独裁を嫌う労働党支持者は穏健な党首を望んできた

◇初めは穏健であったブレアは、アメリカと仲良くするように
 なって、だんだん野心に燃え、国民の大反対にも、耳を貸さ
 なくなり、ブッシュ・ジュニアと組んで、やらなくてもよい
 イラク侵攻をやり、アメリカと肩を並べるようとした。◇

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(8)

〈著者〉高尾 慶子(たかお・けいこ)

海外メディアの中の日本

・『The Economist』引導をかわし続ける日本のの首相

河北新報』にひろう

・松本復興相辞任「当然」 被災者の怒り沸々

国労働党・新党首の父は移民のユダヤ

・独裁を嫌う労働党支持者は穏健な党首を望んできた
・兄デイヴィッドを下しての弟エドの勝利の複雑さ

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(8)

海外メディアの中の日本

『The Economist』引導をかわし続ける日本のの首相 …〔理解し難いところのある菅直人首相は、 敵と味方の両方に抗っている。 菅直人首相はまるで、福島第一原子力発電 所の周辺に取り残され、被曝しながら自力 で生きていくことを強いられた犬さながら に野生化してしまったかのような印象を与 えている。 菅首相が政府内の仲間からの辞任要請さえ はねつけるのには、盲目的な権力欲以外に、 一体どんな理由があるというのだろうか? 3月11日の地震津波、そして原発事故 以来、政治が機能不全に陥っていることを 考えれば、これはもっともな疑問だ。 与党・民主党の内外で、多くの政治家が菅 首相の指導力のなさに業を煮やし、首相が 辞任しない限り、復興に向けた重要法案が 成立する見込みはないと考えている。〕… (2011.07.04(Mon) The Economist) ◆菅直人首相の権力への理解しがたい執着 心については、日本人なら、もう、疑う人 はいないのでないかと思います。それが、 世界中で理解できない現象として、見られ るのは、日本人としては、悲しいことです。 この記事の英語タイトルは、 Japan's prime minister One step ahead of the executioner サブタイトルは、 The unfathomable Naoto Kan defies both friends and enemies となっています。 この記事を世界中の人が読んでいるのです。 ほんとうに、まいってしまいます。 この英語の原文記事は www.economist.com  で読むことができます。 One step ahead of the executioner - Japan's prime minister

河北新報』にひろう

株式会社河北新報社 本社 宮城県仙台市青葉区五橋1-2-28 〈東北のニュース〉
松本復興相辞任「当然」 被災者の怒り沸々
復旧・復興を担う重職が、就任わずか9日 目で放り出された。「民主党自民党も公 明党も嫌いだ」「知恵を出さないやつは助 けない」。相次ぐ放言で物議を醸した松本 龍復興対策担当相が5日、辞任した。 さらにしぼむ政治への期待。「被災者から は離れない」と会見で涙を浮かべた松本氏 だが、最後まで真意を測りかねる発言も。 「辞任はいいこと」「復興が停滞する」。 被災地では怒りと懸念の声が広がった。東 日本大震災で被災した宮城、岩手両県での 放言で批判を浴びた松本龍復興対策担当相 が5日、辞任したことについて、被災地で は「辞めて当然」との受け止め方が広がる 一方、自治体関係者からは「またしても国 の復興への取り組みが停滞するのでは」と 懸念する声も上がった。 (2011年07月05日火曜日 河北新報◆続きは: ◆被災者の生の声は:石巻市石巻高に身 を寄せる主婦鎌田信子さん(69)は「あ まりに高飛車な態度。(被災地に)努力を 求めるにしても、あんな発言をする人には 任せられない」と、まだ怒りが収まらない。 宮城県南三陸町の歌津中で避難所生活を送 る熊谷健一さん(66)も「復興を担当す る者の発言とは思えなかった」とあきれ顔。 「被災者は焦っている。こんなことで復興 が足踏みするのは困る」と注文を付けた。 こんなことって、あっていいんですかね。

