日本橋のさる大書店で直木賞受賞記念のサイン会を催した

日本橋のさる大書店で直木賞受賞記念のサイン会を催した

【受賞作『鉄道員(ぽっぽや)』も順調に版を重ね、サイ
 ン会はことのほか盛況であった。読者の行列もようや
 く終わりに近付いたころ、私の目の前に一枚の名刺を
 はさんだ『鉄道員』が差し出された。名刺通りに名前
 を書きかけて、私はひやりと顔を上げた。「よう、や
 ったな。おめでとう」と、Kが満面で笑いかけていた】

浅田次郎『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』(33)

第四章 器用貧乏(4)
◇博奕なるもの◇(その4)

日本橋のさる大書店で直木賞受賞記念のサイン会を催した

《「 ◆ドキッとするピクチャー(Source:REUTERS) ◇Oktoberfest 【A waitress carries mugs of beer during the opening day of the 181st Oktoberfest in Munich September 20, 2014. REUTERS/Michael Dalder】 【Visitors reach for one of the first mugs of beer being after the tapping of the first barrel during the opening ceremony for the 181st Oktoberfest in Munich September 20, 2014. REUTERS/Michael Dalder】 【Visitors wait to get into a beer tent during the opening day of the 181st Oktoberfest in Munich September 20, 2014. REUTERS/Lukas Barth】 【People in traditional Bavarian clothes take part in the Oktoberfest parade in Munich September 21, 2014. REUTERS/Michael Dalder】 過日、日本橋のさる大書店で、直木賞受賞記 念のサイン会を催した。 博奕なるものを為すことが「猶已むに賢」っ ていたかどうかはともかく、とりあえずは遅 ればせながら小説家というものになった。 受賞作『鉄道員(ぽっぽや)』も順調に版を重 ね、サイン会はことのほか盛況であった。読 者の行列もようやく終わりに近付いたころ、 私の目の前に一枚の名刺をはさんだ『鉄道員』 が差し出された。 名刺通りに名前を書きかけて、私はひやりと 顔を上げた。 「よう、やったな。おめでとう」 とKが満面で笑いかけていた。 朴訥な言葉づかいは昔のままだが、いかに、 二十年ぶりの再会とはいえ、Kの様変わりに私 は愕いた。バクチ打ちのイメージはどこにもな い。金縁のメガネをかけ、ダークスーツを着た 温厚な紳士である。 名刺には「株式会社K産業代表取締役」とあっ た。 「ビル、四つ持ってんるだ」 とKは衒いもせず恥もせず昔のままの物言いで 言った。 「ビル?」 「ああ。貸ビルだ。ほかの商売もいろいろやっ  てるけど」 Kはべつだん懐かしがるふうもなく、「じゃあ な」と去りかけた。 新聞広告でサイン会を知り、わざわざやって来 たのだろう。私の本を買い求めて一時間も行列 に並び、「じゃあな」の一言で去って行く。い かにもKらしかった。 「もうバクチはやっていないのか」 「やってるよ。やめるわけないだろう」 話し合いたい気持ちは山々だが、時と場所とが それ許さなかった。 「おまえは?」 と、Kは真顔で訊ねた。 「相変わらずさ。おかげでデビューが十年遅れ  た」 とたんKは、破顔一笑して答えた。 「そうかァ、俺はそうは思わない」 Kは振り向きもせずに行ってしまった。 飽食終日、心を用ふる所無きは、難いかな。博 奕といふ者あらずや。之を為すは、猶已むに賢 れり。 帰りの車の中で、何となく論語陽貨偏の一節を 誦した。 Kも私も、貴重な青春のひとときをバクチに空 費していたのではないのかもしれない。もしか したら、多くの男たちが、飽食終日心を用うる とこらなく送っていた時間を、「博奕」でぎっ しり埋めていたのではなかろうか。 デビューがそのために十年遅れたというのは、 思いちがいだろうと思った。 やはり「博奕」は、真摯に生きようとする人間 にとっては、語意の通りに博(ひろ)く奕(お お)きく、深遠きわまりない遊戯なのだろう。 だとすると、かの孔子も若い時分には、いっぱ しのバクチ打ちだったということになるのだが ――。 (『青春と読書』一九九七年十二月号) 」》 ■《「そうかァ、俺はそうは思わない」》 きょうのサワリは、「そうは」の“は”で、 すごく効いていてワサビのようにツーンとき ます。親友のKにして、初めて言える言葉だ と思います。 浅田さんの「おかげでデビューが十年遅れた」 の言い訳をバッサリと切り捨てています。そ して、「Kは振り向きもせずに行ってしまっ た。」のであります。 こうなると、これは実話なのか、それとも小 説なのかと、私は混乱をきたしますが、Kの 後姿に、見惚れてしまう私が、そこに立って いました。 さて、直木賞受賞の『鉄道員(ぽっぽや)』は、 一九九七年四月に上梓されえた浅田次郎さん の処女短篇集です。なお、前年、長編小説 『蒼穹の昴』が直木賞候補に挙げられましが、 受賞を逃しています。 この機会に、直木賞の選考委員たちが、この 作品をどう選評したのか見てみたいと思いま す。たいへん興味深いものあります。 =選考委員選評= (括弧内は当時の年齢) 田辺聖子(69歳)  「何とも気持よく泣ける小説が開巻からつづ く。」「〈しんみりして泣かせる〉“しみじ み小説”というものは、甘ちゃんの人が書く と歯が浮くものだけれど、浅田さんは辛口作 家でいられ、随所に(根性悪)(作家的視線 がきびしいこと)が仄見え、信頼できる。」 黒岩重吾(73歳)  「収録された諸短篇は、計算されつくした作 品で、余分な贅肉を削り落し、読者に夢を与 える小説の揺り籠を作った。」