好きな幕末志士『伊庭八郎』

好きな幕末志士『伊庭八郎』

一條和春さんという漫画家さんがいる。
 美しい作画で独特の世界観を描く人で、
 新作を読むたび、毎回激しいショック
 を受けた}
『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(23)
《2 おおむね本と映画の宝箱》から ◇私のお気入り◇
好きな幕末志士『伊庭八郎』

一條さんの描く伊庭のかっこよいこと

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦著『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊☆(11)

▼△序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」△▼(11)
ポン中で出入り禁止(その2)・

●管理区域に入って、着替えの時は周りが刺青だらけ

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆(56)

▼△第8章 「日本病」と原発政策)(11)△▼
・速度をあげる原子力政策(その1)・

●責任者の顔が見えず誰も責任を取らない日本型社会は、破局

『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(23)
《2 おおむね本と映画の宝箱》から ◇私のお気入り◇
好きな幕末志士『伊庭八郎』

一條さんの描く伊庭のかっこよいこと

《「 ・月とノスタルヂヤ (ラポートコミックス)・ 月とノスタルヂヤ (ラポートコミックス) 一條和春さんという漫画家さんがいる。美し い作画で独特の世界観を描く人で、新作を読 むたび、毎回激しいショックを受けた。 描かれていることすべて自分のものにしたく て中学時代の私は身悶えるほどだったが、ひ ょっとして、当時の彼女は今の私より年下だ ったかもしれない。だとすれな、もう、本当 に恐ろしい才能だ。 彼女の漫画に『願わくば花のもとにて』とい う作品があり、その主人公は彼だった。一條 さんの描く伊庭のかっこよいこと。 生き様と言葉、土方との友情に胸打たれ、私 はそこから、数々の幕末ものに手を伸ばすき かっけになってくれた。 今回、この漫画を薦めたくて彼の名を挙げた ようなものだが、彼女の描く岡田以蔵もめち ゃくちゃいい。ラポートコミックスから出て いた『月とノスタルジア』収録。どこかで見 かけたら、是非一読を。 Wikipedia:くもぎり太郎(=一條和春、女性) ◎こんな作品も出ています。 ・幕末4コマ劇場 黒いぜよ!龍馬ちゃん [単行本]・ 幕末4コマ劇場 黒いぜよ!龍馬ちゃん 」》 ・Wikipedia:伊庭八郎 ◎幕末の志士には、憂愁のイメージが付き纏 う人物が多いが、伊庭八郎もまた然り。その 人生は苛烈だ。伊庭は、上野で彰義隊が戦争 を始めたと聞いて、これに呼応し江戸に向か う新政府軍の江戸入りを阻止するため、箱根 の関所を占拠しようとして小田原藩兵と戦闘 を交える。一時、和睦が成立したものの、再 び、敵対した小田原藩箱根山崎で戦いが起 こり、三枚橋小田原藩士・高橋藤五郎(鏡 心一刀流)に左手首の皮一枚を残して斬られ てしまった。以後、左手は不自由となり、隻 腕の剣士として歴史にその名を残します。
明治維新 幕末志士の名言
(orizuru1000 さんが 2011/01/04 にアップロード) 《幕末志士の目線で見る現代日本を表現  してみました。 【日本への年賀状2011】 (制作:山本貴美江) 名言 吉田松陰 坂本龍馬 板垣退助 西郷隆盛 大久保利通 東郷平八郎 高杉晋作 伊藤博文 勝海舟 福沢諭吉 佐久間象山》 (つづく) (Y217-90)

