より

堺屋太一 (その2)
原発反対つぶしの協力者
中部電力の主導によって
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

・第6章 握りつぶれた内部告発(16)

東電という組織の病根
原子力平和利用三原則『自主・民主・公開』は?

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(70)

イスラムの国々とつきあうのは難しい
一日五回、メッカに向かって祈る国の政府が独裁とは
「《 一日五回、メッカに向かって祈る国の政府が こういうことをする。イラクもそうだった。 フセインは銃を振り回しながらメッカに向か って膝まずいていたが、アッラーの神は彼の 味方ではなかった。フセインは絞首刑になる 寸前、何をアッラーに祈ったのだろうか。 アフマディネジャドの政府は、二〇〇九年の 総選挙で、四対六で反体制の候補者に敗れて いるが、それを認めようとも公表しようとも せず、国民の反対にも耳を貸さず、大統領の 椅子に居座りファシズムを続けている。 何のための選挙だったのだろうか。選挙とい うのは民主主義のシンボルではないか。隣国 とも友好関係にはなく孤立してしまっている のに、それでも独裁を続けようとするこのア フマディネジャドと彼を支える政府が、理解 できない。 暴政を強いるこんなな政権にもまだ支持して 投票したイラン国民もいるのだから、人の心 はわからないものだ。
アフマディネジャドの問題発言「イスラエルは地図から抹消されるべき」
毎日新聞(2011年10月5日)によれば、  ――イラン当局のメディア統制が再び厳しくなってきた。 9月は政府に批判的な新聞と雑誌が発禁処分となり、さ らに英BBC放送に映像や情報を提供したとしてイラン 人6人が逮捕された。統制は09年6月の前回大統領選 後の騒乱を機に強まり、その後は緩和されていた。来年 3月の国会議員選挙を前に、政府は国内の不安定化を恐 れ、再び引き締めに乗り出したとみられる。――
チリでもあった独裁と大弾圧、犠牲者はいつも若者だ
チリでもそうだった。アメリカの後押しで社 会主義政権のアジェンダは倒され、金持ちた ちはピノチェトを支持した。ピノチェトのう しろ盾はニクソンサッチャーだった。 アメリカはともかく、サッチャー社会主義 だの福祉国家だの貧乏人は大嫌いなのだ。ピ ノチェト政権になって、何十万人ものチリ人 が英国へ亡命した。当時は保守党のヒース政 権だった。 三十年後にまだ独裁政治を続けていたピノチ ェトは、病気になり、自国で治療が不可能と いうことになって英国へ治療に来た。当時は まだ英国には、亡命チリ人がたくさん住んで いた。 彼が滞在していたサリーの邸宅の周囲には、 連日何千人もの亡命チリ人が大シュプレヒコ ールを繰り返し、「ファシスト!」、「恥し らずっ!」、「人殺し」と叫んでいたが、こ のピノチェトを訪問したのは、こちらも、よ ぼよぼになったサッチャー一人だった。 それでもサッチャーピノチェトに向かって、 「あなたは正しかった。社会主義は敵だ」と いった。 ピノチェトのチリ人に対する弾圧は、これも 激烈だった。片っぱしから反対する若者を捕 らえて投獄、拷問、銃殺していった。 アメリカ(当時はニクソン政権)がピノチェ トを後押して、アジェンダを倒したのは、チ リが社会主義の国になると、キューバ同様、 アメリカの投資が凍結されると怖れたのだ。 たくさんの若者を弾圧し殺していったピノチ ェトは、カトリックだったが、どんな顔をし て、教会へ行き、ときには告解をしたのだろ うか。 英国内の亡命チリ人のみならず英国の若者の 集団の反対もあって、結局、ピノチェトは英 国での病気治療は叶わず、チリへ帰り故国で 死んだ。アメリカへ亡命したキューバ人、ピ ノチェトを支持したチリ人、みんな金持ちば っかりだった。 」》
英国滞在中のピノチェトサッチャー
◇文中にあるように、ピノチェトは、1998年に病気療養 のためにイギリスに渡りましたが、スペインの司法当局 バルタサール・ガルソン判事の要請(チリ在住のスペイ ン人に対する弾圧の罪で)を受ける形で、ジャック・ス トロー内相(当時)が、ピノチェトの拘束を指揮、逮捕 しました。その間、ピノチェトを何かとと支えたのが、 サッチャーでした。 (つづく) (Y059-21) (Y060-22休)〜(Y062-24休)
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆

☆佐高 信『原発文化人50人斬り』毎日新聞社

原発安全神話を捏造してきたのは誰か!   政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす  べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》  (表紙帯から)