「私は表題作 以外、「ラブ・レター」、「角筈にて」、 「伽羅」、「うらぼんえ」などに惹かれた。 この種の短篇集で、五作に陶酔出来たのは珍 しい。」 阿刀田高(62歳)  「八篇の短篇が収められているが、よい作品 と、それほどでもない作品と、ばらつきが目 立つ。」「表題作の「鉄道員」は、わるくは ないけれど、あまりにも型通りで、涙腺をふ くらませながらも、――こんなことで、泣け るか――と、しらけるところ、なきにしもあ らず。」「しかし、よくもわるくも、これは この作家の特質であろう。」 平岩弓枝(65歳)  「最初に表題となっている「鉄道員」を読ん で、この一冊はすべて、さまざまのぽっぽや さんを主人公とする作品を集めたのかと思い 込んだら、そうではなかった。別にそのこと に苦情があるわけではないが、浅田さんなら、 そうしたかつての愛すべき鉄道員をもっとも っと書いて下さるのではないかと期待をこめ てお願いしたい気持がある。」 渡辺淳一(63歳)  「半ばまで読みすすんだところで、これなら 間違いない、という確信を得た。冒頭の短篇 から話が躍動して、人間がよく見えて説得力 がある。」「小説づくりの巧さと裏腹にある、 小説づくりのあざとさや、泣かせるツボを心 得すぎていることからくる、仕上りの浅さな どが、長年小説を書いてきた者には気がかり である。」「それを越えて、この作家には、 旬の作家だけがもつヴィヴィッドで艶な文章 の魅力がある。」 津本陽(68歳)  「「ラブ・レター」は以前に雑誌で読み、印 象に残っていた。」「どれも似た形の作品を 読者に読ませるしたたかな根性が作者の値打 ちかも知れない。」 井上ひさし(62歳)  「粒選りの中でも、さらに高い質を誇ってい た。」「八つの短編が収められているが、う ち四つは大傑作であり、のこる四つは大愚作 である。大傑作群に共通しているのは、「死 者が顕われて生者に語りかける」という趣向 で、この趣向で書くときの作者の力量は空恐 ろしいほどだ。たとえば「角筈にて」を読ま れよ。この一編で、大愚作群の欠損は充分に 埋められたと信じる。」 五木寛之(64歳)  「どの作品も最近の世相のなかで私たちが見 失ってしまっている人間の「情」というもの が、たっぷり湛えられた鮮やかな物語で、こ の作家の大技、小技、ともに優れた実力をよ く示す一冊だと感心した。」「「蒼穹の昴」 で長蛇を逸した作家が、よくも再度の金的を 射とめたものだ。強運も才能のうち、とあら ためて思った。」 小説家になるってたいへんだなァ。 ★五郎治殿御始末 (新潮文庫) 五郎治殿御始末 (新潮文庫) 〈目次〉 ・椿寺まで ・箱館証文 ・西を向く侍 ・遠い砲音 ・柘榴坂の仇討 ・五郎治殿御始末 ※浅田次郎さんの小説がまた映画化されました ★映画『柘榴坂の仇討』予告編 (2014/06/19 に公開) 【『柘榴坂の仇討』 2014年9月20日(土)から全国ロードショー 監督:若松節朗  脚本:高松宏伸、飯田健三郎長谷川康夫  原作:浅田次郎『五郎治殿御始末』所収『柘榴坂の仇討』 (中央公論新社新潮文庫)  音楽:久石譲  出演:  中井貴一  阿部寛  広末涼子  高嶋政宏  真飛聖  吉田栄作  堂珍嘉邦  近江陽一郎  木粼ゆりあ  藤竜也  中村吉右衛門  配給:松竹  ©2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会】 ★中井貴一阿部寛が“ざくろかき氷”をほおばる   映画「柘榴坂の仇討」完成報告会見(1) (2014/07/30 に公開) 【★エンタメニュースを毎日掲載!「MAiDiGiTV」登録はこちら↓ http://www.youtube.com/maidigitv 俳優の中井貴一さんと阿部寛さんが 7月30日、東京都内 で行われた映画「柘榴坂の仇討」(若松節朗監督)の完 成報告会見に登場。会見前には、劇中で重要な鍵となる 人力車に乗って登場する演出も。中井さんと阿部さんが タイトルの「柘榴坂」にかけて用意されたざくろシロッ プのかき氷を仲良く食べる場面もあった。 同作は浅田次郎さんの短篇集「五郎治殿御始末」(新潮 文庫)の中の一編「柘榴坂の仇討」が原作。彦根藩士の 志村金吾(中井さん)が桜田門外で殺害された主君・井 伊直弼の刺客を明治に入っても探し続け、ついに仇の水 戸藩浪士・佐橋十兵衛(阿部さん)を見つけ出す……と いうストーリー。映画には井伊直弼役として中村吉右衛 門さんや金吾の妻役として広末涼子さんなども出演する。 映画は9月20日公開。】 つづく (1886dys-1099ent) (1887dys-1099ent休)火 ★浅田次郎『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』 君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい ・文庫本:277ページ ・出版社:文藝春秋(2011/12) ・「本を読むより外で遊べ」と説教され、「まさか小説家にな ろうとしているわけじゃなかろうな」と非難された少年時代。 生き別れた母を想い、ともに暮らす家族に尽くし、週末ごとの 競馬を傍らに全身全霊で小説の神様に向き合ってきた人気作家 が、胸熱くする人生に景色を、深く洒脱に紡ぐ。名人の酔いし れる傑作エッセイ集。 ◎浅田次郎(あさだ・じろう)。1951(昭和26)年、東京生ま れ。著書に「プリズンホテル」「地下鉄(メトロ)に乗って」 (第16回吉川英治文学新人賞)「蒼穹の昴」「天切り松闇がた り」「勇気凛凛ルリの色」「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回 直木賞)「霞町物語」「天国までの百マイル」「壬生義士伝」 (第13回柴田錬三郎賞)「王妃の館」「椿山課長の七日間」 「五郎治殿御始末」「輪違屋糸里」「お腹召しませ」(第1回 中央公論文芸書、第10回司馬遼太郎賞)「中原の虹」(第42回 吉川英治文学賞)「一刀斎夢録」「赤猫異聞」「かわいい自分 には旅をさせよ」「一路」「黒書院の六兵衛」などがある。 ・浅田次郎