『ネオカル日和』

単行本: 280ページ 出版社: 毎日新聞社 (2011/11/25) 《待望の初エッセイ集! 大好きがいっぱい! 【ネオカルチャー】辻村深月が独断と偏愛で選ぶ日本の 〈今〉を象徴する、おもしろいもの、かわいいもの、お  いしいもの、ヘンなもの、そんなものぜんぶ。  国民的マンガからパワースポットまで、“ネオカル”  の現場を人気ミステリー作家が潜入!辻村深月のマニ  アックなこだわりとキュートでトホホな日常を綴る初  ルポ&エッセイ集》〔表紙帯から〕 〔目次〕 1 ネオカルチャー新発見  (支えは藤子・F・不二雄さんの人格 ドラえもん  レッツ・のう能!のうのう能 ほか) →2 おおむね本と映画の宝箱  (私をまっすぐ映すものオマージュのための ショートストーリー&エッセイ ほか) 3 四次元の世界へ  (あしたも、ともだち世界で一番好きなラブ ストーリー『パーマン』 ほか) 4 特別収録 ショートショート&短編小説  (彼女のいた場所写真選び ほか) 5 女子とトホホと、そんな日々  (a day in my life 私をハイにする…― ウッカリショッピング ほか) 〔著者〕 ☆辻村 深月(つじむら・みづき)☆ 一九八〇年ニ月ニ十九日生まれ。山梨県出身。千葉大学 教育学部卒業。二〇〇四年に『冷たい校舎の時は止まる』 で第三十一回メフィスト賞を受賞しデビュー。二〇一一 年『ツナグ』で第三十ニ回吉川英治文学新人賞受賞。他 の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』 『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』 『名前探しの放課後』『ロードムービー』『ゼロ、ハチ、 ゼロ、ナナ。』(第一四ニ回直木賞候補作)『V.T.R.』 『光待つ場所へ』(以上、講談社)、『ふちなしのかが み』『本日は大安なり』(以上、角川書店)、『オーダ ーメイド殺人クラブ』(集英社)『太陽の坐る場所』 『水底フェスタ』(以上、文藝春秋)など多数。新作の 度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者 からの熱い支持を得ています。

『ネオカル日和』〈著者〉辻村 深月(23)

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦著『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊☆(11)

《「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる!」   某地方の暴力団組長   −暴力団専門ライターが実際に動いたからこそ    書ける原発という巨大なシノギ−  「原発は儲かる。どでかいシノギだな。電力会社と交渉して、   ゼネコンと話付けて、地元の土建屋に仕事を振る。代紋な   しではとても捌ききれん。原発はタブーの宝庫。裏社会の   俺たちには、打ち出の小槌となるんだよ」。ヤクザが語る   衝撃の事実。日本最大のタブーがいま明かされる!   ―誰も書けなかった 命懸けの衝撃ノンフィクション―》   【表紙帯から】 
▼△序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」△▼(11)
ポン中で出入り禁止(その2)・

●管理区域に入って、着替えの時は周りが刺青だらけ

《「――昔の原発のシステムは、いまとは、全然違う。震災直前は、 APDっていう線量計を胸に当ててたんですが、昔はフィルムバッジ (累計被曝量が分かる装置)だけだったし、ヤクザを排除しようなん て誰も言わない。 着替え所……原発の中にあるんですけども、いまも行ったら分かりま す。ヤクザ……現場にいますよ。普通の人がみても分からないってい うか、大きい人夫出しの会社だと、働いている作業員自身が分かって ないですから。 ヤクザ連れてくときは喧嘩にならないよう気をつける。職人たちはみ んな荒っぽいけど、乱闘事件なんかになったら大問題です。一緒に働 くうちに、みんな分かってきます。よくいるヤクザかぶれの職人たち が率先して間に入ってくれます。 管理区域に入るとき、B服って青いカバーオールなんですけども、よ うはツナギみたいな感じの服と、頭からすっぽりかぶるタイプ、その どっちかを着て入城するわけなんですね。着替えの時は周りが刺青だ らけ。 ――》 ヤクザと原発 福島第一潜入記文藝春秋 (2011/12/15) ・〈目次〉・ →序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」 第1章 私はなぜ原発作業員となったのか 第2章 放射能vs.暴力団専門ライター 第3章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘 第4章 ついに潜入!1Fという修羅場 第5章 原発稼業の懲りない面々 終 章 「ヤクザと原発」の落とし前 ・「シノギ(しのぎ)- 日本語俗語辞書」・ ◎東京電力に都合のよい、こうした下請け企業の存在が現実。 ////////////////////////////////////////////////////////////////
◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

