入国ヴィザが取れずイランに帰国できなかったレザ
｛田中君は「ベニハナ」へ行ってから、「とにかく、スタッフ
も客も全員が外国人で、ずーっと英語やろ。日本語を話すこ
とがないから疲れるのなんのって、慶子さんはようやったね。
ぼく、続かんかもわからん」｝
(イギリス・ニッポン政治の品格)
『イギリス・ニッポン政治の品格 』〈著者〉高尾 慶子（６７）
モズレムからもらったクリスマスカード
・入国ヴィザが取れずイランに帰国できなかったレザ
・レザは母亡き後、父とパリの空港で十六年ぶりに再会
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（６７）
モズレムからもらったクリスマスカード
入国ヴィザが取れずイランに帰国できなかったレザ
「《 そして、あくる週、レザは再びイラン領事館 は入国ヴィザ申請に出かけた。帰ってくると、 「先週と同じ質問を繰り返すだけで、ヴィザ はくれなかった。母は本当にもう死にそうな んだ。父は電話で泣きながら話してたよ。ぼ くはこんなにイランやホメイニを憎んだこと はないよ。イランに生まれたことなんか誇り にしないね」 そういってレザは、私にもたれて泣いた。ス タッフ全員みんな黙って聴いていたが、だれ かが、「イランに生まれなくよかった」とい った。 レザはあくる週もイラン領事館に行ったが、 ヴィザは発給してもらえなかった。また、し ょんぼりして仕事に来た。 「あんた、ペルシャ人でしょう！ お父さん に頼んで Flying Carpet（空飛ぶじゅうたん） を送ってもらいなさいよ。そしたらヴィザな んか必要ないでしょっ！」 と、私が慰めるつもりで冗談をいったら、ス ッタフ全員は、またまた大爆笑でした。レザ はまじめな顔で、 「そうさ、いま、父が Flying Camel（空飛 ぶらくだ）送るといってきたよ」 と答えたので、さらに全員大笑いした。
東京ディズニーシー“空飛ぶ絨毯”
レザは母亡き後、父とパリの空港で十六年ぶりに再会
結局、レザはイランへ帰れなかった。お母さ んが亡くなって、そのあと、この父子はパリ の空港で十六年ぶりに再会する。 「真黒だった父の髪は真白に変わっていた。 そして、二人は抱き合って泣いたんだ。いま、 イランは自由のないひどい国だそうだ。父は、 イランへ帰って住もうと思うな、自由の国に このままいろといった」 「そうよ、このままロンドンで、私と冗談を いい合って生きてくほうがいいでしょう」 といっていたのだが、私はその後「ベニハナ」 をやめて、メイフェアの「みやま」レストラ ンへ勤めるようになり、当時、「サントリー」 レストランにいた男友だちの田中君を「ベニ ハナ」に紹介して、彼はレザといっしょ働く ようになった。 田中君は「ベニハナ」へ行ってから、 「とにかく、スタッフも客も全員が外国人で、 ずーっと英語やろ。日本語を話すことがない から疲れるのなんのって、慶子さんはようや ったね。ぼく、続かんかもわからん」 といっていたのだが、五年目に「ベニハナ」 二号店がキングスロードのチェルシー店を開 店し、レザはそこのマネージャーとして抜擢 され、さらに二年後に、ピカデリーに三号店 が開店し、田中君はこのピカデリー店のサブ マネージャーとして抜擢された。 」》
◆◇◆続々・立ち読み失礼◆◇◆
☆佐高 信『原発文化人５０人斬り』毎日新聞社☆
《原発安全神話を捏造してきたのは誰か！ 政財界、メディアと御用学者とタレント文化人――原発翼賛体制のす べてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する》 （表紙帯から）▼班目春樹ら （その２）
・有害御用学者
こんな人間がなぜいまも原子力安全委員長なのか？
《「――そんな班目が原発震災の危険を説いた地震学者の石橋克彦を侮 辱してきた。 『世界』二〇一一年五月号の石橋の「まさに『原発震災』だ」によれば、 静岡県議会委員会の委員会資料の「石橋論文に関する静岡県原子力対策 アドバイザーの見解」の中で、「原発は二重三重の安全対策がなされて おり、安全にかつ問題なく停止させれことができる」とか、 「万一の事故に備えてＥＣＣＳ（非常用炉心冷却装置）を備えており、 原子炉の水が減少してもウランが溶けないようにしている」と述べてい るのである。 そして、「石橋氏は原子力学会では聞いたことのない人である」と続く ていうのだから許し難い。こんな人間がなぜいまも原子力安全委員長な のか？――》 原発文化人50人斬り ◎『世界』同号に掲載された「まさに『原発震災』だ」の“「軍国主 義」と「原発主義の時代」”の項の中に、次のような文章が見られます。 戦争を知らない世代には、その底知れぬ恐ろしさは伝わらないかもしれ せんが……。 《「現代日本における原子力は、国策として莫大な人と金と組織が注ぎ 込まれ、大多数の国民にとって絶対的な善である点において、敗戦時の 帝国軍隊に似ている。 その状況で、柏崎刈羽原発の地震被災は、大自然から発せられたボツダ ム宣言にも擬せられる。 これを無視すれば、ヒロシマ・ナガサキに次ぐ第三の大量被曝である原 発震災が近づくかも知れない。 いっぽう、電力会社・政府・御用学者が大自然を客觀的・真摯に見よう とせず、既定路線に固執して詭弁を弄し、マスメディアが無批判に「大 本営発表」を報道し、芸能人が宣伝に動員され、国民のほとんどが原発 は必要で安全と信じている現状は、アジア太平洋戦争中の狂気の日本に 酷似している。」――二〇〇八年一一月記》・第６章 握りつぶれた内部告発（１３）
東電幹部総退陣へと
経産省も、エネ庁長官も、官僚にハシゴを外されていた