浅田次郎『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』(33)

―――――◆◎◆◎立ち読み◎◆◎◆―――――

★『秘密法で戦争準備・原発推進』〈80〉 

【―市民が主権者である社会を否定する秘密保護法】
・単行本:157ページ ・出版社:創史社 (2013/11) ・内 容:市民が主権者である社会を否定する秘密保護法、      市民生活を破壊し、民主主義さえ崩壊させかね      ない秘密法に反対。 ・著 者:海渡雄一  1981年弁護士登録。30年間にわたって、もんじゅ訴訟、 六ヶ所村核燃料サイクル施設訴訟、浜岡原発訴訟、大間 原発訴訟など原子力に関する訴訟多数を担当。1990年か ら日弁連公害対策環境保全委員会委員、2010年4月から 12年5月まで日弁連事務総長。3.11後福島原発告訴団、 東京電力株主代表訴訟、東海第2原発訴訟などの弁護を  務め、脱原発弁護団全国連絡会共同代表、脱原発法制定 全国ネットワーク事務局長。 ★秘密法で戦争準備・原発推進―市民が主権者である社会を否定する秘密保護法

★第七 秘密保全法制は戦争準備のためのもの(9)

五 ベトナム戦争を終わらせたペンタゴン・ペーパーズ事件(その1)