国労働党・新党首の父は移民のユダヤ

独裁を嫌う労働党支持者は穏健な党首を望んできた
「 保守党支持者が「強いリーダー」を求めて いるのに対して、独裁を嫌う労働党支持者 は、これまでもずっと穏健な党首を望んで きた。ウィルソン、キノック、ジョン・ス ミス、そしてトニー・ブレアWikipedia:保守党 (イギリス) 初めは穏健であったブレアは、アメリカと 仲良くするようになって、だんだん野心に 燃え、国民の大反対にも耳を貸さなくなり、 ブッシュ・ジュニアと組んで、やらなくて もよいイラク侵攻をやり、アメリカと肩を 並べるようとした。 そして、メディアと国民によって政界から 引きずりおろされてしまった。 兄ディヴィットは頭脳明晰なだけにブレア と同じ轍を踏む可能性がある。そしてブレ アのお気に入りだったというわけで、労働 党員は過ちを避けようとしたようだ。 エドは見ていてなにか優しすぎて頼りなさ すぎる感がぬぐえないが、今は四十歳でも 四年後の総選挙の年には四十五歳になって いるし、それまでいろいろと党首として経 験を積み、賢く強くなっているだろうとい う、ユニオンの期待がこめられていたのだ ろう。
労働党・党首選挙の結果に驚くデイヴィッド・ミリバンド
◇2010年9月25日には、英国政治史上誠 に希有なことが起こったのでした。次の首 相に指名される可能性のある労働党・党首 選挙で40代の二人の兄弟が争い、事前の 大方の予想に全く反して、弟の「左翼活動 家」とレッテルを貼られていましたエドミリバンドが、50.65対49.35 と いう僅差で選出されたのからです。
兄デイヴィッドを下しての弟エドの勝利の複雑さ
四十歳の労働党党首の誕生、それも最有力 候補であった兄デイヴィッドに勝ったとい うので、この日の英国のメディア、テレビ ・新聞はどれもこれもこのニュースで大騒 ぎになり、連立政権政府のニュースは二日 間放映なくほったらかし。 どのチャンネルも、負けた兄デイヴィッド の表情をアップで、何度も何度も映し、弟 エドの兄を下しての勝利の表情も泣き笑い のようで、私はテレビを観ていてなにか複 雑な思いに駆られた。 二人兄弟で仲が良かっただけにちょっと残 酷にも思えたが、でも私にはこの国で選挙 権ないのだが、エドでよかったと安堵にも 似たものを覚えた。 私は「リスクをとるリーダーなんか必要な い」という考えの持ち主だからだ。 トニー・ブレアのようにアメリカと組んで 他国に侵攻したり、目立とうして国の金を 外国にバラまくリーダーなんか必要ない。 そんなことより自国民が安心して暮らせる ことに心を砕いてくれるリーダーが欲しい と願う。 リスクをとるリーダーや、強いリーダー、 独裁者なんか私は要らない。 」
ランドルフコールデコット『これはジャックの建てた家』
・原題「The House that Jack Built」(1887) ・Randolph Caldecott(1846年3月22日 - 1886年2月12日) ◇マザーグースの「これはジャックが建てた家」に由来。 ちなみに、「これはジャックが建てた家」は「つみあげ うた」とよばれるもので、文章に後から文をどんどんと 継ぎ足していく言葉遊びのこと。「きりなしうた」とも いいます。 すなわち、‘これはジャックの建てた家’の文から始ま って、最後には、こうなります。 これはジャックの建てた家で 醸した麹を 食べたネズミを 殺した猫を ビビらせた犬を 突きまわした ねじれ角の雌牛の ミルクを絞った孤独な少女に キスした 哀れなボロボロ男を 結婚させた ツルツル頭の牧師を 起こした雄鶏を 飼っている コーンの種撒く農場主
This is the house that Jack built
This is the house that Jack built. This is the malt That lay in the house that Jack built. This is the rat, That ate the malt That lay in the house that Jack built. (飛ばして、最後は) This is the farmer sowing his corn, that kept the cock that crowed in the morn, that waked the priest all shaven and shorn, that married the man all tattered and torn, that kissed the maiden all forlorn, that milked the cow with the crumpled horn, that tossed the dog, that worried the cat, that killed the rat, that ate the malt that lay in the house that Jack built. (つづく) (M325-122)

