国際社会の「お尋ね者ＳＳ」に寄港を許す豪州

『エコを掲げればテロも許されるのか』潮　匡人

「正論 2010年 06月号」掲載（１２０頁）

・国際社会の「お尋ね者ＳＳ」に寄港を許す豪州
・テロ集団・犯罪者連中を、雑誌の顔に
・エコの仮面をかぶった「ならず者集団ＳＳ」

＜yuka's fotolife choco＞

◆◆◆豪州の日本の食文化への宣戦布告に抗議します◆◆◆

こんなこと御存じでしょうか。

オーストリア先住民に公式謝罪

ケビン・ラッド首相は、２００８年２月１３1日の議会で、
先住民アボリジニに政府として、初めて公式に謝罪した。
同日の議会には約１００人の先住民らが傍聴する中で、同
首相は「Sorry」の語を３度使い謝罪した。
議事堂の外には全国から詰めかけた数千人がテレビを通じ
て謝罪の言葉を聞いた。この謝罪は、昨年１１月の総選挙
でラッド率いる労働党の公約を実現したものであった。
とは言いつつも、ラッド首相も賠償については行わないこ
とを公言した。また、保守・右派の国民党や自由党は「過
去を蒸し返すだけ」と公式謝罪に反対し、ラッド首相の謝
罪演説中、抗議のため議会から退席した。

鯨は可哀想でも、アボリジニは可哀想ではない！

これを偽善者と呼ぶ。

◆◆◆豪州の日本の食文化への宣戦布告に抗議します◆◆◆

    
『エコを掲げればテロも許されるのか』(３）
    報道によれば、６日、岡田克也外相は、
札幌市で開催されたアジア太平洋経済協
力会議（ＡＰＥＣ）貿易担当相会合の会
場で、オーストラリアのクリーン貿易相
と会談した。

クリーン貿易相が「捕鯨問題《オースト
ラリア政府は５月３１日、南極海での日
本の調査捕鯨廃止を求めて国際司法裁判
所（オランダ・ハーグ）に提訴している》
で立場が違うことによって、両国関係全
般が損なわれないよう努めたい」と述べ
たのに対し、岡田克也外相は「同感だ」
と応じた、という。

岡田さん、「同感だ」だけで済むんでし
ょうかネ。何でも、言い成りが、日本の
外交でしょうか。



    
国際社会の「お尋ね者ＳＳ」に寄港を許す豪州
    （昨日より続く）
「
どちらが「バカげた話」なのか。念のた
めに事実を概観しよう。

二〇〇八年には、警視庁公安部が、威力
業務妨害容疑でＳＳメンバー三人の逮捕
状を請求。警視庁が国際検事警察機構を
通じて国際手配した。

今年も、第三管区海上保安本部（東京海
上保安部）がメンバーを送検、去る四月
に東京地検が起訴したばかりである。

日本の治安当局だけではない。過去、カ
ナダ警察やデンマーク警察、米ワシント
ン州当局などが出勤してきた。二〇〇二
年には、米連邦捜査当局（ＦＢＩ）のテ
ロ対策課長が下院で「一九七七年の結成
以降、ＳＳが地球上でエコ・テロリズム
行為を犯している」と議会証言している。

国際捕鯨委員会（ＩＣＷ）ですら「ＳＳ
に対し、海上における安全を阻害する行
動を停止するよう要求するとともに」、
「受け入れ難いふるまいと行動をとった」
と断定、名指しで「非難することを強く
強調した」声明を全会一致で採択してい
る。

声明は各国に「対処につき協力すること
を強く要請した」。ＳＳはＩＷＣのオブ
ザーバー資格を剥奪されて久しい。とっ
くに国際社会の「お尋ね者」ではないか。



    
テロ集団・犯罪者連中を、雑誌の顔に
    以上の声明発出を提案したのは日本政府
（水産庁）である。水産庁も、ＳＳの妨
害活動は「海上におけるテロ行為・犯罪
行為であり厳しく糾弾されるべきだ」と
明言した（平成二十年三月十日プレスリ
リース）。

自由に動き回っているのではない。卑怯
にも逃げ回っているのだ。

政府お墨つきのテロ集団、犯罪者連中を、
雑誌の顔に起用した編集部の感覚を疑う。
しかも、ＳＳ代表の放言はこう続く。

《始めて30年以上になりますが、誰一人
　として傷つけことはありません。合法
　的な範囲で活動するよう常に細心の注
　意を払っています。だからこそ、活動
　を停止させられたこともないのです》