★1971年6月13日、ニューヨーク・タイムズ 1971年6月13日、ニューヨーク・タイムズ紙は、 ペンタゴン・ペーパーズ(Pentagon Papers)の 掲載に踏み切りました。 政府は直ちに記事差し止めの仮処分申請を行い、 これが地裁で認められると、今度は、ワシントン ・ポスト紙(Washington Post)が、同じ文書の 掲載を始めました。政府がワシントン・ポスト紙 への掲載を中止させるため裁判所に訴えると、今 度はボストン・グローブ紙(Boston Globe)が バトンを受け取り、それを掲載しました。 《「――アメリカ国防総省ベトナム戦争の実情についてまとめ た極秘リポート、「ペンタゴン・ペーパーズ」がある。ベトナム 戦争に勝利することは困難であり、戦争を続ければ公式に認めら れていた数以上の犠牲者が生ずることは避けがたいという重大な 事実の報告である。この報告書の公開とウォーターゲート事件に よってベトナム戦争終結したと言われる。 一九七一年、この「ペンタゴン・ペーパーズ」について、内部告 発者であるダニエル・エルズバーグらがコピーを作成して「ニュ ーヨーク・タイムズ」のニール・シーハン記者などにこれを手渡 した。 「ニューヨーク・タイムズ」は特別チームを作り、一九七一年六 月一三日から連載で記事を掲載した。 ニクソン大統領は司法省に記事差し止めを命じ、連邦地方裁判所 に「ニューヨーク・タイムズ」を提訴した。一九七一年六月三〇 日アメリカの連邦最高裁は「政府は証明責任を果たしていない」 という理由で政府の差止請求を却下した。 ――」》 ※※※ ・2013/12/06:深夜の国会採決 ☆特定秘密保護法参議院・特別委員会で強行採決された瞬間 (公開日: 2013/12/05) 【自民 https://ssl.jimin.jp/m/contact  公明 https://www.komei.or.jp/contact/  みんな https://www.your-party.jp/contact/mai...  維新 https://j-ishin.jp/contact/  委員長 中川 雅治 自民  http://www.nakagawa-masaharu.jp/conta... (FAX)03−6551−0904 (TEL)03−6550−0904  ツイッター https://twitter.com/Nakagawa参院国家安全保障特別委員会で、特定秘密保 護法案の採決をめぐり、中川雅治委員長(左端) の周りでもみあう委員。右端は森雅子・特定秘 密保護法案担当相=2013年12月5日 ※参院国家安全保障特別委員会中川雅治委員長 (参議院議員 自由民主党公認東京都選挙区選出) ◆◆歴史に残る暴挙を子どものために忘れない!◆◆ ※※※

◆大熊っ子集まり運動会 若松で避難の幼小中生ら220人◆

福島民報】(2014/09/21 11:25) ・伸び伸びと体を動かす大熊町の子どもたち 会津に避難して暮らす大熊町の子どもたちの運動会「顔晴(がん ば)ろう!大熊っ子!大会」は20日、会津若松市河東町の熊町 小・大野小(旧河東三小)校庭で開かれた。町民や地元住民が大 勢駆け付け、元気いっぱい競技する子どもたちに声援を送った。   東京電力福島第一原発事故に伴い、会津若松市に移転して学んで いる両小学校の児童と熊町、大野の両幼稚園児、大熊中生合わせ て約220人が参加した。   開会式で渡辺利綱町長、星憲隆会津若松市教育長らが励ました。 子どもたちは「運動会みんなの笑顔が一等賞」のスローガンを掲 げ、競走や長縄跳びなど26種目で熱戦を繰り広げた。組体操や ダンスなども披露し、伸び伸びと体を動かしていた。   同町出身のアスリート秋本真吾さん(32)が参加して、子ども や先生たちのリレーチームと対戦し、会場を沸かせた。秋本さん は「これからも子どもたちと一緒に体を動かせる機会をつくって いきたい」と話していた。》

◆福島第一 工事重複 ひしめく敷地 作業員倍増 1日6000人◆

東京新聞】(2014年9月22日 07時01分) ・タンク増設現場で働く多くの作業員ら =19日午前、福島県大熊町で、本社 ヘリ「あさづる」から(嶋邦夫撮影) 東京電力福島第一原発では、凍土遮水壁の建設や旧型タンクの置 き換えなど大型工事がひしめき、働く作業員は一日当たり約六千 人と、昨夏に比べほぼ倍になっている。休憩所には人があふれ、 通勤バスは一時間待ちになることも。現場では作業が重なり、混 乱もたびたび起きている。 (片山夏子) 十九日、本社ヘリ「あさづる」で上空を飛んだ。 増える一方の汚染水。タンク増設用地が残り少ないため、容量が 少ないタンクを撤去して新しい溶接型タンクに置き換える準備が 進んでいた。作業は同時並行で進み、一つの現場に多い所で二、 三十人の作業員がいるのが見えた。 飛ぶ前、事故前から福島第一で働いている作業員から「工事が重 なって、予定していた作業ができない日もある」と聞いていた。 生コンクリート車などの通行による道路規制や他の工事の都合で、 担当する現場に行くことすらできない日もあるという。規制情報 は事前に出るものの「どこを通って行けばいいのかわからないぐ らい規制される」(ベテラン作業員)。 一つの現場で電気系と機械系の工事が重なったり、他の工事車両 が邪魔で資材が搬入できなかったりすることもしばしば。企業間 で工事日程は調整するが、どうしても混乱は起きる。 資材を運ぶトラックも不足気味。現場監督の男性は「今日も調整 してやっと間に合った。優先する作業にトラックを持っていかれ ると、週一日の週末の休みをつぶして作業をするしかない」とた め息をついた。 休憩所も人がひしめき合う。横になることはもちろん、体を伸ば して休むことはできない。夏場には飲み物も不足した。「中に入 りきらず、廊下にビニールマットや段ボールをしいて座っている」 と技術系の作業員が明かした。 敷地への入退出の手続きでも一苦労。汚染チェックでもたもたし ていると、「何してるんだ」と怒号が飛ぶ。東電は通勤バスを増 やしたが、バス待ちの列は二百メートルほどになる時も。最近は 緩和されたが、出入りする車両も汚染検査で長蛇の列を成す。 「作業時間が短くても、移動や手続きの時間が長くて…」と若手 はぼやく。 企業は急激に増えた作業員の宿泊先確保に苦労している。建設し た寮や借り上げたアパートでは足りず、寮を増設する元請けも。 ベテランが不足している上、原発での仕事は初めての人も増え、 作業が滞る現場も多い。ベテラン作業員は「作業の調整がつかな いまま人だけ詰め込んでいる。混乱して、かえって全体的に作業 が遅れている」と話した。》