「第1章 原発文化人と原発戦犯」より

堺屋太一 (その2)
原発反対つぶしの協力者
中部電力の主導によって
《「――一九九六年四月一三日に設立総会が行われ、堺屋太一が記念講 演を行った。多分、それは次の趣意書に沿った講演だったのだろう。 「現在、世界第四位のエネルギーを消費するわが国は、二度にわたるオ イルショックを契機としてエネルギーの効率的な利用に努めてまいりま したが、今後の経済成長、豊かな生活を求めるライフスタイルの変化、 高度情報化の進展等によって、エネルギー消費量は、着実に増大してい くものと予想されます。 しかしながら、エネルギー資源に乏しく、その八十%以上を輸入に依存 しているわが国の現状を見るとき、将来に向かって安定したエネルギー を確保するために、長期ビジョンが打ち出されているにもかかわらず、 必ずしも国民的な合意が得られているとは言いがたい状況にあります。 さらに、ニ一世紀に向けたエネルギー消費の拡大と環境への影響につい ては、発展途上国を中心とした人口増加問題も絡めながら、地球的規模 の視点に立って考えなければならない時代になっています。 このように、わが国の脆弱なエネルギー体質を考慮し、環境との調和を 図りながら、どのようにして必要なエネルギーを確保し、それをどのよ うにして次の世代に引き継いでいくのか、私たちに課せられた責務は極 めて大きいと言わねばなりません」 誰が書いたのか知らないが、高みからの、いかにも、役人的な文章であ る。動燃の「もんじゅ」の事故隠しの後に、よくもこんな思わせぶりの 文章が書けると言わなければならない。――》 原発文化人50人斬り ◎「もんじゅ」(福井県敦賀市)は、1995年、二次冷却系で温度計の設計 ミスからナトリウムが漏洩し、火災事故を起こしました。国際原子力事 象評価尺度ではレベル1と判定されましたが、対応の遅れや動燃による 事故隠しが大きな問題となりました。 事故後の会見は「もんじゅ」のプレスセンターで行い、動燃は事故当時 撮影した1分少々のビデオを公開しましたが、しかし数日後、それが、 編集されたビデオであることが発覚したのでした。
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆

《国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が  そのすべてを告発》(表紙帯から)

・第6章 握りつぶれた内部告発(16)

東電という組織の病根
原子力平和利用三原則『自主・民主・公開』は?
《「――原発立地町も動いた。九月一〇日、原発立地町の楢葉、富岡、 大熊、双葉の四町長が、「プルサーマル計画実施と原発増設の凍結」を 申しあわせた。 原発立地四町協議会会長の草野孝楢葉町長は、「プルサーマル計画実施 と第一原発7、8号機の増設については凍結せざるを得ない。原子力政 策の中身を検討すべき段階だ」と述べた。 遠藤勝也富岡町長も「プルサーマル計画はニ〜三年遅れ、六ヶ所村の再 処理施設稼働も遅れ、核燃料サイクル自体の遅れにもつながるが、やむ を得ない」との考えを示した。 岩本忠夫双葉町長は「プルサーマル原発増設とも『一時凍結』で今後 の推移を見守る。国の原発政策の基になっている原子力平和利用三原則 『自主・民主・公開』のうち、『公開』というもっとも大事なことを損 ねている。凍結の期間は半年か、一年ぐらいになるか」と述べた。 町議会が「プルサーマル計画実施の事前了解を白紙撤回する」方針を決 議した大熊町の志賀秀朗町長は、「議会の意向として東電に伝えている が、行政としての判断は『凍結』だ」と自らの判断は保留した。――》 福島原発の真実 (平凡社新書)電力中央研究所の津旨大輔上席研究員によれば、東京電力福島第1原 発事故で、発生したセシウム137などの放射性物質を含む汚染水は、 3月26日に海への流出が始まり、4月中旬ごろまで原発近くの沿岸に 高濃度でとどまった後、海の渦に流されて拡散したとの解析結果を発表 しました。さきに東電は「流出は4月1日から」としていましたが…。
デイヴィッド・ホックニー“Hawthorne Blossom, Woldgate No.4”2009年
( David Hockney、1937年7月9日 − ) ◇20世紀〜21世紀のイギリスの画家で、現在はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動する芸術家。1960年 代よりポップ・アート運動にも参加し大きな影響を与え、イギリスの 20世紀の現代芸術を代表する一人。

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(70)

…たのしむ…

Thos. Arne: Artaxerxes (1729) - The Soldier Tir'd Of War's Alarms BEVERLY SILLS
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私  ・ウィリアム王子に贈った養毛剤  ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人  ・企業の宿命、再び  ・スーザン・ボイルと英国人の夢  ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった  ・高級ホテルのトイレのチップ  ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ  ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ  ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち  ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい  ・スコットランド人の寛大さ  ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス  ・まだ見ぬアメリカについて考える  ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか?  ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子(たかお・けいこ) 1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982 年、離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人  あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかNOか―イギリス・日本 57年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
秋の海群れからはぐれた一匹の鰯がゆらりどこへゆくのか
北村岳斗(16歳)大阪府

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)
偽善者(hypocrite n.)
自分ではそんなものは少しも尊重していないくせに、いくつかの 美徳を身につけていると称して、自分が軽蔑している当の人物ら しく見せかけるという虫のいい条件を確保する者。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

こんなの余裕でできるよ。I can do this no sweat.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ <フランス>

Le chateau de Verteuil
a Verteuil-sur-Charente occupe un emplacement strategique sur la vallee de la Charente. Château de Verteuil — Wikipédia

Δ▼Δ▼好奇心丸出し

◇◇◇アラウンド 野田佳彦首相

■◇気になるサイト◇■

TANIA MARIA-タニア・マリア
BLUE NOTE TOKYO
Best of Tania Maria [Import, from UK]
Best of Tania Maria
Tania Maria - Come with me (live)

◎▽<世界のホテル案内> ◇ニュージーランドクライストチャーチ》▽◎

Huntley Lodge Christchurch
67 Yaldhurst Road, Upper Riccarton, Christchurch, New Zealand Huntley Lodge, Christchurch - Luxury Hotel Accommodation (New Zealand) :

コンラッドヒルトン、ヒルトンホテルを創った男の曾孫パリス・ヒルトン

☆★☆ParisHilton Twitter Selection:
Great to be back at home in LA. - http://tinyurl.com/3cft9jx 10月6日