真っ赤な嘘である。

現に、東京地検が起訴したではないか。
今後も「まともな訴訟を起こされたこと
はありません」と強弁するのか。

ここ数年の違法活動だけでも枚挙に暇が
ない。概略しよう。



    
エコの仮面をかぶった「ならず者集団ＳＳ」
    二〇〇七年二月九日、日本の調査捕鯨船
にＳＳ抗議船が有害な化学物質（酪酸）
入りの瓶を投げ付けた。乗組員一人が瓶
の破片で、もう一人は液体が目に入って
負傷した。失明の恐れがある重大な危険
行為である。

二〇〇八年一月十五日にも、日本の目視
採集船に同様の犯行を加え、活動家二名
が船内に不法侵入、拘束された。

三月三日には百本以上の酪酸瓶を投げつ
けるなどの襲撃を行い、海上保安官二名
と捕鯨船員二名を負傷させた。重大な火
災が発生した恐れのある危険な犯罪行為
である。

今年（二〇一〇年）一月六日にも、日本
の監視船と公海上で衝突した。ロープを
使用した危険な航行妨害に加え、異臭を
放つ袋を甲板に投げ込んだばかりか、殺
傷能力があるボウガンを撃ち込んだ（日
本側は放水で対抗）。

レーザー光線も照射した。これも失明に
至る恐れのある危険行為である。

ＳＳ（ボブ・バーカー号）はノルウェ―
船に偽装して日本船を妨害したことから、
ノルウェ―外務省も公式に抗議した。

念のために言えば、船籍偽装自体が、重
大な国際法違反に当たる（国連海洋法条
約違反）。
」

（続く）

 (N271-53)





    
『エコを掲げればテロも許されるのか』(３）
    


    
酪酸 - Wikipedia
    ＜危険性について＞
皮膚や粘膜に対する腐食性があり、水生生物に有害。シー・シェパードが
兵器として用いていることで知られる。ICSCでは「漏洩物処理」項目で、
環境中への放出を禁じている。
酪酸 - Wikipedia






    
クロスボウ（ ボウガン）- Wikipedia
    クロスボウ（英: crossbow）は、西洋で用いられた、専用の矢を板ばねの力で、
これに張られた弦に引っ掛けて発射する装置（武器）。引き金を持ち、狙いが
定めやすい。洋弓銃とも。日本ではボウガン (bowgun) とも呼称するが、これ
は和製英語で世界的には通用しない。
クロスボウ - Wikipedia






    
Do you know the true cost of cheap meat? | Pig Business -
    Pig Business - Farms Not Factories






    
SOTOKOTO (ソトコト) 2010年 05月号 [雑誌]
    
SOTOKOTO (ソトコト) 2010年 05月号 [雑誌]
 






    
正論 2010年 06月号 [雑誌]
    
正論 2010年 06月号 [雑誌]
 





    
≫平成万葉集≪
    

    
野火遠く見てゐる母の眼に遇へり痴呆老人のものと思へず
    林　貞夫（72歳）茨城県

平成万葉集




    
☆☆ヨーロッパ古城巡り☆☆ フランス
    The Chateau de Montreal 0609 
is a chateau in the Dordogne department located 
near the commune of Issac, in southwestern France. 
Château de Montréal - Wikipedia 
Ref.
サン=サーンス:交響曲第3番 
サン=サーンス:交響曲第3番
 







    
★米国ゴルフコース見参アリゾナ州　Phoenix/Scottsdale/Paradise Valley Area★
    Wildfire Golf Club, Palmer Course Course
5350 E Marriott Dr
Phoenix, AZ 85054
(480)473-0205
"Wildfire Golf Club (Palmer Course) " Flyover Tour : 








    
＜世界のホテル案内＞ シンガポール
    Grand Mercure Roxy Hotel
50 East Coast Road, Roxy Square ,Singapore,428769,SINGAPORE
Grand Mercure Roxy : 





“コンラッド・ヒルトン、ヒルトンホテルを創った男の曾孫パリス・ヒルトン”

    
☆★☆ParisHilton Twitter Update:
    Please get me 10 of these in medium glow color http://twitpic.com/1um62g 
3:59 PM Jun 6th Twitpicから 0608  







    
◇気になるサイト◇
    ビージー・アデール :: Beegie Adair 
http://www.emimusic.jp/jazz/beegie/
マイ・ピアノ・ロマンス 
マイ・ピアノ・ロマンス
  





    
◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆
    

    
保守主義者(conservative n.)
    現存する弊害を新たな弊害をもって代えたいと願う自由主義者に
対して、現存する被害に魅せられている政治家のこと。

新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)