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

鎌田慧、斉藤光政『ルポ 下北核半島――原発と基地と人々』☆

・単行本(ソフトカバー): 224ページ ・出版社: 岩波書店 (2011/8/31) ・原子力発電所・核燃料再処理工場・ウラン濃縮工場・ MOX燃料加工工場・高レベル放射性廃棄物貯蔵施設・ 使用済核燃料の中間貯蔵施設、さらに核戦争の最前線基 地として機能する米軍三沢基地。『六ヶ所村の記録』か ら20年、原子力と軍事に侵食される本州最北の地を見 つづけてきた二人のジャーナリストによる報告。 使用済み核燃料が大量に集積される、もっとも危険な原 子力施設 ― 六ヶ所再処理工場原子力センターが姿を 現しつつあるそこは、かつて、農民の土地だった。マグ ロ漁でしられる本州最北端の大間町では、危険と隣合わ せの「最新鋭」原発が建設されている。 その建設地のど真ん中で、建設に抗い、自然エネルギー で暮らす母と娘がいる。原子力開発・核燃サイクルとい う国策のもとに押し潰されてきた人々の暮らしと土地、 そして矜持。フクシマ原発災害を出来させた構造と同じ 光景が広がる下北核半島の現況をリポートする。 ★ルポ 下北核半島――原発と基地と人々 ▼△ルポ 下北核半島――原発と基地と人々△▼(221)
・第6章 軍事化される半島――謎秘める自衛隊基地軍(25)
洋上にらむ対艦ミサイル――陸上自衛隊八戸駐屯地(その7)

旧ソ連は日本への侵略計画を全く持っていなかった

軍縮問題資料 2006年 12月号 [雑誌] CLUEL(クルーエル) 2016年 12 月号 [雑誌] 《「――これらの疑問に答える適切なコメントがある。一九 九〇年代にロシアのコズイレフ外相が残した言葉だ。 「旧ソ連は日本への侵略計画を全く持っていなかった。ただ、 米ソの核戦争などが勃発した時には、横須賀、佐世保、嘉手 納、三沢などの米軍基地を標的とすることにしていた」 日本に攻め寄る気はなかったというのだ。興味深いことに、 そんなソ連軍とつばぜり合いの最前線にいたはずの防衛庁の 幹部も次のように回想している。竹岡勝美元防衛庁官房長の 言葉である。 「戦後の日本に、日米安保在日米軍の存在にかかわらず、 周辺隣国が一方的に日本のみに侵攻してくるという有事の危 機は初めからなかったと思っています。(中略) 当時の中曽根首相や矢田統幕議長も(中略)「ソ連の一方的 侵攻はナンセンス」と公言されていました」           (『軍縮問題資料』二〇〇〇年一月号) ――」》

◆米軍普天間ヘリ、また部品紛失◆

沖縄タイムス】(2014年9月21日 12:38) ★Wikipedia:AH-1 コブラ 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリが18日、 キャンプ・ハンセンでの訓練から戻り点検を受けた際、ウイ ングボルトとモーリングリングと呼ばれる部品が無くなって いたことが分かった。19日、沖縄防衛局が宜野湾市に連絡 した。部品の大きさや重量、落下したかどうかは不明。 AH1は8月21日にも給油キャップを紛失し、市が防衛局 を通じ、再発防止を求めたばかりだった。市基地渉外課は 「飛行中に落下していたら、市民の生命財産に関わる。先月 から続けて発生しており、再発防止を徹底してもらいたい」 と話した。 AH1は3月に米艦船への着艦失敗事故や、種子島空港を離 陸後、トラブルで引き返すなどしており、事故は今年に入り 4件目。》