《「――少し後になって、保安院の情報管理と連絡態勢のずさんさが明 らかになった。これは、私が経産省東北経済産業局長に調査するよう依 頼した返答として伝えれたもので、〇〇年に通産省が受けた内部告発は、 〇一年の原子力安全・保安院発足の際に、就任直後の院長に伝えられた。 しかし、隠蔽の事実が平沼経産相に伝えられたのは、公表前日〇二年八 月ニ八日だったいうのだ。所管の資源エネルギー庁長官に至っては、公 表当日のニ九日になって初めて伝えられていたことが判明した。 平沼経産相は報告を受けて、「ただちに発表するように」と指示したの だという。経産省も、エネ庁長官も、官僚にハシゴを外されていたのだ。 中央官庁トップと次官は政治家であり、それ以下は官僚である。 この事実は、日本の原発政策は官僚にものであり、政治家のコントール には絶対に服しないという決意でやっているということをはからずも示 している。 そして、この一連の騒動で明らかになったのは、原発政策に福島県とい う地方政府が関与する余地はない。われわれの生殺与奪を握っているの は東京なのだ。「構造化されたパターナリズム」とは、霞ヶ関と自治体、 東京と地方の問題なのだ。――》 福島原発の真実 (平凡社新書) ◎いまだに、原子力ムラ（原発推進の産官学複合体）の責任の明確化と 改革はは、緒についていません。さきに、経済産業省事務次官、資源エ ネルギー長官、原子力安全・保安院長の原発三首脳が、懲戒免職を装っ 勧奨退職しました。最高八〇〇〇万の退職金が支給されて、です。 これでも、怒っている人は、あんまり居ないようですね。
『イギリス・ニッポン政治の品格 』（６７）
…たのしむ…
Thomas Arne - Concerto No. 3 in A major 3/4
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私 ・ウィリアム王子に贈った養毛剤 ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人 ・企業の宿命、再び ・スーザン・ボイルと英国人の夢 ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった ・高級ホテルのトイレのチップ ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい ・スコットランド人の寛大さ ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス ・まだ見ぬアメリカについて考える ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか? ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子（たかお・けいこ） １９４２年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て１９７２年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。１９７６年、二人で帰国、京都で暮らす。１９８２ 年、離婚。１９８８年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、１９９８年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人 あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかＮＯか―イギリス・日本 ５７年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。 イギリス・ニッポン政治の品格≪都会歳時記≫
[都市・現代の視座１０００句]句集 古家 元「文學の森」刊]〔秋〕動物 何処より乗りしばったか小海線
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆
アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)記念碑(monument n.)
記念する必要がないか、あるいは記念することが不可能なもの を、あえて記念しようとする意図から建てられる建造物。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ ＜フランス＞
Le Chateau de Richemont
est un chateau de la commune de Cherves-Richemont en Charente. Château de Richemont (Charente) — Wikipédia]アナトール・フランス小説集〈7〉螺鈿の手箱 [単行本]
アナトール・フランス小説集〈7〉螺鈿の手箱Δ▼Δ▼好奇心丸出し
おだてられユーロ債買う白川総裁
「世界の８人」なんてオダて上げられ ユーロ債を買わされるマヌケ おだてられユーロ債買う白川総裁 - ライブドアニュース◇◇◇アラウンド 野田佳彦首相
野田“ペテン”パフォーマンスに怒！「凍結」じゃなく「中止」を
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111004/plt1110041223005-n1.htm■◇気になるサイト◇■
nathanfake.co.uk
http://www.nathanfake.co.uk/content/Drowning in a Sea of Love [CD]
Drowning in a Sea of LoveNathanFake - Primavera Sound '07 [DJ set]
◎▽＜世界のホテル案内＞ ◇ニュージーランド《クライストチャーチ》▽◎
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