『イギリス・ニッポン政治の品格 』(8)

…くつろぐ…

Joseph Haydn: Piano Sonata no. 46 in E major, Hob XVI:31 [by Vadim Chaimovich]
『イギリス・ニッポン政治の品格』
単行本: 253ページ 出版社: 展望社 (2011/05) 〔目次〕 ◎ベニハナでウィリアム王子に説教した私  ・ウィリアム王子に贈った養毛剤  ・英国労働党・新党首の父は移民のユダヤ人  ・企業の宿命、再び  ・スーザン・ボイルと英国人の夢  ・名門校出身と結婚の関係 ◎矢沢永吉さんにサーヴィスしたこともあった  ・高級ホテルのトイレのチップ  ・ドルチェ&ガッバーナのバッグと、ブランドいろいろ  ・有名人で賑わった日本レストラン ◎ネルスン・マンデーラの南アフリカ  ・ネルスン・マンデーラと南アから来た友人たち  ・英国と南ア共和国の今昔物語 ◎イスラムの国々とつきあうのは難しい  ・スコットランド人の寛大さ  ・モズレムからもらったクリスマスカード ◎ホームレスでも豪邸に住める国・イギリス  ・まだ見ぬアメリカについて考える  ・「RETIREMENT VISA」を知ってますか?  ・日本国は日本国民を守ってくれない 〔著者〕 ☆高尾 慶子(たかお・けいこ) 1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校 に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982 年、離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レスト ランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハ ウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかし い』を発表し、注目を浴びる。著書に、『イギリス人はかな しい』『イギリス人はしたたかさ』『わたしのイギリス人  あなたのニッポン』『イギリス・ニッポン 言わせてもらい まっせ』『許すかNOか―イギリス・日本 57年目の和解』 『イギリス ウフフの年金生活』『まだまだ言うぞ イギリ ス・ニッポン』『書かずに我慢できない イギリス・ニッポ ン』がある。
イギリス・ニッポン政治の品格

イギリス・ニッポン政治の品格

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔夏〕天文  宅配の男駆出す炎天下
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
みあげれば斑雪ににる雲のわき高橋さんは逝きてしまへり
沼田満江(53歳)新潟県  平成万葉集

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、西川 正身 (翻訳)
強欲(rapacity n.)
勤勉を欠いた先を見越しての倹約。力の節約。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

きっと聞き違えたのよ。 You must've heard wrong.
   <NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ <フランス>

The chateau fort de Lourdes
is a historic castle located in Lourdes in the Hautes-Pyrenees departement of France. Château fort de Lourdes - Wikipedia
純然たる幸福 (ちくま学芸文庫)
純然たる幸福 (ちくま学芸文庫)

純然たる幸福 (ちくま学芸文庫)

Δ▼Δ▼好奇心丸出し

携帯動画の立証で全国初の逮捕者
初の動画立証で男逮捕 押収携帯電話に無免許運転する姿 携帯動画の立証で全国初の逮捕者 - ライブドアニュース

◇◇◇アラウンド 菅直人首相

■◇気になるサイト◇■

ゲイリー・バートン
ゲイリー・バートン

ゲイリー・バートン

Gary Burton Vibraphone Solo

◇☆◇ニコニコ動画ピックアップ◇☆◇

平成23年7月5日(火)午前-内閣官房長官記者会見

◎▽<世界のホテル案内> ◇オーストラリア◇ 《メルボルン》▽◎

Rydges On Swanston Melbourne
701 Swanston Street, Carlton, VIC, 3053, Australia Hoteloogle.com - Rydges On Swanston Hotel Melbourne :

コンラッドヒルトン、ヒルトンホテルを創った男の曾孫パリス・ヒルトン

☆★☆ParisHilton Twitter Selection:
I am beyond proud of this! ? - http://t.co/f21FOzK 7月1日

◆*中東を知らないと遅れをとる*◆

Middle East - Al Jazeera English
Middle East News – the latest from Al Jazeera

★☆世界を同時進行で体験する☆★