辺野古新基地断念、5500人訴え 2回目の県民集会◆

琉球新報】(2014年9月21日) 辺野古への新基地建設に反対し、ガンバロ ー三唱する参加者=20日午後3時30分、 名護市辺野古の浜(諸見里真利撮影) 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場宜野湾市)の移設 に伴う新基地建設に反対しようと、県内の市民団体などは 20日午後、建設作業が進む名護市辺野古の浜で、県民集会 「みんなで行こう、辺野古へ。止めよう新基地建設! 9・20県民大行動」を開催した。8月23日に米軍キャン プ・シュワブのゲート前で最初の集会後、今回が2回目。前 回の約3600人を上回る約5500人(主催者発表)が参 加し、「平和を脅かす新基地、政府の横暴を許すな」と声を 上げ、県内移設に反対する意思を示した。   実行委は「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」、 沖縄平和運動センター、県選出・出身野党国会議員でつくる 「うりずんの会」と県議会野党4会派、県統一連、平和市民 連絡会、ヘリ基地反対協議会で構成。   各団体の代表や名護市の稲嶺進市長、翁長雄志那覇市長、大 学生らが登壇し、新基地建設の断念を政府に訴えた。今後も 島ぐるみで建設阻止の行動を続けていくことを呼び掛けたス ローガンや行動提起が採択された。   稲嶺名護市長は、県内外に反対運動が広がっていると強調し 「豊かな海を守ることが県民の思いだ。辺野古(移設)を止 め、ウチナーンチュのアイデンティーを示そう」と訴えた。   沖縄平和運動センターの山城博治議長は、今後予定される新 たなボーリング調査や、海上保安庁による市民運動への警備 に触れ「断じてこのような無謀な工事を許さない。県民の力 で必ず止めよう」と呼び掛けた。   実行委によると、大型バスは少なくとも67台が正午以降、 続々と辺野古に到着。家族や友人、地域、職場などそれぞれ の仲間と参加し、登壇者の発言に合わせて拍手を送った。   実行委は今後、沖縄防衛局が県に提出した埋め立て工法の変 更申請を不承認とするよう求め、県審査が終了するとみられ る10月中旬をめどに県庁包囲行動を実施する予定。》
★☆★琉球新報
★世界の闇を語る父と子の会話集 [真実を知るためのキーワード篇] 世界の闇を語る父と子の会話集 [真実を知るためのキーワード篇] [目次] ・はじめに:世界の真実を知るためのキーワード  メディアが決して報じない、世界の真のカタチを  知るための言葉を分析・解説する ・第1章:ブラック国家・日本     印旛沼ティアラ19歳、幾多の試練を経て     RK理論に出会い真実に覚醒する青春の記 ・第2章:ウクライナ空中謀略     連続するマレーシア航空機の遭難撃墜事件!     情報機関が隠蔽する事件の真相と背景 ・第3章:安倍晋三アメリカのために中国と戦争をする     安倍政権が集団的自衛権の行使・TPP加盟など     売国愚策を強行する理由を暴く ・第4章:人生は一度しかないんだから、天下を取れよ 高ギャンブル性の江戸時代を概観し21世紀の 果敢な生き方を提示する父と子の会話 ・第5章:森や田んぼや畑から学ぶべきこと 日本の田畑に迫る危機! ユダヤ金融勢力謹製 の薬品に侵された作物との決別を提言 ・第6章:安倍晋三不正選挙偽首相・仮想本音インタヴュー 暗愚の宰相・安倍晋三をRK独立党記者が架空直撃、 けど意外と事実だったりして ・第7章:先人から学ぶべきこと 芙蓉の人から東武東上線風船爆弾から 長谷川平蔵まで、日本の多くの先人の教え ・長~いあとがき いい大学に行くために青春を灰色にするな、馬鹿。

◎◎◎万能川柳20周年記念ベスト版◎◎◎

仲畑貴志・編集  毎日新聞社刊 (2011/4/14) 毎日新聞の「仲畑流万能川柳」に寄せられた作品  の中から、秀逸句を厳選したとっておきの1260句。  20周年記念特別企画として糸井重里氏、南伸坊氏  ら爆笑鼎談も収録。泣いて笑って20年。5年半、  264万句から超厳選。日本のつぶやき傑作集。 ★万能川柳20周年記念ベスト版
・取りえない男の恋は金かかる    藤沢  座長
・人のハゲ笑ってたころなつかしい  東京  深川・め組
・シール張る 店員さんを追うわたし 泉大津 灰原 かおり

≪■★■≫詩歌 逍遙(俳句) ≪■★■≫

加藤楸邨

「火の記憶」

・天の川ねむらんとして美しき

・とこしへに天の川あり起ちたまへ

・紫蘇の香の径をまがりぬ天の川

加藤楸邨(かとう しゅうそん)  (1905年5月26日 - 1993年7月3日) 本名武雄。山梨県出身。はじめ水原秋桜子に師事 したが、唯美的傾向にあきたらず、生活諷詠を基 調とする「寒雷」を創刊。戦中・戦後を通じて人 間性の回復のためにたたかった。「寒雷」「雪後 の天」「野哭」「起伏」等の句集のほか、芭蕉に 関する著書などがある。 Wikipedia:加藤楸邨 