佐藤栄佐久 (著) 『福島原発の真実 』(平凡社新書) ☆(56)

《嘘と欺瞞のメルトダウン。すべての議論はここから始まる!  国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした  前知事がそのすべてを告発》【表紙帯から】
▼△第8章 「日本病」と原発政策)(11)△▼
・速度をあげる原子力政策(その1)・

●責任者の顔が見えず誰も責任を取らない日本型社会は、破局

《「――〇五年一〇月一一日に開かれた原子力委員会で「原子力政策 大綱」が了承され、一四日の閣議で国の原子力政策として決定される ことになった。 もちろん、福島県が提出した意見はまったく反映されていない。国民 の意見を形式的に聞いて、官僚が決めた路線を追認して強引に進める、 まさに日本の原子力行政そのものの決定の仕方である しかし、この大綱を決めた原子力委員や策定会議委員一人ひとりに、 この核燃料サイクルが本当にうまくいくと思っているのかと問えば、 実は、高速増殖炉がちゃんと稼働するとはだれも思っていないだろう し、六ヶ所村の再処理施設を稼働させて生産されるプルトニウムは、 プルサーマル程度では減らせないと思っているだろう。 日本では、使用済み核廃棄物――つまり、使用済み核燃料の処分方法 について、歴史の批判に耐える具体案を持っている人は誰もいないの である。 責任者の顔が見えず、誰も責任を取らない日本型社会の中で、お互い の顔を見合わせながら、レミングのように破局に向かって全力で走っ ていく、という決意でも固めているように私には見える。 大義も勝ち目もない戦争で、最後の破局、そして敗戦を私たち日本人 が迎えてから、まだ七〇年たっていない。 これこそが、「日本病」なのだと私は思う。 ――》 福島原発の真実 (平凡社新書)平凡社 (2011/6/23) ◎あの“大義も勝ち目もない戦争”の過ちを、こりもせず、繰り返す 日本という国。

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔春〕地理  春潮や突堤ぐいと伸びきりし
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
しろがねの薄の中よりぬっと出て男何処より何処へ行く
朧 妙子(67歳)奈良県

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、 西川 正身 (翻訳)
消化(digestion n.)
ヴィトルズ(食べ物)がヴァーチューズ(美徳)に 転化すること。この作用が不完全であると、美徳で はなく、悪徳が発生する――こうした事情から、か の旋毛(つむじ)曲りの文筆家、ジェレマイア・ブ レン博士は推定している、ご婦人方のほうが殿方よ りも消化不良に悩むことが多い、と。 ※ジェレマイア・ブレン博士。架空の人物であろう。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

体調はどうなの?
What kind of shape are you in?
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 講師>

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆

ローレンス・アルマ=タデマ“葡萄の収穫祭 The Vintage Festival”
(1870年・個人蔵) ◎ポンペイで行われた酒神バッコスへの奉献の行列 を描いています。行列は葡萄の冠をつけた巫女によ り先導され、後には、アウロスを吹く娘たちの一隊、 タンバリンを奏でる2人の踊り子、ワインの入った アンフォラを抱えた男たちが続きます。床の銘文に 「マルクス・ホルコニウス」と記されているホルコ ニウス家は、ポンペイの名家でした。 ◇ローレンス・アルマ=タデマ (Lawrence Alma-Tadema, 1836年1月8日 - 1912年6月25日) イギリス、ビクトリア朝時代の画家、ラファエル前派。 オランダ、 ドゥロンレイプ生まれ。1852年、アントワープの美術アカデミーに 入学。1863年、新婚旅行でポンペイへ旅行し、これを機にエジプト、 ギリシア、ローマの古代世界に関心をもつようになります。パリに 移住したのち、普仏戦争を逃れて1870年にロンドンへ渡り、73年に イギリスに帰化。1879年にはロイヤルアカデミー正会員。
Lawrence Alma-Tadema(フォト・ギャラリー)
(Accabadora さんが 2008/04/27 にアップロード) 【Music: Nuvole di Luce (Roberto Cacciapaglia)】