◇◆◇『出家とその弟子』◇◆◇〈139〉

※恋愛と性欲、それらと宗教との相克の問題についての 親鸞とその息子善鸞、弟子の唯円の葛藤を軸に、親鸞の 法語集『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作。 本書には青年がどうしても通らなければならない青春の 一時期におけるあるゆる問題が、渾然としたまま率直に 示されており、発表後一世紀近くを経た今日でも、その 衝撃力は失われず読む者に熱烈な感動を与え続けている。 〈この戯曲を信心深きわが叔母上にささぐ〉 極重悪人唯称仏(ごくじゅうあくにんゆいしょうぶつ)。  我亦在彼摂取中(がやくざいひせっしゅちゅう)。 煩悩障眼雖不見(ぼんのうしょうげんすいふけん)。  大悲無倦常照我(だいひむげんじょうしょうが)。                  (正信念仏偈

第四幕〈その14〉

第一場

黒谷墓地 無数の墓、石塔、地蔵尊等塁々として並んで いる。陰深き樹立ちあり。一寸した草地、所 々にばら、いちご等の灌木の叢(くさむら)。 路は叢の陰から、草地を経て樹立ちの中に入 っている。 人物 唯円     かえで     女の子、四人 時  春の午後 第三幕より一年後 [かえで]私は小さな風呂敷包みを負って、世話人に連れられて      村を出ました。村の土橋の所まで母さんが送って来て      くれました。別れる時にお母さんは私を抱いて泣いて、      泣いて―― [唯円]堪らなかったでしょう。辛ったでしょう。 [かえで]京へ来てからは毎日こき使われました。三味線や歌を 習わせられました。よく覚(おぼ)わらないので撥で      たたかれました。お稽古の暇には用使いから、お掃除      から、使わねば損のように皆が追い使いました。私は      いっそ死んで仕舞おうと思った事もありました。 [唯円]そうまで思い詰めましたか。 [かえで]ええ。お皿を一枚毀したと云って、酷く、しつこく叱      るのですもの。犬だの、青猿だのと罵るのですもの。      それでも私は黙ってお庭のお掃除をしました。      でも口応えでもしょうものなら、それこそた大変な目      に遭うのですからね。私は塵取りを持ってごみを捨て      に川原に出ました。そして河の水の流れるのを見て立      ちつくしました。その時私は死んで仕舞おうかと思い      ました。 [唯円]ほんとにねえ。 [かえで]ねえさんが居て下さらなかったら、私はきっとあの頃      死んでいたでしょう。 [唯円]浅香さんはよくしてくれましたか。 [かえで]ええ。陰になり、日向になり、私を庇うて下さいまし      た。(間)私より小さい人が新しく来てからは、私は      少しはらくになりました。けれど今度は嫌な嫌な事を      強いられました。       (つづく)    

◆◇◆◇◆開高健名言辞典<漂えど沈まず>◆◇◆◇◆(33)

開高健名言辞典<漂えど沈まず>: 巨匠が愛した名句・警句・冗句200選 ・巨匠が愛した名句・警句・冗句200選 滝田誠一郎
イギリス人のことを“牛肉食い(ビーフ・イーター)”、 フランス人のことを“蛙”、 イタリア人のことを“マカロニ”、 ドイツ人のことを“クラウツ(キャベツ)”、 と呼ぶアダ名の例があるが、 人を罵るのにその好物料理を 持ち出すのは優雅と鋭さが同時に 味わえるので悪くない手法である。 (『最後の晩餐』光文社文庫 123頁)
1)ビーフ・イーター(beaf・eater)は辞書で調べると (1)牛肉を 食べる人、ひどく栄養のよい赤ら顔の人、(2)ビーフイーター= 英国王の護衛兵の通称、ロンドン塔の守衛、(3)《俗語》英国人 ……と出ている。 英国王の護衛兵がビーフイーターと呼ばれるようになったのは、 一説にはまだ牛肉を食べる習慣が一般ではなかった時代に護衛兵 の給金の一部が牛肉で支払われていたためといわれる。 それがいつのまにかイギリス人を指す俗語になり蔑称になった。 小説家は他の作品でもイギリス人のことをビーフ・イーターと書 くことが多かった。続く

◎◆◎アートのたのしみ《カジミール・マレーヴィチ》(10)◎◆

マレーヴィチ赤と黒の正方形 シュプレマティズムのコンポジション
〈1915年 ニューヨーク近代美術館 MoMA蔵〉 (Oil on canvas 71.4 x 44.4 cm)
カジミール・マレーヴィチ
(Kasimir Malevich) 〈1878年2月23日 - 1935年5月15日〉 ロシア帝国ウクライナキエフ生まれ。両親はポーランド人 で、マレーヴィチにはウクライナ語で話し、ポーランド語で書 き、後に習得したロシア語で活動を行うという語学的分裂が生 じたとされる。 新印象主義、フォービズム、キュービズムを経て、1913年、モ スクワでシュプレマティスム(絶対主義)を提唱。モンドリア ンとともに、純粋に幾何学的な抽象表現の画家となる。1909年 「ダイヤのジャック」展などで、レジェ風にチューブ様のキュ ビズムで注目される。ロシア未来派として活躍。 やがてスターリン政権下のソ連で美術に対する考え方の保守化 が徹底し、前衛芸術運動が否定され芸術家は弾圧された。多く の同志たちと袂を分かち、マレーヴィチは一介の測量師として 写実的な具象絵画に戻り、その一生を終えている。
マレーヴィチ『自画像』(1933年)
〈ロシア美術館蔵 サンクト・ペテルブルク〉 (Oil on canvas 73 x 66 cm)    ★Kazimir Malevich (2010/05/31 にアップロード) 【Kazimir Severinovich Malevich (February 23, 1879 -- May 15, 1935) was a Russian painter and art theoretician, born in Ukraine of ethnic Polish parents. He was a pioneer of geometric abstract art and the originator of the Avant-garde Suprematist movement.】

◇◆◇マイ視聴コーナー◇◆◇

Frank Sinatra - I Loved Her 〈リリース 981年〉《60》 (2014/06/02 に公開 ) ☆☆☆フランシス・アルバート・"フランク"・シナトラ ・Francis Albert "Frank" Sinatra (1915年12月12日 - 1998年5月14日) アメリカのジャズ・ポピュラー歌手。現在も歌い継がれる 数々の世界的大ヒット曲を世に送り出し、その卓越した歌 唱力によって「ザ・ヴォイス」と称された。エルヴィス・ プレスリーマイケル・ジャクソンなどと並び、20世紀 を代表する歌手の一人である。「Q誌の選ぶ歴史上最も偉 大な100人のシンガー」において第3位にランキングさ れた。第二次世界大戦前の1930年代より死去する1990年代 までの長きに渡り現役の歌手として活動し、数々のミリオ ンセラーを連発し、また多くのミュージシャンに影響を与 えた。映画俳優としても活躍し、1953年には第26回アカ デミー賞助演男優賞を受賞している他、数多くの名作、ヒ ット作に出演している。 ★Frank Sinatra BiographyWikipedia:フランク・シナトラ

◎歌集 『美しく愛(かな)しき日本』 岡野弘彦

岡野弘彦さんは平成25年度文化功労者歌集 美しく愛しき日本』より 【誰びとか、民を救はむ】 親ゆずり 祖父(おほぢ)ゆずりの政治家(まつりごとびと) 世に傲(おご)り 国をほろばす 民を亡(ほろ)ぼす 役人(つかさびと)・政治家(まつりごとびと)  真(まこと)なき世に生きて 民は何たのむべき 天意より人意この国をほろばさむ。 議事堂はただ 政争の場ぞ 国ほろび 民ほろびゆく時の間も  あはあはとして 言葉あらそう 誰びとか民を救はむ。 天皇(すめろぎ)は老いの身ふかく 跪きます

◆◇◆日本国よ、沖縄に謝れ! 日本国よ、福島を返せ!◆◇◆

◆フィリップ・ホルム「戦争絶滅受合法案」◆

かって、「戦争絶滅受合法案」なるものがあった。前世紀の初め デンマークの陸軍大将フィリップ・ホルムが、各国に次のような、 法律があれば、地上から戦争がなくせると考えたのだ。
戦争が開始されたら一〇時間内に、次の順序で最前線に一兵卒と して送り込まれる。 第一、国家元首。 第二、その男性親族。 第三、総理大臣、国務大臣、各省の次官。第四、国会議員、     ただし戦争に反対した議員は除く。 第五、戦争に反対しなかった宗教界の指導者。
――戦争は、国家の権力者たちがおのれの利益のために、国民を 犠牲にして起こすものだとホルムは考えた。だから、まっさきに 権力者たちがから犠牲になるシステムをつくれば、戦争を起こす ことができなきなるだろう、というわけだ。    (『犠牲のシステム 福島・沖縄』 (集英社新書) 38頁) 犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書) ■見よ、沖縄の今の現実を! 知れ、日本国の自国民への凶行を! 標的の村 国に訴えられた沖縄の住民たち (公開日: 2013/06/16) 【標的の村 国に訴えられた沖縄の住民たち  http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-ni...